五叉路のグラフィティ

田舎者からの便り...。

ビートルズがやって来た。やあ!やあ!やあ!

2005-06-30 23:15:02 | 音楽
今日は、39年前ビートルズが武道館でコンサートをした日
(1966年6月30日から3日間のビートルズ東京公演)
僕は、TVで数回放映されたコンサート映像を見た。
あの くねくねマイクで歌いづらそうな所は、今でもよく憶えています。

どこへ行っても絶叫コースターの金切り声の中、
演奏なんか聴いちゃないんだから(聴きたくても聴けない)
コンサートやめたくなるわな。早く切り上げ帰りたくなる気持ちもわかるよね。

こんな、騒音の中だからライヴ盤は
このThe Beatles at The Hollywood Bowl (1977)
1枚しか公式に出ていないのだろうね。
音にうるさいビートルズだから、自分達の出している音も絶叫でかき消され、
チェックできないのだからライヴ盤を発売するのは我慢できなかったのだろう。

今日はこのライブ盤を聴いて、ビートルズ来日コンサートを疑似体験しよう!
ポール~!ジョージー~!リンゴ~~!、ジョ~~ン! ごほごほっ・・・ふう。

来日時の日本の世相の紹介をしているMINAGIさんにトラックバック
させてもらいました。
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What's Going On

2005-06-29 21:24:44 | 音楽
マービン・ゲイ/ホワッツ・ゴーイン・オン(1971)

かっこいい~!Marvin Gayeは偉業を成し遂げた。
マーヴィンは、モータウン・サウンドの楽しい曲を卒業し、
彼のファンに政治的・社会的問題へ目を向けさせ なおかつ
楽曲的にも洗練された静かなグルーヴを与えてくれる名曲を含む
画期的なアルバムをつくったのだ。

社会は、相変わらず。
マーヴィンが父親に撃たれようが、J・レノンが撃たれようが、
テロ・戦争は繰り返し起こり、貧困はなくならず、環境は悪くなるばかり。
What's Going On?

冷たい雨(みぞれ?)を見上げるマーヴィンの目に映るものはなにか。
救世主は、どこにいる?
僕は、ただ繰り返しレコードを聴くだけ。

楽しい話をしようじゃないか。

タイトル曲"What's Going On"のアルト・サックスの魅力的な導入部。
サックス奏者エリ・フォンテインがレコーディングに備え
ウォーム・アップで1度アルトを吹いた。

そして、いざ本番!そこで、マーヴィンが言った。
「完了だ。帰っていいよ。」

フォンテインはうろたえ、
「いまのテイクは暇つぶしで吹いただけだ」と言った。

マーヴィンはこう応えた。
「そうだな。最高の暇つぶしだった。OK!ありがとう」
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イエスタデイ・ワンス・モア

2005-06-28 07:06:29 | 音楽
いま、私の二人の子供達は、期末テスト期間の真っ最中!
私は、ビールを飲みながら大変だなと思って当時を振り返る・・・

私が中学生だった頃
近所の宮崎君がカーペンターズを教えてくれた。
「イエスタデイ・ワンス・モア」はよくラジオで流れていて
いい曲だなと思ったが、誰が歌っているのか知らなかった。
”「カーペンターズ」というのは「大工たち」という意味だろ?”
”大工の家の兄妹が歌ってるらしいぜ”

宮崎君んちで、NEW HORIZONの習いたての英語で
「イエスタデイ・ワンス・モア」の暗唱に何回も挑戦した。
声変わりの時期で、まわりで誰か聞いていたら
二人のハーモニーはお経のように聞こえただろう。
無論私達は、カーペンターズのつもりであったが。

小遣いをためてレコードを買おうとしたが、千円しかなくLPは
買えない。でもシングル盤なら買えるとレコード屋へ。
「カーペンターズありますか?」となり町のレコード店の
店主は、多量にある歌謡曲と演歌ある棚の脇の
狭いエリアを指し示す。
その洋楽コーナーの中に「カーペンターズ」はあった。
”カーペンターズ・ベスト4”というコンパクト盤(4曲入っているやつ)が、
700円だった。これはお得!と思い切って買う。
家で何度もレコード合わせて歌った。
これが、私の”Yesterday Once More”の思い出。
初めて買った洋楽レコードだった。

”シャラララ~、ウォーウ、ウォウ”は昔と同じように快く響いてくれるが、
期末テストだけは勘弁してくれ!

(写真)上段ナウ&ゼン(1973)
下段イエスタデイ・ワンス・モア(1985)

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”赤ちゃんハイハイ こっちへおいで ”

2005-06-27 07:34:54 | 音楽
クリッシー・ハインド率いるプリテンダーズの3rd”Learning to Crawl”(1984)
バンド自体が潰れかけたが、まさに起死回生のヒット作です。

ヒット曲、チェイン・ギャング(Back on the chain Gang)がすばらしい。

1曲目のミドル・オブ・ザ・ロード(Middle of the Road)の疾走感!
クリッシーのブルース・ハープがキマッテル。
これで、アルバムの出来の良さは保証済み。

新人バンドのような意気の良さ。
ジャケット自体が、The Whoのファーストアルバムの構図を
まねているのがかっこいいぞ。

ラストの曲
夏に聴くクリスマス曲 2000マイルズ(2000 Miles)もオツなもの。

今年の夏は、ビール腹を凹ませるために、
スポーツクラブに入ってクロールの正しい泳ぎ方でも習うか?(笑)
コメント (2)
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戸棚からひとつかみ7

2005-06-26 10:51:26 | 音楽
戸棚からひとつかみ

やあ いつものように気軽にやってきたんだね
でも 今日の君は はまりこんだのさ
ロックの肥溜めに

もう後戻りできないさ
ヴェルヴェットの連中は
君が本当に知りたがってることを見せてくれるぜ
A・ウォーホル君もショウを盛り上げてくれる

女どもは肥溜めのエキスを硝子瓶につめ
身体に吹きかけ 恋人がいるにもかかわらず
男どもに春をひさいでいる
男どもときたら不協和音とドラッグと歓喜と恐怖で
どうやら狂ってる

おやおや もうお帰りかい
まだ片足を踏み入れただけじゃないか
怖気づいたのかい
君とはもう二度と遭えないかもしれないね
近頃じゃこのあたりも
コンクリートで埋め立てるそうだ

地下の奥底のどこかで
ヴェルヴェットの連中は
また誰かが落っこちてくるのを待ってるよ
この肥溜めの中で
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シザーハンズ

2005-06-25 09:40:08 | 映画
映画で最も人気のあるセリフは…の記事を読みました。
結構古いというより、古典のような映画のセリフがベスト10を占めるのだね。
米国では、繰り返しリバイバルやTVで何回も名画は流れるのでしょうね。

僕が想いつく映画のせりふをひとつ。

シザーハンズ EDWARD SCISSORHANDS (1990)

”Hold me” キム   (Winona Ryder)
”I can't” エドワード(Johnny Depp)
ただの会話だが、おかしくて哀しい。

エドワードは、発明家の博士によって生み出された人造人間。
だが、完成直前に博士が急死してしまった為、
彼は両手がハサミのままこの世に残されてしまう。
彼は、娘キムに心奪われ、彼女に恋してしまうが…。

鬼才ティム・バートン監督の描くラブ・ファンタジー。
純真無垢な心を持つエドワードはキムに恋をするが、
哀しいかなハサミの手をした彼には彼女を永遠に抱く事は出来ない。
そんなおかしくて哀しくて美しいラブストーリーを、詩的で夢幻的世界で描いた傑作。

あと、キムの父親(Alan Arkin)が、人造人間エドワードにいうせりふ。
”女は年頃になるとホルモンの関係で身体はふくれるし頭はおかしくなる”

僕も自分の息子に、こう忠告しておこう(笑)

この世の中には、
”完全な人間などいない”(「お熱いのがお好き」より) だから楽しいのだ。
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キューピットよ あの娘をねらえ

2005-06-24 21:40:01 | 音楽
今日は暑かったねエ~。蒸し暑いこの時期、サム・クックがいい。

美しい歌声・・・伸びやかな声で歌い上げる曲や
明るい雰囲気のジャンプ・ナンバーやソウルっぽい曲まで、
なにを歌ってもすべてサム・クックのための
オリジナル曲のように素敵だ。

この36曲のコレクションにある「ユー・センド・ミー」
「彼女はやっと16才」「ワンダフル・ワールド」「チェイン・ギャング」
「キューピットよ あの娘をねらえ」「ツイストで踊り明かそう」
「ア・チェンジ・イズ・ゴナ・カム」etc...
男の僕でもS・クックの魅惑的な歌声に参ります。
暖かくて、ソウルフルで、ソフィスティケイトされていて、時に濃くて・・・
どんな唄い方をしても女性ならメロメロでしょう。
ロッド・スチュワートがS・クックのように歌いたがるのも無理はない。

「ア・チェンジ・イズ・ゴナ・カム」
目を閉じて、このスケールの大きい感動的な曲を聴いていると
大げさだけど、魂が揺さぶられる。

さっきまでの暑さも気にならなくなったね。

自転車で2人乗りして”Don't Know much about history”と
唄いながら走り去った女子高校生の頃の思い出を綴った"Cupid!"MOSKO
さんにTBさせていただきました。


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ドライヴ

2005-06-23 23:21:38 | 音楽
The Cars/Hartbeat City(1984)
カーズ好きだったな。
デビューの頃は、ニュー・ウェーブバンドの新星!
みたいな扱い。消えていくバンドがいる中で、
リック・オケイセクは、ポップで憶えやすい
メロディー、ヒット曲を作り続けていました。

そしてMTV(ビデオクリップ)の台頭の波にのり
ヒット曲("You Might Think","Magic","Hello Again","Drive")
が多発したこの5thのアルバムで大ブレイク。
当時僕は、カセットテープにこれをダビングし
真夜中に車を飛ばすことが好きでした。

中でも"Drive"はやっぱり名曲!
すばらしいベースラインが曲のムードを作り上げるアレンジの妙。
恋人を乗せてのドライブ・ミュージックにぴったりです。
The Carsの面目躍如ですね。

いまでもカー・ラジオから”Drive”が流れると
20年前の出来事を思い出し、センチになります。
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SAIL AWAY

2005-06-22 22:12:52 | 音楽
昨日のようないい映画を見た後は、ランディー・ニューマンが聴きたくなる。
Sail Away”(1972)
(製作されることのない)映画のサウンドトラックのように、
曲を聴くと映像が脳裏に浮かぶ。
米国西部、場末の酒場でピアニストが曲を奏でるように、メロディが郷愁を誘う。

これがロック?
そう、これがロックさ!
歌詞をしっかり見れば、皮肉、シニカル、へそ曲がりで辛辣。
神様の歌(God's Song)だって作ってるんだ。お茶目でしょ。
ジャケットを見てごらん
コーデュロイのジャケットに派手なサングラス、
もじゃもじゃ頭のピアニスト。

ロック・・・要は、想像力と笑えるってことが大事なんだ!!
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ミリオンダラー・ベイビー

2005-06-21 22:01:18 | 映画

ミリオンダラー・ベイビー(2004)凄い映画でした。今年見たものでは、№1
女性ボクサーを演じるヒラリー・スワンクに、ハリウッド映画女優の凄さを見ました。
映画前半は、ロッキー(1976),レイジング・ブル(1980)の激しい拳闘がみられ
後半は、カッコーの巣の上で(1975)のような社会派タイプのシリアスな展開が加わる
動と静(明と暗)のコントラストが鮮明で、ボディーブローのような感動を受けました。

近年のクリント・イーストウッド監督は、すばらしい映画を作っていますね。
許されざる者(1992),マディソン郡の橋(1995),ミスティック・リバー(2003)
など、どれも秀作ぞろい。

クリント・イーストウッドの映画は、映画館を出た後、一緒に見た人と
あそこはああだ、ココはこうだなど語りあえる作り方が好きです。

しかし、”人物の作りがあいまい”、”説明不足だ”とか
”どうしてここで終わちゃうの”とか文句をたれる奴がいます。
頭が古いタイプの奴だな...そんな奴は
(’60年代)マカロニ・ウェスタンの悪漢に意味もなく撃たれちゃうぞ!
それでも起き上がってくるしぶとい奴は、
(’70年代)ハリー・キャラハン刑事がマグナム弾をお見舞いするぜ。

C・イーストウッド監督は、ただ面白い映画だけのタイプの映画は、何本も作ったし、
同じことをしても、成長しないだろう。そのタイプ映画は、他に何人も作り手がいる。
自分はもっと大人の鑑賞にたえる映画を作っていきたい。
こんなことを、あるインタビューに答えていた。

夏休み用娯楽映画がスクリーンを占拠する前に”Million Dollar Baby”お勧めです。
<いい映画って上映期間がすぐ終わってしまうよね。>

コメント (2)
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