11日、NHKはニュース7などで、2011年11月11~13日の世論調査結果を報じた。
調査結果で特徴的なのは、野田佳彦政権の、国会や国民に対する説明不十分・根回し不足だ。
・野田内閣を支持するか?の設問に、22%が「わからない」又は無回答
・TPP参加の賛否には、38%が「わからない」
・TPP参加議論は、61%が「不十分」
・G20での消費税上げ国際公約については48%が「評価できない」
などの設問と回答でよくわかる。
昨春、小欄の知人が引っ越した際に、元の家にあった植栽のうち10株を新居の庭に移植した。
そして数ヶ月、10本のうち9本は根づき、1本は枯れてしまったが、枯れた1本だけは根回しをせずに移植したものだったという。
植木に限らず、政治の世界も同様に根回しは大切なことであり、更に、弱体化しているオバマ政権や、対米FTA問題でこじれる李明白政権を見れば、根回しは日本人にのみ根ざしたものではないことが、一目瞭然である。
この点野田佳彦首相が、TPP問題や消費税上げを、国会や国民との間で全く根回しせずに、独断的に進めていることは野田政権の立ち枯れを表している。
民主党政権は、嘘と専断で3代目に入ったが、それぞれが真に無能といえるだろう。
●以下、NHK世論調査結果。( )内は前回又は前々回調査、あるいは前回・前々回比
Q1-1、野田内閣を支持するか?
支持できず・・・・45%(53%)(60%)
支持するぞ・・・・30%(27%)(18%)
?・無回答・・・・25%(20%)(22%)
Q1-2、野田内閣を支持する理由
他よりよさそうだ・・・・39%(38%)(36%)
人柄を信頼できる・・・・34%(30%)(33%)
支持政党の内閣だ・・・・11%(11%)(**%)
政策に期待できる・・・・**%(**%)(09%)
Q1-3、支持しない理由
政策期待持てず・・・・40%(36%)(36%)
実行力がないぞ・・・・24%(20%)(16%)
支持政党でない・・・・18%(24%)(24%)
Q2-1、TPP参加の賛否
賛成する・・・・34%
反対する・・・・21%
どちらとも・・・・38%
Q2-2、TPP参加への政治の議論は十分か
十分である・・・・05%
不十分だ・・・・61%
どちらとみ・・・・27%
Q3、野田首相は「普天間基地、日米合意である名護市周辺移転への必要手続きを進める」と
大いに評価している・・・・06%
ある程度は評価する・・・・41%
あまり評価できない・・・・29%
全く評価できないぞ・・・・15%
Q4、復興財源の増税、当初の10年約束から25年に延ばすが
大いに評価している・・・・08%
ある程度は評価する・・・・41%
あまり評価できない・・・・30%
全く評価できないぞ・・・・13%
Q5、野田首相はさきのG20サミットで、消費税上げを表明した
大いに評価している・・・・08%
ある程度は評価する・・・・37%
あまり評価できない・・・・27%
全く評価できないぞ・・・・21%
Q6、上記消費税上げは、まず法案を成立させ、引き上げ前に解散・総選挙で信を問うと言うが、消費税上げと総選挙のタイミングは?
法案提出前・・・・31%
法案提出時・・・・23%
成立引上前・・・・16%
解散は無用・・・・20%
Q7、政党支持率
民主党・・・20・9%(22・6)(24・9)
自民党・・・20・4%(18・4)(19・1)
公明党・・・03・3%(04・1)(02・9)
みんなの・・02・9%(02・2)(01・7)
共産党・・・01・6%(01・9)(01・4)
社民党・・・01・1%(01・5)(01・0)
たち日・・・**********(00・1)
国民新・・・***************
新改革・・・***************
支持無・・・42・9%(42・6)(44・1)
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