五叉路のグラフィティ

田舎者からの便り...。

ザ・正義の兄弟

2020-08-23 07:45:55 | 音楽

栄光のザ・ライチャス・ブラザ-ズ(1972) The Righteous Brothers Greatest Hits  
ジャケットが気入り買った日本独自編集盤。

Unchained Melody, ふられた気持You Lost That Lovin' Feeling, ひき潮Ebb Tide,
(You Are My)Soul and Inspiration,  Just Oncein My Life, やさしい貴方He など
ブルー・アイド・ソウルの代表曲満載の14曲入りのお得なLPレコードでした。
大男のBill Medley(低音Bass-Baritone Part)とBobby Hatfield(高音Tenor Part)デュオの
ヒット曲は映画トップガンTOP GUN(1986)やゴーズト/ニューヨークの幻 GHOST(1990)
でも使用されて再人気を呼びました。

ザ・正義の兄弟(昔ふたりを実のライチャス兄弟と勘違いした)の曲でこのLP未収録だった
大好きなもう1曲を紹介したい。バラード曲ばかり有名な彼らだが最初のヒット曲はすこぶる
軽快なロック曲。”Little Latin Lupe Lu”・・・1962年にMoonglowレーベルから出した傑作だ!


The Very Best Of The Righteous Brothers Unchained Melody⇧には収録ありです。

コメント (10)
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パッツィー・クライン・ストーリー

2020-08-14 07:15:55 | 音楽

~残暑お見舞い申し上げます~
カントリーミュージック界伝説の女性歌手といえば、パッツィ-・クライン。
Patsy Cline(1932.9.8-1963.3.5)は、60年代に入りスターダムを駆け上がった
ばかりの30才の時、飛行機事故によりこの世を去った不滅のディーバその人だ。

その影響力は21世紀の今も強くドリー・パートン、リンダ・ロンシュタット、
シャナイア・トゥエイン、ディキシー・チックス、リアン・ライムスそして
現在最も影響力のある女性歌手の一人テイラー・スウィフトに至るまで広がっている。
日本では、彼女自身のことも魅惑的な歌声も余り知られていないのが残念ですね。

The Patsy Cline Story(1988)MCAレーベル このCDが実に素晴らしい。元は1963年
P・クラインが死去した3ヶ月後の6月に早くも追悼盤として発売された2枚組LPです。
彼女の歌声は、ジャンルも時代も世代も超え深く心に響きます。
気取っただけの女性ジャズシンガーの歌なんか拍車で蹴飛ばせ!
未聴の方、たかがカントリー歌手とお思いの方、集団で歌う日本の女子グループの
間抜けな歌が流行るのについていけない貴方(and俺)にも是非聴いてもらいたいな。

I Fall To Pieces(リンダ・ロンシュタットがカバーしてましたね)
True Love (スタンダード曲も見事に歌いこなしています)
South of The Border(Down Mexico Way)(僕のお気に入り曲デス)
Crazy(パッツィー・クラインの代名詞!ウィリー・ネルソン作の傑作)
San Antonio Rose(カントリー&ウェスタンの名曲)
Walkin' After Midnight(P・クラインの初ヒット・ナンバー)etc.…

Sweet Dreams(1985)(日本未公開・ビデオ有)ジェシカ・ラング主演の伝記映画もあり。
パッとしない出来だけど歌唱シーンはP・クライン本人歌唱なのが救いだ。もひとつ残念な事は
CDジャケットの差し替え。DCCAレーベルのオリジナルLP⇩のほうが僕は素敵だと思うけどな。

コロナ禍の夏 パッツィ-・クラインの魅惑の歌唱で癒されては いかが

コメント (2)
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Garbo Laughs!

2020-08-08 08:08:08 | 映画

ニノチカ Ninotchka(1939・米国 B&W)

監督エルンスト・ルビッチ 主演グレタ・ガルボ、メルビン・ダグラス
脚色ビリー・ワイルダー、チャールズ・ブラケット、ウォルター・ライッシュ

(ものがたり)
ロシア革命後の財政改善のため大公妃らから没収した宝石を売却する使命を受けたソ連
共産党員3人組の後を追って、パリへ乗り込んだ特別任命官ニノチカ(G・ガルボ)と
売却阻止を図る大公紀の代理人の伯爵レオン(M・ダグラス)との間に恋が芽生える
ロマンチック・コメディの名作。当時のソ連・世相を茶化したシナリオも愉快な一篇。
クール・ビューティー

何といっても呉田軽穂じゃなくGreta Garboがブラボー!(笑)
クールな美貌のハリウッド女優グレタ・ガルボのコメディ演技が楽しい。
無声映画時代は喋ることもなく(トーキ-になり“Garbo Talks!”と宣材警句に
用いられるほど)またクールな役柄も多かった。この映画でG・ガルボが大いに
笑うシーンがあるので、これだけで”Garbo Laughs!”と当時は評判になったらしい。

という訳で、
レオンがニノチカを笑わせようと『 笑い話』をするレストランの場面は傑作。

2人の男が月を眺めていた。
一人が言った  “月に人は住んでいるのかな”
もう一人が言った “ああ、5億人は住んでるだろう”
はじめの男が言った “それじゃHalf Moonの時はさぞ窮屈だろうな”

【ニノチカは笑わない】

レストランに男が来てウエイターに注文をした。
 “コーヒーをクリーム抜きで頼む”

ウエイターはしばらくして戻って来て言った。
 “申し訳ありません、あいにくクリームを切らしております
  ミルク抜きのコーヒーではいけませんか”

【周りのお客たちは爆笑するが、それでもニノチカは笑わない】

このあと ニノチカはチャーミングな大爆笑をするが、これは見てのお楽しみ。

軽妙な語り口、気の利いたセリフ、小道具どれをとっても一級品。
ずっと見逃していたが先日やっとテレビで観れました。皆様にお薦めの映画よ!

コメント (6)
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レット・イット・ビー

2020-08-01 00:01:39 | 映画

テレビ番組「家、ついて行ってイイですか?」(テレビ東京)が好きでよく見ます。
深夜、終電を逃した一般の人々をTVカメラが追っかけ家まで訪問し、その人の
隠された人生ドラマが明らかになっていくというドキュメンタリー調バラエティ。
この番組のBGM“レット・イット・ビー”が効果的に毎回流れ、グッときます。

ドキュメンタリー映画 レット・イット・ビー  ❝Let it be❞ (1970・英)は
Beatles版『家、ついて行ってイイですか?』みたいです。ビートルズの
1969年のゲット・バック・セッション制作過程とライブを撮るのだが、当時
メンバーの関係が険悪な状態で、陰鬱・険悪なシーンが多くて悲しかったな。

そんな印象だったからアルバム LET IT BE/The Beatles は、あまり聴いてない。
しかしタイトル曲やゲット・バック、アイヴ・ガッタ・フィーリング、
ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロードなんか強力な曲で好きですよ。

映画の終盤ハイライトのルーフトップ・コンサート(アップル・ビル屋上ライブ)
アルバム最後の収録曲“Get Back”でのジョン・レノンのジョークがイカシテますね。

-“グループを代表してお礼申し上げます。オーディションに受かるといいんですが。”

コメント (8)
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