風に吹かれて アンマン

日々の想いを記録に残せたらと願っている
内容は「ヨルダン事情・風物詩・気質」「中欧旅行記」「シリア旅行記」などからなる

エジプト旅行 10日目 (黒砂漠 オアシス 温泉 カイロへ戻る)

2010-02-08 | エジプト個人旅行記
5月27日 晴れ

5:00過ぎに目が覚めた。
砂漠の夜は寒いと聞いていたが、そんなに寒くはなく快適だった。

まだ夜明け前である。


(夜明け前)

暫らくすると辺りが明るくなり日の出を感じさせる。


(砂漠の日の出)

辺りを散歩してみる、フェネックを見かける。
仲間はいないようだ。


(単独行動のフェネック)

またドライバーのアハマッドさんが夜明けのお祈りをしている姿が見られた。

こっそりとシャッターを切る。


(聖地メッカに向かってお祈り中のアハマッドさん)

7:00前 お祈りを終えたアハマッドさんが朝食を準備してくれる。


(朝食)

朝食後、ゴミなど残さぬように袋に入れる。

7:40 車は出発。


(砂漠をあとに)

途中の木々のあるところがオアシスらしい。


(緑の木々が見えてくる)

ちょっとオアシスにある小さな村に寄ってみる。


(村への道は舗装されている)

オアシスの歴史は古く、古代から棗ヤシが採れ、
現在では輸出しているところもあるそうだ。

我々が訪れた村には共用の鉱泉もあった。


(鉱泉 浸かることもできるようだ)


(鉱泉を汲み上げているらしい)


(かなりの湯量で温かい)

オアシスの村を後にし黒砂漠へと向かう。

黒砂漠は月面写真で見たような風景である、礫石は確かに黒ずんでいる。


(黒砂漠風景)


(月面のような黒砂漠)

小高い山がありアハマッドさんに登ってみることを勧められる。


(この小高い山に登ってみた)

15分ほどかけて登ってみると360度のパノラマが開けた。


(パノラマ風景 真ん中下にあるのが我々の四駆車)





黒砂漠の探索を終え、車は昨日ランチを食べたホテルのある
バハレイヤ・オアシスのバウィーティ村へと向かった。

ホテルに行く前に少し村の博物館や遺跡群を廻ってもらうことにする。

まず考古局博物館に寄る。


(考古局博物館を示す標識)

バウイーティから6kmの地点(キロ・シッタ)から発掘され、鮮やかな彩色が
施されたグレコローマン時代(紀元前4世紀頃)のミイラ3点が展示されていた。

このキロ・シッタの地点では1999年3月に、なんと106体もの
ミイラが発見されたところである。
その周辺には1万体にも及ぶミイラが埋葬されている可能性もあり
すべてを発掘するには50年以上も要するのではと言われているそうだ。

あと近くの遺跡群をいくつか探索する。

写真撮影が許されていないのが残念であった。


(墳墓郡バンネンティウの墓を示す標識)

バンネンティウは古代エジプト末期王朝時代(紀元前6世紀頃)の
リビア系大金持ちで、ワインをテーベ(ルクソール)などに輸出することにより
巨万の富を得たそうだ。

すぐ横にはバンネンティウの父であるジェドアムンエファンクの墓もある。


(バンネンティウの父ジェドアムンエファンクの墓の標識)

次に砂漠の中に残る遺構アレクサンドロス大王(紀元前4世紀頃)の神殿に向かう。

ここは保存状態がよくなく、往時の姿を想像するのは難しかった。


(土器などが散らかったままのアレクサンドロス大王の神殿)

最後に第26王朝時代の(紀元前6,7世紀頃)アイン・イル・マフテラ神殿に行った。

神殿は損壊を防ぐため屋根で覆われており、現在も修復作業が続けられている。


(屋根を覆われたアイン・イル・マフテラ神殿)

いくつかのマイナーな遺跡を廻ってみたが、まだまだ発掘なり整備が
不十分で、今後まだ暫らく時間がかかりそうとの印象を受けた。

11:45 遺跡群の小探索を終えホテルに到着。

このホテルには鉱泉がある。

今回の旅行でこの温泉に浸かるのも大きな楽しみの一つであった。


(着替え用の部屋を借りる)

温泉は円形で深さが2mほどもあった。

ちょうど60cmの深さまでお湯がたまったので入ってみると
湯かげんもよく、砂漠キャンプの疲れが癒され快適だった。


(のんびり温泉に浸かれた)

温泉から上がり、着替えを済ませホテルが準備してくれた昼食をいただく。
もちろん風呂上りのビールをもらう。

昨日いたカナダ人夫婦もまだ滞在中で、ランチを食べていた。
砂漠ツアーには行かずのんびりしていたそうだ。

14:30 昼食後、日本人のオーナー夫人と少し話したあと、
アハマッドさんの運転でバス停まで送ってもらう。

15:00 バス出発


(クーラーの効いた快適なバス)

走行時間は5時間ほどである。

20:00ごろバスより美しい日没を見る。


(カイロ近くに沈む太陽)

20:15 バスは来たときの出発駅とは違って、
ピラミッド近くの地下鉄ギザ駅が終点である。

バス停からギザ駅まで歩かなければいけない。

迷っていると老人が着いて来いというので、そのまま着いていき
4,5分歩いて無事駅に着くことができた。


(地下鉄ギザ駅構内)


(地下鉄のホーム)

老人が案内してくれたお陰でスムーズに乗車することができた。

老人は出張で地中海沿岸の都市アレキサンドリアまで行くとのこと。


(彼がギザ駅まで案内してくれた)

老人と別れて地下鉄を降り、ホテルに向かう。

21:00 ホテルに戻る。

フロントに預けていた荷物を受け取り部屋に行く。

軽くシャワーを浴びたあと、先日と同じくホテルのレストランで
ビールを中心とした夕食をとる。

23:00 就寝。

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