夢畑通信『畑の花』 田舎暮らし体験日記

北海道に移住して二十数年。田舎での子育てを終え、残された夫婦は新たな楽しみを見つける旅を続けます。

にんにくの正体は・・・?

2020-07-15 07:45:26 | ブログ


「植物って無駄なことはしないものです。」



昨日のブログの続き。ニンニクのから伸びだした、この奇妙な物体の正体の話。
先ずは、水鳥に例えるなら頭の部分をナイフで半分にしてみました



拡大!



中から出てきたものは、形や匂いから言ってもニンニクそのもののようです



ほじくり出してみるとみると、小さいけど、皮を剥いた状態のニンニクに見えます。
花の蕾(つぼみ)を想像していた方も多いのではないかと思いますが、これはどうやら蕾ではないようですな。

もう一度、ニンニクを観察すると、ニンニクは地下根以外にも色んな所にニンニクがあることを知りました。



一般に言われるニンニクから数センチ上の所にあったり、の画像(中央右の茎の部分)でもわかるように、茎の中央部が膨らんでしたりする部分からも、まぎれもなくスーパーで売っているニンニク臭のするニンニクらしきものが形成されています。



これがそうです。右が水鳥の頭から取り出したもの。真ん中は茎の中央部から取り出したもの、そして、左はニンニク部位の少し上にニンニクが形成されています。

何故そんなに色んな所に実を付けるのか・・・・?

ここからは学者ではないので、農家目線の想像です
ニンニクには花がない。花が咲かないのは長年のニンニクの進化の中で必要がなくなったのでしょう(品種によってはチャイブ(西洋ネギ)のような紫色の花を咲かせるものもあるようです)。
一般的に植物は花粉を交配させ、種を作り、その種が、より良い環境を求めて子孫を反映させようとするのですが、
ニンニクは強かった。
種を一杯作り出し、より良い環境を求めるよりは、自分を鍛えて、どこでも育つ、どんな状況でも育つエネルギー(力)を身に付けてしまった。
だから我が家のニンニクには花がないし、品種によっては花をつけても種は生まれないようです。
花がなければ、品種改良もできません。てことは、ニンニクって品種はないの・・・?
多分、そうだと思います。
場所によって環境が違うので、若干のバラつきがあるとは思いますが、種を作らなくなってからは、交配による進化は生まれない。だから、品種は同じ。
ただ、人間はより良いニンニクを求めて選抜します。そこで産地ブランド、福地ホワイト6辺なんてブランドが生まれたのかもしれません
繰り返しますが、あくまで学術的な根拠はありませんのであしからず、、、、。
とにかくニンニクの計り知れないパワーはそんなところからも感じられますな。
農業をしていて、ニンニクとニラの生命力の強さは感じるところです。ニラの話は別の機会にしたいと思いますが、本当に病気知らずで腐りずらいニンニク。臭いからと言って嫌う方もいますが、利用しない手はないと思います。

――――「食べすぎ注意ですよ!」「胸焼けしますから・・・・」
適度な量をしっかりとって暑い夏を乗り越えましょう!

ニンニクパワーを語っといて、とてもいやらしいのですが、宣伝させてください。

今年も大ぶりのニンニクが一杯取れたので、ニンニク丸ごと『黒にんにく』を販売します。
僕としては常識的な価格だと思いますが、昨年と同じ価格800gで4000円(税・送料込み)
かなりお得感のある商品です。是非、お求めください。発送は9月から行います。先ずはお問い合わせください。

7年前だったと思います。お友達から、10個ぐらいニンニクを頂き、年々増やしてきました。そろそろ品種ではなく自分のブランドと言って良いかもしれませんね。
黒にんにくを食べて僕も農作業頑張ります。皆様も元気に素敵な一日を過ごしましょう!――――「それでは行ってきます!」


豪雨被害にあわれた全ての方にお見舞い申し上げるとともに、災害の一日でも早い復旧をお祈り申し上げます。

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