五叉路のグラフィティ

田舎者からの便り...。

オーディオ奮闘記

2009-05-30 09:05:07 | Weblog
先日、本屋で立ち読み大爆笑した本。そのまま帰るのは"悔い残す"!?と購入した
エッセイ本「オーディオ小僧の食いのこし」(牧野良幸・絵と文/共同通信社)
著者のオーディオ小僧としてのクロニクルが、同世代の(僕のほうが若干年下!)
僕の経験と とても似通っていて泣けるほど笑わしてもらった。

オーディオ奮闘記 ~moondreams・屋外アンテナを立てるの巻~
マッキー氏(牧野良幸)は、電気屋にFMアンテナを立ててもらっていた。
(アンテナ王子P.44)文系ならではの奮闘ぶりが可笑しさを増していたが、30年前?
僕は理系で、電気関係にも強く&体育会系であったので自分でやろうと発起。

FM用5素子八木アンテナ(正式には八木・宇田アンテナと言います。)を購入し
梯子を使い2階の屋根に初めて上がり(若干足が震える)取り付ける。
一番下がFMアンテナ
ステレオがある部屋の壁を電気ドリルで穴を空け(無茶苦茶しちょる!)
アンテナから延ばした5C-2V同軸ケーブルを、チューナーにつなぐ。
母親を呼び『チューナーの感度レベル針が右いっぱいに振れたら合図して!』と
言い残し、アンテナ方向の微調整ため再び恐怖の2階屋根に登るのであった。

苦労の甲斐あり、クリーンなFM放送が聴けるようになり
エアチェックにも更に熱が入ったものでした(70年代~80年代)。
私家版アーカイヴ

最近は、FM放送を聴かなくなりました。魅力がなくなったかのな。
みなさんは、どうですか?
コメント (8)
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本のレコード

2009-05-26 06:39:50 | 音楽
”Talking Book”を辞書で引けば「(盲人用の)本のレコード」とある。
スティーヴィー・ワンダーが、モータウン・レコード制作体制の干渉からのがれ
自由に作品を発表できる権利を勝ち取り発表したアルバム・タイトルでもある。

トーキング・ブック Talking Book”Stevie Wonder(1972)
なんとも控え目なタイトル。しかしS・ワンダーには曲作りの創造力・先進性が
溢れ返っており、タイトルなんかどうであれ爆発的なヒット曲を出すことを予知し
自信に満ちた楽曲を発表したんじゃないかな。その後の快進撃も素晴らしい限り。

フェンダーローズ・ピアノのイントロから魅了される美しい曲
”サンシャイン You Are the Sunshine of My Life”と、
クラビネット演奏もファンキーなケタはずれの音楽”迷信 Superstition ”。
この2曲が№1ビッグ・ヒットし、グラミー会員も挙(こぞ)って賛辞を贈った。

盲目であるとかハンディ・キャップがあるとかいう ものさしを越えた聴くもの全ての
人を惹きつける音楽のダイナミズムの魅力に、タダひれ伏してしまう僕なのでした。
アルバム・ジャケットだって聖人のような雰囲気だしね。(笑)
心で眼で読めば、それは素敵な”Wondering Book”さ!!

P.S.それにしても"セサミ・ストリート" でのコノ演奏は凄いぞ。
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黒いブーツでぶっとばせ

2009-05-23 18:49:56 | 音楽
「暴走族の彼氏がバイク事故で死んでしまった」と歌う効果音もゴキゲンな曲、
”黒いブーツでぶっとばせ!/ Leader of The Pack”1964年に№1ヒットを放った
60年代の白人ガールズ・ポップ・グループ「シャングリラス」。
"語り"や "物語性"、"効果音入り" を特徴としたヒット曲の数々は楽しいね。

”The Shangri-Las Collection”(LP)似てねェ~、イラスト(怒)
後にエアロスミスもカバーした、レッド・バード・レーベルでのデビュー・ヒット(全米5位)
”リメンバー~渚のおもいで Remember (Walking in the Sand)”・・・かもめも鳴いてます。
2ndSingle”リーダー・オブ・ザ・パック”ナンバー・ワン・ヒットの後も、ヒットは続きます。

”家へは帰れない I Can Never Go Home Anymore”なんて暗い内容(家出)の歌も、
あまり上手くないリード・シンガー(Mary Weiss)の可愛い声で微笑ましく聴こえます。
♪"ママ~( Mama- !)"....まあ まあ、抑えて 抑えて お嬢さん。(笑)

Red Birdレーベル最後のシングルでは、なんとベートーヴェン”月光”ピアノソナタ第1楽章が
バックに流れる中、哀しげに朗読する”Past, Present and Future”なんて曲もあります。
キッスは目にして!(ザ・ヴィーナス)やJupiter(平原綾香)よりずっと前にこんなんやってました。

当時のレコード制作サイドの創造性に感心しますね。ヒット曲を狙いメロ・ドラマチックに
アレンジを施し、か弱き女性の ゆううつ や"影"の部分をプロデュース(演出)する。
ベンベンベン・・・それは誰かと訊ねたら・・・シャドウ・モートン(George "Shadow" Morton)!


***お後がよろしいようで。***
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ロック史上最高のデュオ

2009-05-20 18:18:55 | 音楽
やってきますねサイモン&ガーファンクル(S&G)。今年でふたり合わせて136歳!
別に合わさなくてもイイ・・・今夏 16年ぶり3度目の来日ツアーできっと最後の来日公演。
(7月8日ナゴヤ、10,11日東京、13日大阪、18日札幌 4会場 すべてドーム球場にて)
仕事帰りに”旧友 old friends”に会って来ようかな、今から楽しみです。

それじゃ、久しぶり これに針を下ろしてみよう!
明日に架ける橋 Bridge Over Troubled Water” Simon and Garfunkel (1970)
有終の美を飾った感傷的な不朽のオリジナル・アルバム、青春・Milestoneの一枚だね。

A面は「兼高かおる世界の旅」よろしくポール・サイモンのワールド・ミュージックへの
傾倒が伺える。ゴスペルっぽくて感動的な”明日に架ける橋”、南米ペルーは
”コンドルは飛んで行く”、そしてアフリカへ”いとしのセシリア”と旅は続く・・・。

B面はフォーク・ロック最後の輝きを映し出しており、こちらもよい。”ボクサー”では
デュオの魅力が♪ラ・ラ・ライ~と心を打つし、先輩デュオThe Everly Brothers
愛を捧げるかのように”バイ・バイ・ラブ”のカバー収録してる点も好感が持てますね。

よーっし!S&Gに会うという小さな目的、生活の楽しみ・張りを見つけたので
5月病なんかにかからないぜっ。まあ、そんな高尚な病気には無縁な僕ですが (笑)
S&Gの歌で5月も6月も Feelin'Groovy ! 7/8「水曜日夕、午後七時」にお会いしましょう。
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キープ・オン

2009-05-16 17:33:55 | 音楽
せっかくの週末だというのに、五月晴れがどころか小雨ふるチョイ寒い一日。
スカッとしたカントリー・ロックで、気持ちだけは爽やかにKeep On !といきたいね。

”キープ・オン / And The Hits Just Keep On Comin'”(1972)Michael Nesmith
Keep On Comin'!
元モンキーズ(The Monkees)のマイク・ネスミスのソロ5作目。
マイクのボーカル&アコースティック・ギターとレッド・ロードス(O.J."RED"Rhodes)による
ペダル・スチール・ギターの作り出すサウンドは新緑の風のように何処までも爽やか。

リンダ・ロンシュタットがいたグループ、ストーン・ポニーのファースト・ヒット曲
”悲しきロック・ビート Different Drum”(全米13位)のセルフ・カバーが聴き物。
And The Hits Just Keep On Comin'という皮肉なタイトルのとおり、モンキーズのような
商売気からかけ離れた自由なカントリー・ロックを追求してます。

僕のこのCDは2000年BMG-UKから再リリースされたもので、ソロ6枚目
”スタンダード・ランチ・スタッシュ/Pretty Much Your Standard Ranch Stash”(1973)
とのカップリング2in1CDでお得なもの。
"Buy this compact disc!"(笑)
こちらもニッティー・グリッティー・ダート・バンドやストーン・ポニーも録音した曲
”シェリーのブルース Some of Shelly's Blues”のセルフ・カバーや
”Winonah”らのカントリー・ロックがなかなかよろし。
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ストロング・サーバイブ~強く生きよう

2009-05-13 06:53:18 | 音楽
大型連休も終わってしまった。7月後半の海の日or夏休み(夏期休暇)まで
祝日や休暇がないんですね(泣)。 そんな寂しい気持ちをなだめるため、
流麗なストリングスに酔わされる素敵なソウル・ミュージックに身をゆだねよう。

The Philadelphia Sessions”Jerry Butler(2001)
インプレッションズを脱退しソロ活動を開始したジェリー・バトラー。プロデューサーに
ケニー・ギャンブル&レオン・ハフを迎え60年代末に出した2枚のアルバム。
これらを完全収録し3曲のボーナス曲をプラスしたお得盤。コレ酔わされますよ~。

J・バトラーのバリトン・ボイスとギャンブル&ハフが織り成すストリングスが
スムースに絡みあって70年代フィリー・ソウルへの先駆的作品になりましたね。
元の2枚のアルバム 内容はいいが、オリジナル・ジャケットが何ともお馬鹿なんです。
↓ いくらJ・バトラーのニックネームが"アイス・マン The Ice Man "だからといってもね ↓


*** The Ice Man Cometh (1968)***       *** Ice On Ice (1969)***
こんなジャケットじゃ買えね~ぞ(泣)、めげずに音楽だけでも聴いて強く生きよう!(笑)

ヒット曲”ストロング・サーバイブ Only The Strong Survive”(R&B1位、POP4位)が
特に素晴らしい(Hey, Western Union ManやNever Give You Upも同様にグレイト)。
この曲を復活したエルヴィス・プレスリーが、すぐさま録音(当時の邦題”強く生きよう”
アルバム「エルヴィス・イン・メンフィス」(1969)に収録)したほどの名曲だ!
いやJ・バトラー達は立派だが、名曲をかぎ分けるエルヴィスの嗅覚が何とも凄い。

大好きな曲が実はカバー曲だったり、オリジナル曲(原曲)の探求、聴き較べというは、
音楽ファンの楽しみのひとつですよね。こんなジャケットに出逢うこともありますから(笑)
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電気の武者

2009-05-09 20:14:05 | 音楽
今夜はボラン・ブギーでGang a Gongだ !”電気の武者 Electric Warrior” T.Rex (1971)
「電気の武者」とは、何とも秀逸な邦題ですね。
ヒット曲”ゲット・イット・オン Gang a Gong (Get it On)”がイカしてる~。
”ジーブスター Jeepster”もギター・リフがいい感じ。

化粧してラメのスーツをまとったマーク・ボランは、グラム・ロックと呼ばれる時代の
寵児(ちょうじ)だった。しかしブームが醒めると人気も落ちた。そんな当時のきらめきを
残したこのアルバムは、ポップなメロディーと気の効いたトニー・ヴィスコンティによる
ストリングス・コーラス・アレンジでシンプルなブギを名盤にまで押し上げている。

T・レックスは映画『20世紀少年』で20thセンチュリー・ボーイ”が使用され再び脚光を浴びた。
ファンとしてはうれしいね。でも、ちょとうるさい映画ファン(すみません僕です!)としては、
このアルバムにも収録されてる”コズミック・ダンサー Cosmic Dancer”や”ゲット・イット・オン”
などを使用した映画『リトル・ダンサー Billy Elliot』(2000年/英国)のほうを推します。

レンタル店などでGet it On!感動の武者震いが得られるかもよ?!
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ウィズ・ザ・ビートルズ

2009-05-06 11:23:42 | 音楽
このブログ2005年5月8日に開始以来、いよいよ4周年を迎え5年目に突入。
音楽(ロックンロール)と映画のカテゴリのみを頑(かたく)なに続けていくのは
時として辛いものもありました。BGMスタート♪The Long And Winding Road (笑)

じゃ、止めれば いいじゃん!
そう『気ままに好きな事を載せています。』とブログ紹介に書いているように
気分の乗らない時、何も書くことがなくなったときは、チョーキのお休み(休筆)を
また頂くかもしれません。チェックしてくれてる方、今後ともヨロシクね。

では貴方のブログのお供はいつも”with the moondreams”(お約束 ! 爆)じゃなくて
ウィズ・ザ・ビートルズwith the beatles” The Beatles(1963)
ハーフ・シャドウの白黒ジャケットが渋い。
黒光りするR&Bのカバーとオリジナル曲が半々とこれまた渋い内容。

同時期のR&B”プリーズ・ミスター・ポストマン”や”ユー・リアリー・ゴッタ・ホールド・
オン・ミー”を、いいものは良いと取り上げる懐の深さ・姿勢がいいネ。そして
シングルヒットに頼らないでアルバム用に名曲”オール・マイ・ラヴィング”や
”彼氏になりたい”をさらっと書き上げ世界にはばたくのであった。

そういえばビ-トルズ2009年9月9日に全アルバム最新リマスターCDがでるようだ。
”マネー”をくれ。
(イヤイヤその曲このアルバムに収録されておりますよ、moondreamsさん。)
そうじゃないんだ、本当にThat’s What I Want !!!
(あらッ、きのう泣いたカラスがもう笑ってら、moondreamsさん。)
Devil In His Heart である。
コメント (18)
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突然の訃報に ~ 500マイル

2009-05-03 18:22:51 | Weblog
♪次の汽車が 駅に着いたら
  この街を離れ 遠く
   500マイルの 見知らぬ街へ
    僕は出て行く 500マイル

 悲しくなるのを 抑えて (500マイル)

★忌野清志郎さん、僕はいまでも『宝くじは買わない』ぜ!!!

♪だって僕らは お金で買えないものをもらったんだ (宝くじは買わない)

♪ずっと夢見させてくれてありがとう
 僕は Daydream Believer
  そんで 彼女がクイーン  (デイドリーム・ビリーバー)

☆ご冥福をお祈りします。

忌野清志郎1951.4.2-2009.5.2
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