夢畑通信『畑の花』 田舎暮らし体験日記

北海道に移住して二十数年。田舎での子育てを終え、残された夫婦は新たな楽しみを見つける旅を続けます。

議員報告(ディサービス編P-4)

2019-10-31 08:17:42 | 議員報告


名寄市の社会福祉協議会(以後社協という)による居宅介護支援事業所の不正問題が北海道新聞に、昨日、今日の二日間、大きく取り上げられていました。
『対岸の火事』と言っていいのでしょうか・・・?

新聞からの情報なので自分の見解が100%正しいとは思いませんが、
焦点になるのは情実主義的な古い習慣と性善説にあるのではないかと思います。
日本では昔から情実的な感覚を美学としていたところがあり、人はみな善人だから組織や部下を守る為に嘘はやもえないという思想があります。
ましてや、友人や知人を守るためには仕方ないこと、と言った感覚が田舎に行けばいくほど残っているような気がしてなりません。
当然、それが田舎の良さだったりするところですが、もはや介護支援はビジネス。
大きな人のエネルギーを使うものだからこそ、優しさや、貴さや、まして人間関係の美学で割り切れるものでない。
特に介護の現場を見て、触れて、知ればこそ、介護の大変さや、奥深さ、そして合理性を感じるのです。



さて赤井川村のディサービスセンターの問題も暗礁に乗り上げ、舞台を特別委員会に移し、話し合いがもたれることとなりました。
住民の皆様にとっては「何やってんだ!」と思われるところでしょうが、議会と言う場所は、住民代表として熟議する場です。
難しい問題だからこそ、時間をかけ、じっくり論議を交わし、慎重に進めていますので
どうかこの状況を理解の上、もし、ご意見があればお伝え頂ければ思います。

前回の報告で、議長の奮起とも思える発言で白樺案が否決されたことはお伝えした通りですが、
そのあとの展開はスッキリしない。もしくは、理解しがたいものとなっています。

簡単に説明すると、
10月17日、馬場村長から、デイサービスの今後についての意見交換会がありました。
その時は「白樺会案は否決されたので、今後どうしましょうか?」という感じだったように思います。
それぞれ色んな意見が出た中、残った意見は、
現状のまま、赤井川村がデイサービスを運営する案と、三事業を分離して民営化する案です。
後(二番目)の案は、、、、確か議長ひとりからの提案です。
かなり強引に感じたのは僕だけかもしれませんが、デイサービスをアマランスが指定管理し、在宅介護と訪問介護を社協に委託すれば良いのでは・・・?
と言うものでした。

そして10月29日
新聞の地方欄の記事の通り、
デイサービスを村直営でやった場合と、議長が提案した分離案の予算のシミュレーションが資料として提出され、その説明後、
馬場村長からは、分離した場合も、直営も、予算的には大きくなるので、先ずは直営に戻し、審査方法を見直し、あらためて公募したいという旨の意向を示しました。

それに対し、議長は「基準点(プロポーザルの結果)を満たした二番手の村の業者に託せば、当初に掲げた2500万円でできるのに、なんで大幅に予算を増やしてまで直営でやらないといけないのか?」という意見が出ました。
もともと直営でやっても、人員の確保やコストがかかりすぎて運営できないというのが、民営委託のスタートで、その為に2年間の、様々な議論を重ねてきた。それなのに、その議論をすべてなくし、予算を増やしてまで直営でやるというのは、いささか住民の理解を得ることができないというのが主張です。

かなり激しい議論になったのですが、僕が受けた印象としては「馬場村長は主張を曲げなかった」ということ。
議長は「理事者側の責任問題だ!」という言葉まで口にしましたが、29日の会議の決着としては、新たに特別委員会を設置し、再度議論を深めようというものでした。



会議後、僕と議長の会話で、議長が言った印象的な言葉が、
「あっちの業者(白樺会)にお金を出さなくても、村の業者にお金を使った方が村民は喜ぶだろ」というものでした。
確かに『稼ぐ村』と言う観点でいえば「外部からお金を集め、集めたお金は外に出さない」というのが基本中の基本です。
でも、今回の問題を一番に考えなければいけないのは利用者だし、次に考えるのは、そこで働く人達のことだと思います。
それに、この三事業を村外業者に運営をしてもらったとしても、どれだけお金が外に出るかと、予算書を眺めても少ないのがこの事業の特徴なのです。

いつまでこの問題を長引かせるのでしょうか・・・・?
「先ずは、来年はどうなる?」と言うのだけでも決めてあげなければ、利用者も従業員も困ります。
特別委員会が設置されましたが、次の委員会の開催日は未定。特に年末年始になり、日程調整が難しくなるこの時期。
熟議が必要と言ってもスピード感のないまま、ずるずると続くのはいかがなものかと思います。

今日の名寄の北海道新聞の一面記事の最後に書かれていた文字は「怠慢」でした。
議会も怠慢だと思われないように、しっかりと審議し、住民の方にはわかりやすく説明する。それも議員の役目ですよね。

長くなるので今回は現状報告まで、、、次回は僕なりの考えを加筆するつもりです。


ハロウィンですね。ミコさんが午後から遊びに来るって!
お菓子一杯買っておこうと思います。

皆様も「ハッピー・ハロウィン エンジョイ・ハロウィンナイト!」


インフォ(スナップエンドウ)

2019-10-30 07:18:03 | 農業


インスタとブログにスナップエンドウの記事を載せたら、お申込み、及び、お問い合わせが数件ありましたのでインフォメーションです。

スナップエンドウは、今日、11月1日、11月4日の3回収穫する予定です。
余程強い霜が降りない限り、お申し込みはまだ大丈夫です。
昨日までにご注文いただいた方には今日の収穫分を発送します。
ご検討いただいている方は3日までにお申込みいただければ発送は可能。お待ちしています!

スナップエンドウは本当に重宝する野菜です。
先ずは、茹でるだけで美味しく食べることができます。炒めても良し、煮ても良し、歯ごたえも良い。スープや野菜炒め、煮物に添えても美味しい。
そして、日持ちがする。乾燥を避ける為、霧吹きで湿らしたジップロックに入れておけば約1か月は大丈夫。
そして、価格なのですが、



―――――「本当に高いですよね~(笑)」
スーパーでは7本入りが290円。それも日持ちが良いものだから、かなりひどい代物まで売られているのが現状です。
先日もスーパーで見ると、カビの生えたものまで売られていました。

お申込みいただければ新鮮なスナップエンドウを最上の状態でお届けしますよ~
ブログの特質上、価格を紹介しませんが、是非、お問い合わせください。料理好きの方は冷蔵庫に入れておくとぜったいに重宝しますから、、、、。

と言うことで、今から収穫に行ってきますね。



昨日、アスパラの枝刈り終了しました。



これで外仕事は全部終わり。
残すはスナップエンドウと倉庫の片付けだけです。

秋深まり、見回すと山の樹はほとんど葉を落としたようですね。
冬の備えはどうですか?本州も秋が始まった頃だと思います。
お風邪などひかぬようご自愛くださいね。それでは!


2019-10-28 09:03:26 | 農業


今シーズン二回目になる霜が降りました。薄らと車の窓が白くなっていましたがビニールハウスのスナップエンドウには影響なく元気。
いよいよスナップエンドウも終盤で、いつ終了しても良い状態です。
生長点を止めたので、現在着いている実(花)を収穫して止めようと思っています。一応、11月4日が最終の予定。



今年は暑さの影響でスナップエンドウにとっては苦戦の年でした。
収穫量は昨日出して、やっと290箱。昨年は390箱、一昨年でも340箱は出したので、だいぶ悪い結果ですね。

暑さ以外には問題はなかったと思います。発芽も病気も害虫にも事前にアプローチでき、生育は良かったのに収量が上がらなかったのは9月前半の厚さですね。



一番成長が良い株がようやくネットの最上部に到達。すべての株がこの高さまで行けば400箱は超えると考えています。
来年に向けての課題だなぁ~。まだまだ、改良予知のあるスナップエンドウ栽培ですが、価格は良かったので、ちゃんと稼いではくれましたよ~。



週末は釣りに行って、そのあとで家族全員集合してカラオケ。「一杯歌いました!」
写真は一杯とったのに、顔出しNGの面々なので、美虹(ミコ)の笑顔だけで勘弁してください。
春から色々と苦しいことが多かったシーズンでしたが久しぶりに楽しい時間を過ごしました。―――――「次はいつかなぁ~」



畑もアスパラの枝刈があと4列。雪囲いも終わりそろそろ『冬籠り』。

それにしても暖かい秋ですが、膝が痛くなったり、喉がイガイガしたり、肌が乾燥したりと、冬の難しい体調管理も必要になってきましたね。
皆様もお気をつけてお過ごしください。
10月最終週。素敵な1週間になりますように、、、。

商品の発送完了について

2019-10-19 10:04:27 | 農業


幌武意港・古平港・出足平港とお魚を求めて近場の港めぐり。でも、釣果はなし!
青物はいない。ホッケもいない。イカもいない。



釣果はなくても良い景色は見ることができました。写真は出足平漁港での二枚。
初霜が下りた17日の早朝、寒かったけど朝日がとても綺麗でしたよ。



秋は美味しいものが満載です。ジャガイモはポテトフライが一番です。今年はあまり多く取れませんでしたが栗は大きく甘い。今まで味わったほどのない味です。
まだまだ美味しいものが一杯ありすぎて目が欲しがりますが、体重制限もあるので、体重計と相談しながら食べていきたいと思います。

さて、先日で、お申し込みの商品(一部指定のジャガイモを除きます)はすべて発送。最後に送ったスナップエンドウも、そろそろ届く頃だと思います。
今年のお申込みで、商品未達のものがありましたらご連絡お願いします。最近はうっかりやら、忘れることが多いので、、、、。

最後の荷物を送りだすと、指を1.2.3と折りながら「これで何年目だっけ?」と、毎年数えてるような気がします。
今年はその数も26。赤井川村に移住して26年です。
今年は春から色んなことがありすぎて、気持ちが色んな所に揺す振られた一年で、心も身体もズタズタになった気がしますが、
なんとか、、、、来年の準備作業を始めています。堆肥を撒いたり、アスパラの枝を刈ったり、ビニールハウスを片付けたり、農作業道具の洗浄などなど、、、、。
野菜作りにとって、今年は本当に恵まれた一年でしたが、来年にも期待を込めて、じっくりと片付け作業をしたいと思います。

貯蔵したジャガイモを始め、冷凍かぼちゃ・黒ニンニクなど11月に追加販売も行う予定です。是非、お求めくださいね。

それでは雨の休日ですが、皆様にとって良い一日になりますように、、、、。

秋深まる

2019-10-15 06:56:04 | 農業


日に日に秋の色が濃くなってきました。周りを見回すと紅葉が綺麗です。
畑は生命の息吹を感じるものがほとんどなくなりましたが、この寒空の中、来年に向けて一生懸命に芽吹きだしたのがいます。
それがニンニクです。ニンニクはこのまま雪の下になって春を待ちます。この我慢強さが美味しさの、、、そして健康野菜の源かもしれません。



農作業もいよいよ終わりに近づいてきました。
今週は天気も安定しているので、スナップエンドウのハウスを残し、すべての作業を終えることができるのではないでしょうか・・・・?
昨日は秋の耕起作業(トウモロコシの部分だけ)を終えて『寒イモ』の貯蔵を行いました。例年3基貯蔵するのですが、今シーズンはイモが一杯余ったので4基。
寒イモのお申込みお待ちしています!一年中、我が家のイモをお楽しみ下さいね。

と言うことで、春のイモも楽しみですが、色んなものが美味しい秋。食べ過ぎ注意報発令中ですねぇ。



今週、両親が奈良に戻るということで、家族全員が集まり夕食会があったり、
バイアスロンの大会を観戦に行ったり、
海の状態を見に行ったりしましたが、半分以上は農作業をしていたので、まだまだ農家モードですね。



寒くなってきましたが、釣りをしたいので早めに片付け作業を頑張りたいと思います。



台風19号は、多くの地域に災害をもたらし、多くの方々の財産と、多くの心に深い爪痕を残しました。
被害にあわれた皆様方には、謹んでお見舞い申し上げるとともに、一日でも早い復旧を期待するところでもあります。

よく言われていることですが、想定外と思われた気候変動は、今までの常識では計れなくなっています。
地球規模でその変動に対する対策が必要急務だと感じています。
地球温暖化がCO2の排出量だけが原因なら、遠い光ですが感じることができるような気がします。でも、
アメリカが言っているように太陽の温度上昇が原因なら止めることができません。
長期的な気候変動を想定した、生活環境整備や住空間の見直しが必要なのではないでしょうか・・・?

今回はあまりに被害範囲が広く、このあとのインフラ以上に経済問題にも発展するのではないかと思いますが、
先ずは、多くの人たちが、あらゆる助け合いの気持ちを集結して乗り越えたいと強く感じました。
ワンチーム。ラグビーのように各ポジションで役割分担があっても、心通わせた日本に期待したいです。



議員報告(デイサービス編P3)

2019-10-10 06:58:40 | 議員報告
(デイサービス編P1)から読んでください。


プロポーザル、公開プレゼンテーションと、初めてとしてはキッチリしていたと思います。評価項目など何処から引用したのかはわかりませんが、概ね管理業務内容を理解するには充分の内容でした。
名乗りを上げてくれたアマランス・白樺会・社会福祉協議会、プレゼンの良し悪しはありましたが、個々の特徴、情熱を感じる発表をして頂けました。そして、僕なりに三者の利点・欠点を知ることが出来たような気がします。

行政のくだした結果は「否決」記事の数日前に北海道新聞が発表しました。御存じの方も多いと思いますが『白樺会』でした。
8人の選考委員が出した点数をお知らせしておきます。
白樺会 661点
アマランス 603点
社会福祉協議会 未発表(※議員資料には三事業者の点数は掲載されていましたが村のHPでは社協の点数は発表されていないので削除しました)

社協の点数が思ったより低かったのは、村が提示した指定管理料2500万円を大きくオーバーした為です。
個人的にプレゼンテーションを聞いた限りでは、社協案をもっと高く評価しても良いと思いました。
点数の配分に少し問題は感じます。どこに評価のウエートを置くかは難しい問題ですが、
白樺会のサービス内容(質的な評価)は高くとても魅力的で、社協の指定管理料の減点分を考慮しても圧勝だったと感じました。(加筆あり)


では、何故否決されたのでしょうか?
その秘密は予算書の中にあったのです。

こちらも僕の想像になりますが、白樺会はプレゼンテーションに重点を置き過ぎた。その結果、向こう3年間の予算書を軽視。年間の補助金2500万円と、前年度までの決算書ありきで、適当に作ってしまったのです。
確かに杜撰(ずさん)な予算書の内容でした。

それに気付いたの議長。あっぱれでしたね。
少し乱暴な表現もあったような気がしますが、
議員必携にはこう言う言葉が書かれています。少し長くなりますが、、、。

政治家とは、常に地域の現状と問題点を考え、将来のあり方を踏まえて住民を指導する立場にある。指導するためには、それなりの識見と信念を持つことが要求され、これを行政に、また、住民に訴えて説得しなければならないのである。
そのために、政治家に強く要求されるのが「勇気」と「奮起」である。※学陽書房発行『議員必携』参照


乱暴な発言を好むわけではありませんが、「奮起」と考えると納得です。

ただ、この指定管理の問題は副村長が言う通り、先決議案で一丁目一番地の問題。随分、議論はしました。一年がかりの検案。
このままと言う訳にはいきません。
特に、利用するお年寄りにとっては、数字上の定量評価より、サービスの中身を問う定性評価の方が何倍も重要なのです。

議会決議ということを考えると僕にも責任があるので、本当に言葉を選びますが、、、。あえて言わせてもらえれば
時代に沿った課題や、問題点が村の中には色々あって、もっともっと議論をしなければいけない先決事項はまだまだあるのに、いつまでこの問題を引っ張るのかと、、、。
医療や福祉を始め、介護事業の制度やサービスが変動していく中、本当にこのまま村が事業体あっていいのかを考えると、、、、
問題を凍結させ、先送りすることが、良い選択だとはとても思えないというのが僕の考えです。

委員会最後の質問で僕は
――――――「否決されたら、、、、この先どうなるかんですか?」
という質問をしたら、役場の方々はそろって慌てた顔をしザワつかせたと思います。
事務局長が後で僕のところにそっと寄って来て「連さん、その質問はダメです」と伝えてくれました。

あえて言うなら、「そんなことはわかっています!」

でも、傍聴に来ている人の何人かは、、、、「否決されたらどうなるんだろう・・・・?」って考えていたはずです。(リサーチ済み)
その質問の裏にあるのは、このまま放置されては困ると思っている村民が多いということ、議員立ち位置と住民の立ち位置を無理やり離す必要はないということです。
難しい問題は住民目線に立って考えるのが一番です。
ドレードオフ
難しい問題に満場一致はありません。どこかに犠牲は払うことになるのでしょうが、本当に良い機会です。
村(行政)の実行力とリーダーシップを是非見せてもらいたいものです。

総務特別委員会で議決された時、委員長は審議不十分と言う事で反対に回り4:3で否決。
更に審議を深める必要があります。―――――「さてさて、皆様はどのように考えますか?」



・・・・・議員報告をどのようにするか模索中です。
今回のように難しい案件に関してはブログに紹介しながら、加筆してHPにまとめようと思っていますが、あくまで個人の報告です。
上でも書いた通り議員の立場もあるので悩む点もいくつか、、、、。何かアドバイス等ありましたらお伝えください。



昨日は雨風が一日中吹き荒れていましたが、今日明日は安定した天気のようですね。
今日は相棒と一緒に農作業。明日は遊びに行こうかな・・・・?

良い一日になりますように、、、、。読んで頂きありがとうございます。

議員報告(デイサービス編P2)

2019-10-09 07:46:21 | 議員報告


週末は登別、月曜日火曜日は社会勉強の旅に出て、相変わらずバタバタの日々を過ごしています。

前回の続き。民営化に付いてもう少し書かせて下さい。

民間に業務を行うと利害関係生まれます。これに不安視する議員の声もありました。
まぁ、世の中、悪い奴らも多いから不安になるのは考えとしては間違いない。ただ、民営化のメリットはそれよりも大きいことも近年無視できないところです。
そのメリットのもっとも大きなのが、皮肉にも『儲ける』という事にあります。
当たり前の事ですがデイサービスで儲けるには利用者を増やさなければいけません。当然、サービスが悪い施設には行きたくないものです。
現在デイサービスで働いているスタッフは、とても献身的にサービスをしていることは知っていますが、少し目線を変えて、儲けるという観点でデイサービスを見ると、現状よりサービスの充実が図られるのではないでしょうか?
特に、リハビリを目的に余市に通う人も多いと聞いています。身体を効率よく動かし元気なお年寄りを多くする為にも、まだまだやることはありそうです。
お年寄りが満足して笑顔が増えるサービス、その実現に向け何が必要か真剣に考えるにはいいタイミングだと思います。



もう一つ、物品の購入しても経験値の高い方が有利。
これは、農業者でもある僕でも良く経験することですが、購入量が増えると価格が安くなる場合が多いし、商品の選定においても経験値が高い方が失敗は少ない。
言うまでもありませんが、効率的に人と物を動かすには、民営化は魅力的で僕は民間に業務にお願いする指定管理は賛成で、村の優先課題だと考えます。

そんな議論は、多分、僕が議員になる前にされていたのでしょう。多分、、、。

僕が赤井川村の議員になった最初の会議は既に第二段階の選定のやり方に付いてでした。

一番疑問に感じたのは選定委員の選定。役場の職員のみで構成される8名がジャッジマンと言うことです。
やはり民間人を入れるべきだと今でも思っています。透明感がない事への不満を委員会で伝えました。
ただ、この小さな村で選定委員の抽出する難しさや、プロポーザル方式(複数の会社に企画、提案をして貰うこと)であること、そして、プレゼンテーションを公開ですると言うので新人議員は渋々納得したことを付け加えておきます。
本音をいえば、途中参加の議論です。大人しくしておきたいところでしたが、あまりに難しい問題を避けて通れない。そう思うと興味が湧くのです。

二番目の疑問はこの介護事業に名乗りをあげる民間会社が有るのか?
そして、手を挙げる理由です。

この答えは議長が教えてくれました。
お金に関してはそれほどメリットはない。
でも、公共事業を請け負う事による社会的なメリットは大きいと言う事らしいです。
そして、二社一事業所の公募があり、選定作業がスタートしました。

今日はここまでにします。



週末の登別は良い天気でした。地獄谷の形相も以前見たものより『のどか』に感じて、爽やかな秋の空気を感じることができました。



それに比べ、今は強風が吹き荒れていますが、四日間も畑を開けていたので心配です。
早くおさまってくれると良いのですが、、、、。

それでは行ってきます。良い一日をお過ごしください。

議員報告(デイサービス編P1)

2019-10-05 07:55:09 | 議員報告


議員になり3か月が経過しました。途中、何度か議員報告としてブログに書きたい、または書かなきゃという欲求がありましたが、
何を伝えることが一番いい選択なのか?を考えと、不安を感じることが多すぎ、右や左を見まわしているばかりで、後回しにしていたというのがホンネ。
・・・・ちなみに、議員報告をしている議員がだれ一人もいない(多分)ことが、不安の原因だったりします。
そもそも、ブログで良いのか・・・?とか、口語体で書いていいの???とか悩みますが、あくまでこのページは僕個人のブログなのでいつも通り、日記として批判は受けないつもりで書きたいと思います。

昨日、新聞の地方欄に「赤井川議会『白樺会』案を否決」と載りました。何年ぶりの出来事でしょうか?
「否決されたのでこれで終わり!」とは思っていないので、あくまで、わかりやすくお話ししておこうと思います。
ちなみに採決の結果は
賛成:連・辻・湯澤
反対:曽根・能登・山口(議員番号順・敬称略)でした。つまり3対3の同数。
でも、議会のルール、委員会決議で川人議員が反対を表明して否決と言うことになりました。

スタートは平成30年1月に遡ります。
デイサービスセンターの運営を赤井川村社会福祉協議会(以後、社協と呼ぶ)に任せられないか?と言うものだったようです。
議会に対しては平成30年12月の定例会にて、介護三事業(デイサービス、訪問介護、在宅介護)の委託を社協と協議している旨の報告がなされたようです。

ただ、一年間かけて業務委託検討したのですが、社協側の体制(社協評議員への配慮や管理責任者等の人員配置)に不安が残り、うまくまとまらなかったようです。

そして、業務委託から指定管理に変え、社協ありきのから、一般公募に形を変えて事業者を募り、選定をすることとなりました。
業務委託から指定管理に変える理由は、業務委託では介護給付費請求事務を行えないという法的な理由のようです。
一般公募の要綱や方法、そして結果は村のHPで記載されていますので、興味のある方はご覧ください。ココをクリック

では、ここからが個人の意見になりますが、なぜ民間に業務を移行させる必要があるのか・・・・?と言うことです。

現在は村がデイサービスの運営を行い、村の職員とパートさんでデイサービス業務を行っているのです。
当然、そのメリットは金銭的な透明性でしょう。村は営利団体ではないのでとてもシンプルです。

ただ、問題は村の職員がサービス業務を行っていることです。
議会でも発言しましたが、地方公務員として赤井川村の勤務しているものが、何年もハイエースに乗ってお年寄りの送迎をしている。一日の業務の大半が送迎の為に費やされるのです。
皆さんは「違和感を感じませんか・・・?」
僕は毎日それを眺めながら、運転手より「もっと仕事があるでしょ」。現に、現在、この担当をしている職員はある分野ですごい才能を持った人物だと僕は思っているのです。
―――――――「本当にもったいない!」

更には、近年の社会構造から言っても委託分業は必要です。
たとえば、僕は約10年前に身体のことを一年かけて学び整体師の資格を取りました。ただ、昨今、医学療法の技術や技法、知識は目覚ましく変わり、僕が10年前に学んだ知識は既に時代遅れだったりすのです。
だから、最新の知識を得るための努力が必要になりますが、その学びの場の最前線は専門的な知識を持っている現場や、その知識を計画的に学ぶことができる学校がベストです。
そのような場所で育ったプロを求めるなら、村の職員やパートさんでは難しい。だから、民間に業務委託が主流になるのです。

もっとわかりやすく言えば、病院を運営する場合、病院の床掃除を病院の先生がやっていたらどう思いますか・・・?
「院長っ~床掃除までして立派だわ~」と思う人もいるでしょう。でも、現代社会では通用しませんよね。
床掃除する時間があれば、知識や技術、個人のスキルアップに時間を費やして、患者が安心して受療できるできる病院になってもらいたい。
多少、お金がかかっても床掃除は院長の仕事じゃないでしょう。
言うまでもありませんが床掃除にしてもプロがいますから、お金で解決できるならその技術を持ったプロに委託すべきなのです。

「おっと!」
あまり長いお話は向かないので、今日はこれぐらいにしておきましょうか・・・?
つまり、民間に委託できるなら民間にお願いをしようと言うのが自治体の判断です。

役場もこの問題は緊急課題(一丁目一番地)だと言っているので、あまり悠長にしてもらいたくない。
僕もこの続きはなるべく早く書きたいと思います。


台風の影響で外は雨、今月中旬に両親が奈良に戻るので、今日はささやかな親孝行で温泉に連れて行こうと思っています。
天気悪いですけど、皆様も素敵な休日をお過ごしください。