五叉路のグラフィティ

田舎者からの便り...。

バイオリンのおけいこ

2017-07-29 19:50:55 | 音楽

佐藤公彦さんの死去を今日の朝刊で知った(先月亡くなったとのこと)。
AMラジオの深夜放送を聴いていた中学生の頃、ケメ(佐藤公彦)の歌
『バイオリンのおけいこ』が好きだったとこを思い出し
ELEC ANTHOLOGY (2CD)を取り出して懐かしく聴いた。

エレック・レコードって知っていますか?
よしだたくろうが契約アーティスト第1号としてLP『青春の詩』を出している。
フォークソング・ブームの70年代初頭の頃、URCやベルウッドとともに
若者向けのフォーク、ポップ、ロック傾向のレコードを出していたレーベルだ。
当時の僕は、まだそんなレコード音楽業界の隆盛状況は知る由もなかったが。

今にして思えば僕の音楽的嗜好の一部分は、このエレックが出したレコードに
大いに影響しているような気がするし、このブログ文章のくだらなさにも
反映しているのではないかと、薄々感じています。(アホや~)

このアンソロジーに収録されている曲で今でも好き、聴く?! といったら

バイオリンのおけいこ ケメ(佐藤公彦) 
春夏秋冬  泉谷しげる
恋のビート 山口富士夫
母に捧げるバラード 海援隊
悲惨な戦い なぎらけんいち
尾崎家の祖母(おざきんちのばばあ) まりちゃんズ
金太の大冒険 つボイノリオ
みかん色の恋 ずうとるび
 
・・・山田く~ん、ムンドリさんの座布団1枚とりなさい!・・・ (笑)

R.I.P. 佐藤公彦(愛称: ケメ)  (1952.1.9 - 2017.6.24)

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あの頃ペニー・レインと

2017-07-22 23:55:38 | 映画

1970年代に活躍したロックバンドのスター達の訃報が相次いで届くのが寂しい今日この頃。
オ-ルマン・ブラザーズ・バンドのグレッグ・オールマンが2017.5.27、
イーグルスのグレン・フライが昨年2016.1.18に死去した。このふたりにも関わりが深くて
ロック・ジャーナリズムに挑む少年ライターの青春を描いた史実にも基づく素敵な映画。

あの頃ペニー・レインと Almost Famous (2000・米)
製作・脚本・監督:キャメロン・クロウ 出演:パトリック・フュジット、
ケイト・ハドソン、ビリー・グラダップ、フランシス・マクドーマンド

ものがたり:15歳のウィリアム(P・フュジット)はrollingstone誌の記者に抜擢され
ロック・ジャーナリストとして、人気急上昇中のバンド:スティルウォーターのツアーに
密着取材することになった。彼はそこでペニー・レイン(K・ハドソン)と出会い、恋心を抱く
ようになるが、彼女はバンドのギタリスト、ラッセル(B・グラダップ)と付き合い始める。

監督のキャメロン・クロウは、実際に15歳でローリング・ストーン誌のライターだったので
1973年頃、上り調子のロックバンドの状況がリアルに感じられる(当時のヒット曲が多く
流れるし選曲が抜群)。映画&ロックファン共に大いに楽しめる青春ロック映画の傑作だ。

レッド・ツェッペリンのナンバーが一番多く流れたのかな?ZEPファン必見(笑)
エルトン・ジョンの2曲(Tiny DancerMona Lisas and Mad Hatters)の使い方がいいね!
特にツアー・バスの中で歌われるTiny dancerには泣ける。エンド・ロールにビーチ・ボーイズ
”時の流れ Feel Flows”が流れるのが余韻に浸れていい。最後まで集中して観ていれば音楽が
終わった時レコードプレーヤーから針が上がる音が聞こえる。最後の最後まで憎いぜよ。

おっと、バンドのグルービー:ペニー・レイン役のケイト・ハドソンに一言。実の母親は、
ゴールディ・ホーンなんだよね。血は争えないな~、母娘とも魅力的という意味でねっ

コメント (4)
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暁の空中戦

2017-07-16 07:02:00 | 音楽

1966年全米のヒット曲に、シュガータウンは恋の町/ナンシー・シナトラ
ジョージー・ガール/ザ・シーカーズ、グッド・ヴァイブレーションズ/ビーチ・ボーイズ
英国からメロー・イエロー/ドノヴァンなど楽しいアメリカン・ポップスが数々ある中で
ちょっとかわった曲が僕の気をひいた。『暁の空中戦』って何?ってな訳で..。

暁の空中戦/ロイヤル・ガーズメン
Snoopy VS. The Red Baron / The Royal Guardsmen (1966)
オールディーズ好きまたはスヌーピーファンの人なら知っているかな?
“ピーナッツ”の4コマ漫画で人気者のスヌーピーを扱ったノベルティ・ソングです。

スヌーピーファンならおなじみのレッド・バロン(バイク販売の店じゃありません!念のため)
第一次世界大戦で活躍したドイツ空軍の英雄“赤い男爵 Red Baron”こと
Manfred von Richthofenその人だ。空想癖のあるスヌーピーが
第一次世界大戦の撃墜王フライング・エースFlying Aceに扮し
犬小屋の愛機(戦闘機ソッピース・キャメルSopwith Camel)に搭乗し
レッド・バロンと空中戦を繰り広げるというエピソードがある。

この題材をモチーフにノベルティ・ソングにしたのがこの曲で全米2位の大ヒット。
歌詞にこの空中戦を盛り込んで文字通りドッグ・ファイト!という楽しい曲です。(笑)

このアルバムはこのタイトル曲を含む彼らのファーストで、ほとんどがカバー曲。
ちょっとマイナーだけどヒット曲が数多く歌われています。気楽に聴けていいよ~ん。

ハリウッド・アーガイルズ(全米3位)のAlley-Oop(1960年)、”Wooly Bully”で有名な
サム・ザ・シャムとファラオズの“赤ずきんちゃん(Li'l Red Riding Hood)”(同2位1966年)
ザ・マラソンズ(同20位)のPeanut Butter(1961年)、ザ・キングスメンの
Jolly Green Giant(1964年)、ジョニー・ホートンの“ニューオーリンズの戦い”(1959年)
ジーン・ピットニー(同4位)の“リバティ・バランスを射った男”(1966年)。そして、
ボ・ディドリーが2曲(Road RunnerBo Diddley)に隠れた名曲がBaby Let's Waitだ。
ヤング・ラスカルズのファーストにもさりげなく収録されている目立たない佳曲だよ!

スヌーピーの犬小屋が戦闘機にかわるようにベトナム戦争が激化する前の
アメリカン・ポップスは夢があっていいよな~。
夢見る頃をとうに過ぎた男の空中(Web)戦でした。あつ~!暑さに撃墜、以上これまで。

コメント (2)
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I Can’t Stand The Rain

2017-07-08 18:14:42 | 音楽

九州北部豪雨(7月5日~)の状況を報道で見聞きし
自然の猛威に言葉もありません。・・・ってな訳で、

The Hi Masters / Ann Peebles (1998)
メンフィス・ディープ・ソウルの落ち着いた歌声の持ち主
アン・ピーブルズの傑作コンピレーションを聴いている。
1970年代にHi-Recordsに残したシングル曲を集めたもの。

I Can’t Stand The Rain”(1973)は、
タンバルの型を叩いて雨音を表現したイントロが斬新で秀逸な曲。
ジョン・レノンが愛聴盤と言ったほどなのだ。

I’m Gonna Tear Your Playhouse Down”を筆頭にして
Hi-Recordsらしい分厚いホーンがからんだサウンドが素晴らしい。

アル・グリーンの女性版とうべきか
アレサ・フランクリンのHi-Records版というべきか
彼女の深みのある歌声を聴きながら・・・

被災された皆様 心よりお見舞い申し上げます。

コメント (6)
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