我が家の地球防衛艦隊

ヤマトマガジンで連載された宇宙戦艦ヤマト復活篇 第0部「アクエリアス・アルゴリズム」設定考証チームに参加しました。

アフロ社長さんからお譲りいただきました!!

2021-01-11 13:27:20 | メカコレ奮闘記


昨年末の大晦日、日付が変わる直前、アフロ社長さんからフルスクラッチ制作された『コスモパルサー』をお譲りいただける旨のご連絡をいただきました。
長年渇望しながらどうしても入手できなかったコスモパルサー、しかもアフロ社長さんの作られたパルサーの素晴らしさは垂涎の想いでツイートを拝見していましたから、私がピョンピョンと喜び跳ね回りながら年を越したのは言うまでもありませんw



しかも、お送りいただく直前にコスモパルサーに加えて『弐式艦上中距離爆撃機』までお送りいただけるという御連絡が!!(実はもう一機お譲りいただきましたが、こちらのご紹介は別の機会に譲ろうと思います)
本日はアフロ社長さんからお譲りいただきました貴重な模型群を画像でご紹介しながら、それぞれの機体のデザインや設定について思うところを書いてみようと思います。



さて、まずは中距離爆撃機からですね。
本機はPSゲーム版にのみ登場した機体という点でコスモパルサーより遥かにマイナーな存在ですが、それでも戦闘機や戦闘爆撃機ではない純然たる地球製の爆撃機(攻撃機)はオリジナル版・リメイク版を含めても極めて稀な存在なので、お好きな方も多いと思います。
もちろん私も大好きなのですが、この機体の立体モデルは私の記憶ではガレージキットを含めても過去発売されたことはなく、立体物はフルスクラッチ作例も含めて初めて見ました。
正直今でもこんなにもレアで貴重な機体が我が家のデスクに駐機している事実が信じられません(^-^;



本機はPSゲーム付属の設定資料集にデザイン画が公開されており、メカデザインの宮武さんの字で「地球防衛軍 中距離ミサイル爆撃機」と記されています。
機体名が「弐式艦上中距離爆撃機」に改称されたのは、一式艦上戦闘攻撃機コスモタイガーⅡとの整合性や、字義的に「中距離ミサイルを搭載した爆撃機」と誤解されるのを避けるためでしょうか。



機体構造は双発機かと思いきや、本体尾部にも同型のエンジンが装備されているようなので三発機ということになりそうです。
ミサイルは本体の上部と下部に大型を各一発搭載する設定です(画像では未搭載)。
オリジナル版ならDMT-97、リメイク版ならドルシーラと同じくらいの規模の大型対艦ミサイル(宇宙魚雷)を搭載できそうですね。



機首と左右両エンジンの先端部に「←」マークが記されているので、あるいはこの機体はヤマト2とⅢに登場した中型雷撃艇のリメイクなのかも・・・と思ったり。
小型機主体の防衛艦隊艦載機群からすると怪物じみた機体ではありますが(褒めてます)、逆にオリジナル版の中型雷撃艇とコスモタイガーⅡとのスペック差が微妙だっただけに、これくらいの差別化の方がコンセプトがはっきりしていていいですね(雷撃艇も機首部が分離して大型ミサイルになるという設定があり、攻撃力は高い筈なのですが原作では活かされませんでした)。
ヤマト世界の地球機体は「コスモ〇〇〇〇」と命名されることが多いですが、本機にそうしたペットネームが用意されなかったのも、同じくネームのなかった「中型雷撃機」のリメイクだったと考えれば多少は納得もできます。



ゲーム内においては本機は、ヤマトのイスカンダル行やデザリアム本星行に途中から加わる戦闘空母に搭載されていました。
こんな大きな機体をどうやって艦載(格納)するんだという疑問を抱かれるかもしれませんが、左右のエンジン部から(エンジンも含めて)主翼が上方に折り畳まれ、更にエンジンより外側の翼部が前方にスイングするというリメイク版コスモゼロも真っ青のトランスフォームを行う設定です(設定資料集にイラストで説明されています)。
とはいえ、機体全長までは縮められないので、多数機の運用は大変でしょうけど、それを補って余りある攻撃力や足の長さから、運用が続けられていると理解すべきなんでしょうね。



続いてはコスモパルサーですね。
言うまでもなく宇宙戦艦ヤマト復活篇に登場した地球の主力艦上戦闘機です。
高機動ミサイルの多数搭載による圧倒的な制空能力(想像w)はもちろん、経験に乏しい若年パイロットでも手足のように扱える操縦の容易さ(これも想像ww)、主翼を根元から折り畳むことでの格納効率の高さ、重爆パッケージなる大威力の対艦攻撃オプションなど、立ち位置や機能的には「さすがは傑作機コスモタイガーⅡの後継機」という機体でした。
ただ、劇中での本機は大半(特に空戦シーン)がCGモデルで描かれているのですが、当時のCGモデルは現在のものほどは洗練されておらず(それ以上に観る方も慣れておらず)、そうした点もあってビジュアル的にかなり損をしているかな・・・と思っています。



正直私も劇場で観た際には「細いし華奢な機体だなぁ・・・」と当初はあまりいい印象を抱くことができず、それが変わり始めたのは小林誠氏の書籍に掲載されたイラストを見て以降でしたね。
この機体、コスモタイガーⅡ並みの小型機と考えるとキャノピーを含む機首の長さとか胴部の厚みとか、過去のヤマト世界の機体と比べると機能やバランス的に収まりが悪い部分がある気もします。
その点、むしろ既存コスモタイガーⅡよりも大柄の機体と考えた方が収まりが良さそうな感じです。



その点、アフロ社長さんのコスモパルサーと2199ファルコン、2202タイガーⅡのメカコレは丁度いいサイズ感だと思いました。
つまり、薄い・足りないのではなく、全体が大きいんだと。
それだとヤマトに60機も乗らないという御意見もあると思いますが、それは小型機扱いでも同じでしょう。
同じ世界における過去の機体群とのバランス的整合性って、その世界のもう一つの物理法則みたいなものなので、個人的にはできるだけそれに沿った解釈をしたいところです(幸い復活篇の機体群にはサイズについての数値設定はないのでw)



また、本機に対する評価でいえば、加藤兄弟や山本などパイロットキャラクターに恵まれていたコスモタイガーⅡとは異なり、復活篇のパイロットは「お前スパイだな!!」の小林淳や「あんたが手当てしな」の佐々木先生とか、クセが強すぎる(w)キャラばかりで、その点でも本機は損をしている気がします。
その点、復活篇第二部以降が製作される際は、よりとっつきやすいキャラへと成長してくれているといいですね。



ヤマトマガジンに連載された「アクエリアス・アルゴリズム」内で言及されていましたが、慣性制御技術のブレイクスルーで一見華奢に見える機体ながら、機体規模に数倍するサイズの重爆パッケージ装備等、大きすぎるペイロード(というか、ペイロードという制限そのものの劇的緩和)を確保できるようになったという点で非常に先進的な機体であると同時に、非常に妄想を刺激してくれる機体です。



デザイン的にも、今回改めて2199のコスモファルコンや2202のコスモタイガーⅡ、PS版コスモタイガーⅡと並べてみましたが、どの機体とも十分に親和性が感じられて、地球製艦上戦闘機(戦闘攻撃機)の系譜を感じ取ることができました。
更にこの系譜には、今後も新たな機体が生まれ、加わる可能性もあります。
オリジナル版では『コスモタイガーⅢ』という機体が加わりましたし、リメイク版でも玉盛さんの新たなデザイン画が掲載されたりもしていますので。



今回、アフロ社長さんからお譲りいただきましたコスモパルサーと中距離爆撃機の画像を御披露しながら、両機について思うところを書いてみました。
ここまで画像をご覧いただいて皆さまにも十分伝わったと思いますが、どちらの機体も設定画を細部まで忠実に再現されているのは勿論、各部のバランスやシャープさは最新のB社模型と比べても遜色ありません。
末永く大切にして、今後の妄想創作にも活かさせていただきます(^^)

本来、当記事はここまでの予定でしたが、追加でもう一つ。
1月15日公開予定の『宇宙戦艦ヤマト」という時代 西暦2202年の選択』ですが、残念ながら公開延期となってしまいました。



かねてからのコロナ禍、緊急事態宣言再発出という状況を考えれば致し方ない判断と思います。
延期後の公開時期や、この決定が本作に続く「宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち」の公開にも影響するのかもまだ分かりませんが、一日も早いコロナ禍の終息を祈念しながら、ここが我慢のしどころと考えて気長に待つことにしましょう。
その間も、ファンの皆であれやこれやブログやSNSで盛り上がりを維持できるといいですね。







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