宝石の定義は、
美しく、希少性が高く、経年変化がない
ことです。
美しさや、希少性が高いこと等は、
比較的は分かり易いのですが、
経年変化がないという部分は
加熱処理などの品質の改良が商業的
に始まってまだ、50年ぐらいですので、
これからどうなるか…心配なところです。
さらに、宝石の場合は、経年変化が無い
という部分は、価値観についても
問われます。
例えば、ルビーやサファイアの加熱処理
についての考え方…
これも時間と共に変化する
可能性があります。
添加物を加えた加熱なのか、従来の方法
での加熱処理なのか…など、
時代ごとの需要と供給のバランスも
考慮する必要があると思います。
私は、20年もすれば、天然ルビーであった
としても処理がされていると宝石として
の価値はかなり下がっているだろうと
予想しています。
だから、創業以来、モリスのルビーは、
ミャンマーの無処理で美しいルビーです。
鉱山省の調査でも分かるように、残る
埋蔵量の少なさから考えても、
その絶対的価値観は、この先、
ずっと経年変化しないはずです。
変化があるとしたら、近い将来、
需要に対する希少性が高くなること、
お金の流通量が多くなるなど、
価値が上がっていく方向だと思います。
下記は、ミャンマーの鉱山ごとのルビーの
原石です。
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