10月1日は「国際音楽の日」なんだそうです。
バイオリン奏者のユーディ・メニューインという人が、国際紛争が絶えないことを嘆いて提唱し、1977年にユネスコの国際音楽評議会総会で制定されたということです。
それから半世紀近く経つわけですが、国際紛争が絶えないということでいえば、いままさにそういう状況があり……そんななかで、この記念日にふさわしい曲をいくつか紹介してみようと思いました。
ノルウェーの歌姫Sissel さんによる、サッチモのカバーWhat a Wonderful World。
Sissel - What a Wonderful World
この曲は、いろんなバージョンをこのブログで紹介してきました。
戦争のなかで、平和な世界への願いを込めた歌……やはり、そのメッセージが哀切に響いてくるのです。
今年亡くなった高橋幸宏さん。
ジャッキー・デシャノンの名曲What the World Needs Now Is Love(「世界は愛を求めている」)をカバーしていました。
What The World Needs Now Is Love
以下、歌詞の一部を拙訳で引用しましょう。
これ以上の土地など必要ない
育てるのに十分なだけのとうもろこし畑と麦畑がある
照らしてくれるのに十分な日の光と月の光がある
世界がいま必要としているのは愛 かぐわしい愛
足りないのは、ただそれだけ
一握りの人のためではなく すべての人への愛
ちなみに作曲者はバート・バカラックですが、奇しくもそのバカラックも今年亡くなっています。幸宏さんが亡くなった一か月ほど後のことでした。
この曲が収録されているのは、Broadcast from Heaven というアルバムで……まさに「天国から放送」というのがふさわしい珠玉の一曲です。
ジャクソン・ブラウンの Doctor My Eyes。
ジャクソン・ブラウンといえば、今年は来日公演があって、そのことでもちょっと記事を書きました。最近、彼の初期の代表曲である Doctor My Eyes がPlaying For Change のプロジェクトで公開されています。
冒頭ジャクソン・ブラウン自身がピアノ弾き語りをしていますが、そのバックにオリジナル音源でベースを弾いていたリランド・スクラーとパーカッションのラス・カンケルも参加。リランド・スクラーが弾いているラブ&ピースふうのベースにも注目です。
ジャクソン・ブラウンといえば、今年は来日公演があって、そのことでもちょっと記事を書きました。最近、彼の初期の代表曲である Doctor My Eyes がPlaying For Change のプロジェクトで公開されています。
冒頭ジャクソン・ブラウン自身がピアノ弾き語りをしていますが、そのバックにオリジナル音源でベースを弾いていたリランド・スクラーとパーカッションのラス・カンケルも参加。リランド・スクラーが弾いているラブ&ピースふうのベースにも注目です。
このプロジェクトは多数のミュージシャンが参加して一つの曲を演奏するというもので、ほかにも世界中のいろんなミュージシャンが参加しています。日本からはChar さんがギターで参加しました。
Doctor My Eyes | Jackson Browne | Song Around The World | Playing For Change
Doctor My Eyes | Jackson Browne | Song Around The World | Playing For Change
今年は大きな訃報があったということをいろいろ書いてきましたが、先ほどの「世界は愛を求めている」と同様、この曲に関しても、そういう話が関わってきます。オリジナル音源でバックコーラスとして参加していたデビッド・クロスビーが、今年亡くなっています。
最後は、ベタですが、Imagine で。
2014年、ユニセフが子供の権利条約25周年を記念して行った『イマジン・プロジェクト』の動画です。
こちらもまた、世界中からさまざまな人が参加。参加しているのはミュージシャンだけでなく、たとえばフィギュアスケートのキム・ヨナさんなんかもいます。日本からは、PUFFYの二人が参加していました。
Imagine (UNICEF: World Version)