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6480blog 新栄町歯科医院

新潟県胎内市の歯医者「新栄町歯科医院」の情報をブログでも発信しています。

プラン

2015年02月25日 | 日記

ある患者さんから大量のゴボウをいただきました。ありがとうございます。


また別の方から大量のニンジンをいただきました。ありがとうございます。

スタッフ一同で山分けいたしました。(ペコリ)

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うちの夕飯にきんぴらごぼうの出る確率が85%UP!!!


で、プランの話・・

先生ごと、あるいは患者さんごとに治療プランが変わると思います。

その先生の方針や、患者さんの年齢や性別、病気の有無など様々ですから・・


(画像は許可を得て掲載)



左上2番の欠損・・5年以上、人工歯を接着剤で固定していましたが、頻繁にはずれるようになりました・・


君ならどうする?

初期治療して、矯正して、2番の骨欠損部をGBRして、インプラント埋入していきます?

それとも、もう一度人工歯で固定してみます?

それとも、1番3番のブリッジでいきます?

いや、ここは弾性義歯やウェルデンツの出番じゃない?

とか、プランは沢山あると思います。。。

お前はどうした?



接着性ブリッジでいきました。基底面はリジラップです。

理由は・・

頻繁に脱離するので人工歯での暫間固定は?

自費は今現在選択できない

GBRして基底面をオベイト型にしたいが、審美面でそこまでの要求はない

1,3番は極力削りたくない

清掃性を良くしたい

保険適応

大沼社長が得意なケースで、形成指示をもらえた

等々


口蓋側形成面は咬合に関与しない部位を選択

ハイリップでもないので、普段のスマイルで歯頸部が見えることもなさそうです。

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私の中では「アリ」

宝くじに当選した暁には矯正、インプラント含めフルマウスで治療させてください。

次・・

大臼歯の咬合が無い方、俗にいうバーティカルストップの欠如ケース

特に片側・・

保険ですと義歯しか選択肢がなく、自費で4,5削っての後方カンチレバーブリッジも予後が悪く、何より患者さんがこの状態でも「今のとこ不自由ない」と思っていることが多い・・・

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将来がとても心配です!!


インプラント埋入後14年目のデンタル

左下6,7欠損の方、開業1年目に埋入したケースですが・・

インプラント埋入14年目、他の部位で抜歯になった歯は1本もありません。

骨が良かった、メンテナンスが良かった、理由は沢山ありますが、事実です。

使ったインプラントはストローマン、スタンダード、1回法TLです。

私見ですが非審美領域、骨の大きな造成が必要のないケースでは、1回法TLで2ピース、スクリューリテインが1番リスクが少ないと思っています。



左下5番7番支台のブリッジ、7番の歯根破折で抜歯になり、バーティカルストップが無くなりました・・・患者さんはまだ40代、残りの人生半分以上あります。

ここで、義歯を選択するケース、インプラントを選択するケースを提示し、インプラントを6番相当部に埋入の計画を立案


埋入直後のデンタル


半年後のメンテナンス時のデンタル


口腔内写真

マージン部にメタルが露出することもなく経過良好です。

使用したインプラントは1回法TL 2ピース、スクリューリテイン

ただし、メーカーはストローマン社ではなく・・


ジンマー社のスイスプラス

ストローマンが決して悪いとは思ってはいません、今でも最高のインプラントだと思っています。

表面性状SLAはインプラントでもっとも信頼しています。

ただ、現在はチタンのエイジングの問題が取り沙汰され、それを解決するために紫外線を当てたり、あるいは液体のアンプルの中に入れてエイジングを回避し、骨結合を高めるという考え方にシフトしています、さらにより短い長さ、より短い待時期間・・

私はインプラント専門医ではないので、間違っているかもしれませんが、エビデンスがコロコロ変わるのはいかがなものかと思います。

整形外科分野でもチタンは良く使われています。(人工関節や骨折時のボルト)

ただし、撤去が前提・・人工関節の寿命は15年~20年と一般的に言われています。

頭の部分が骨と軟組織を貫通している歯科インプラント、口腔内の環境は非常に厳しいところです・・

海外だけでなく、日本人での臨床成績も必要ではと思っています。(私見)

で、なんでスイスプラスを選択したか?

表面性状がHAだからというと、拒否反応する先生方も多いと思います(確信)

HAは感染に弱いらしいじゃん!と私もずっと思っていました。

悪くないと思い始めたのは、

HAインプラントの大御所のH先生の考えが昔からぶれていないこと
ストローマンのインストラクターだったT田先生がHAを支持していること
昭和大学のインプラント科の教授が使い分けだよと言ったこと
日本人で20年以上の長期症例が出ていること

そして 前述した 非審美領域での私の第一選択肢、1回法 TL 2ピースでチタンとHA2種類があるのはスイスプラスだけ・・

感染に関しては・・


骨と接する部位で最上部(粘膜に近く、細菌が最初に入り込む部分にはHAのコーティングをしていないというリスク回避が出来ている

さらに2重スレッドでテーパーが付いているので初期固定が強いというのも長所

スターゲイトシステムで補綴物まで一貫してジンマーでできること

3iを傘下に収めたので、エンコードシステムが導入されると期待している

フィクスチャーとフィクスチャーマウントと印象用トランスファーとヒーリングキャップが1セットに入っているので、費用を抑えられること

ストローマンと上部構造に互換性があること

などから、ストローマンとジンマーのスイスプラスを使い分けています。2回法BLはストローマン1択ですが・・

書いてて自分でも良くわかんなくなってきましたが・・・

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色んなプラン、考え方があって、答えは一つじゃないよ!!!!で、〆させていただきます!!!