心が暖かくなる話

街で見た聞いた、「心が暖かくなる話」。
さあ、肩の力を抜いてみませんか?
            by 千葉正孝

第108章「お風呂」の話

2006-05-24 | うれしい
土曜日、久しぶりの快晴

息子とSorachocoのミニライブを見て
買い物をして、さあ自転車で帰ろう

いつの間にか、空が真っ二つ
南東の空は晴れ、北西の空には黒い雲

「家まで持つといいね」
「そうだね」と走り始める

風が出て来た
湿っぽくなって来た
霧雨が、と思った瞬間
ザーッ!痛いほどの雨が

横なぐりに雨、前が見えない
車はしぶきをあげて走り抜ける
ブレーキがきかない
途中の倉庫の軒下で雨宿り

30分たっても雨はやまず
どんどん寒くなる

「さあ、行くぞ!」二人で声を合わせ、雨中の旅

家に着いた
ガスストーブをつけ、財布と携帯、ポケットの中身をその前に置き

「風邪ひくぞ!風呂だ!」
浴室に駆け込み、シャツと、ズボンと、靴下と、パンツを積み上げ
浴槽とシャワー
・・・
「温まって来たね」「そうだね」

5年ぶり、いや10年ぶり
父子で入ったお風呂
小さかった時は浴槽に二人で入れた
雨のおかげで昔話

玄関からストーブの前まで、クッキリと足跡が!

〔おまけ〕
二人で浴槽に入れた頃に比べ、息子は身長が伸び、私は腹周りが成長していました。


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