ロサンゼルスのロック・グループ/ラヴ「LOVE」の3rdアルバム:
不思議な魅力のアルバム、こんなアルバムはいままで聴いたことがない。
”Forever Changes”(1967)がそれ。
1曲目の”Alone Again Or”から始まるフォークロックやサイケデリックぽい曲そして
ピート・タウンシェンド(ザ・フー)が書くようなロック”The Daily Planet”などが
入り混じり、たまに引っ張り出して聴くたびに新鮮な驚きを覚える。
アーサー・リー(Vo)のうまいのか下手なのか判らない声にも引き込まれるな。
アルバム全体に施されたストリングスの響きと
アコースティック・ギターの情熱的なサウンドが美しい。
そして効果的なブラスが厚みを加わえ、時にメキシカンな香りもしたりする。
この不思議なサウンド・・・
理屈や分析してみたところで、コイツはやっぱり文句なしの傑作なのだ。