五叉路のグラフィティ

田舎者からの便り...。

レディ・ソウル

2009-03-28 23:52:59 | 音楽
文字通りこの代名詞を使えるのはだだひとり
才能にあふれた偉大なシンガー、アレサ・フランクリンにほかならない。

ARETHA:LADY SOUL / Aretha Franklin (1968)
1曲目”Chain of Fools”からラストの”Ain't No Way”まで非の打ち所のない
情感にあふれた歌に言葉もないほど感動する。

ゲリー・ゴフィン、キャロル・キング&ジェリー・ウェクスラーの合作
”(You Make Me Feel Like)A Natural Woman”に代表されるように
姉妹のキャロリン・フランクリンとスウィート・インスピレーションズの
コーラスのからみも素晴らしく驚異的なレコード(CD)だ!

ラスカルズの”Groovin’”レイ・チャールズの”Come Back Baby”
インプレッションズの”People Get Ready”など他人の曲だって
どれもアレサのオリジナルのように輝いている。

アレサ作の2作品”愛する貴方を失くしてSince You've Been Gone”に
エリック・クラプトンのギターをフューチャーした”Good To Me As I am To You ”
も、ソウルフルにゴスペル、ブルース色も見事な作品。
この燃えるような魂(soul)アルバム、米国では1968年の春に発売されたとのこと。

2009年の日本 ここ数日ちょっと寒さが戻って、そこまで来てた春が遠退いた。
このアルバムを聴いて春を待ちましょう。北の地方の雪も一気に溶けるぜ(笑)
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イエロー・メインストリーム ?

2009-03-24 06:53:55 | 音楽
今週末からお花見!という方が多いかな?飲んで歌って踊って!に最適なCD BOXで
Ride On !(笑)ファンキーなナンバー目白押しで40歳以上の方には涙モンの傑作ですぞッ。

ソウル・トレインBOX (U.S.ブラック・メインストリームの20年)
SOUL TRAIN Hall Of Fame - 20th Anniversary” (1994)RHINO
米国で35年間続いた音楽TVプログラム『Soul Train』(1972-2006)の20周年記念
3CD-BOXセットなのだ。ブックレットには、最初のホスト&プロデューサーを務めた
ドン・コーネリアスのインタビューも興味深いしベルベット地のBOXジャケットもいいよ~ん。

日本でも、本家の再放送や“ソウルとんねるず”(とんねるずのみなさんのおかげです(1991))
など馴染みのある方にはベスト・チョイスの逸品。ソウルトレインのテーマ TSOP/MFSB
feat.スリーディグリーズをはじめとして全59曲どれも体が反応すること必死。フィリー・ソウル、
ノーザン・ソウルさらにモータウン、スタックスレーベルなどの枠を越えた名曲の数々に乾杯!

さて昨日は第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC) ドジャースタジアムで
準決勝に勝ち進んだ我らが侍JAPANが米国にスコア 9対4で圧勝、素晴らしい!
さあ今日3/24は決勝で 日本vs韓国 5度目の対戦だ。2連覇を狙え日本!!!
♪”Yes We Can Can”~”Fight the Power”
いまや野球はホワイトでもブラックでもなくイエロー・メインストリームなのかな?(笑)
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しだれ桜

2009-03-22 19:34:07 | Weblog
この3連休 あまり天候には恵まれませんでしたね。
でも 昨日は上天気だったので、近郊にある愛知県犬山市へ
城下町散策に出かけました。

まずは、寺内町通りへ円明寺のしだれ桜、樹齢推定300年!
 円明寺-2

次に、本町通りを下り 旧磯部亭(江戸期の建築様式を持つ木造家屋)へ。
旧磯部亭 部屋の中

その後、犬山市文化歴史館やからくり展示室を覗いたあと
有楽苑へ国宝「如庵」や庭園をのんびり散策。
国宝「如庵」

織田有楽斎(織田信長の実弟)が元和四年(1618)頃に建てた現存する国宝茶室

苑内で抹茶を頂く。

 萱門

犬山城は以前入ったことがあったので、今回はスルーしました。
お城の周りの桜は、まだ咲き始め。4/4(土)〜4/5(日)の犬山祭の頃は、
ちょうど満開になるでしょうね。あ~、いい休日でした。
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クーガー

2009-03-19 12:48:55 | 音楽
ジョン・クーガー・メレンキャンプの出世作、軽快なアメリカンR&Rで楽しい週末を。

American Fool / John Mellencamp (1982)
”Hurts So Good(青春の傷あと)”1stシングルが第2位に登りつめ
続く2ndシングル”Jack & Diane”が初の№1。シンプルでカッコイイ曲大好きだ~。
2曲の大ヒットを生み出しこのアルバムはもちろんナンバー1獲得、スターダムへ。

当時は、ボブ・シーガーやブルース・スプリングスティーンら兄貴達の弟分といった感じ。
次回作からはジョン”クーガー”メレンキャンプJohn Cougar Mellencampと名乗ってます。
兄貴達が、ライオンならJ・メレンキャンプはクーガー<別名 ピューマ(puma)>といった
感じでしょうか(笑)。ともかく小気味いいアメリカン・ロックを数作発表していましたね。
次回作"Uh-Huh "(1983)もいいよ、あわせて聴きましょう。
3連休 クーカー,く~か~,くーが~と春眠に誘われノンビリ過ごすのもいいけど、
(ジョン)クーガーのように、しなやかに、軽快に、アクティブに動くのもいいね(笑)
Have a Nice Holiday & R.O.C.K. In The U.S.A.!!!
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FM

2009-03-17 22:06:57 | 音楽
70年代後半、FM放送からのエアチェックに僕は夢中になっていた。
そんな僕らのためにタイムリーなFM雑誌も複数出版(週間FM、FMレコパル、
FM Fanなど)されていたし、雑誌に載っていた番組表の放送曲目に
マーカー・ペンでチェックして録音をよくしてたな~。

FM”(1978・米)ORIGINAL MOVIE PICTURE SOUNDTRACK (2LP)
日本未公開映画のサントラ盤。架空FM局のくだらない騒動を描いた映画らしい。
映画ではリンダ・ロンシュタット(ライブ演奏場面あり)やジミー・バフェット、
トム・ペティ、REOスピ-ド・ワゴン(サントラ盤には曲の収録は ない)らが
本人役で出演・インタビューに応えているらしいので、チョット見たい気もする。

サントラ盤は1976~1978頃の米国・西海岸ロックを中心に収録されている。
冒頭に書いたことも思い出してくれるヒット曲中心なので結構楽めるアルバム。
映画はコケたが、サントラ盤は全米5位の大ヒット!
当時のラジオはビージーズのサントラ盤(サタデー・ナイト・フィーバー)
ばかりが圧倒的に占拠してたから、FM局がそれ以外にこんな曲も流していた
という感覚がウケたのではないでしょうか?

僕は、当時このアルバムにしか収録のなかったスティーリー・ダンの
タイトル曲”FM”が聴きたかったので後に中古で購入(315円ウレシイ!)
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カントリー・ミュージックの父

2009-03-14 11:46:51 | 音楽
いつからだろうか?カントリー・ミュージックが好きになったのは。

古くは、ジョン・フォードの傑作西部劇などTV洋画劇場で数々の西部劇をみた事や
海外TVドラマ「じゃじゃ馬億万長者」や「大草原の小さな家」なんかを通して
カントリー・ミュージックが自然と刷り込まれたのだと思うのだが・・・。

で、カントリー・ミュージックといえはハンク・ウィリアムス。お父っつあんのほうだよ!
ヨーデルのように声を響かせながら唄うH・ウィリアムスに、広大なアメリカを
音楽で意識させてくれたひとり。

40 Greatest Hits / Hank Williams (1978)
数あるアンソロジーでもオーバー・ダブやステレオ化録音等を含まない(混ぜ物のない)
オリジナル・ヒット曲音源(MGM)が初めて編集された2CD。

”泣きたいほどの淋しさだ I’m So Lonesome I Could Cry”
”コールド・コールド・ハート”、”ジャンバラヤ”
”心のきずなを解いてくれ Take These Chains From My Heart ”
”バケツに穴があいたなら My Bucket's Got A Hole In It”
”偽りの心 Your Cheatin' Heart”、”Lovesick Blues”
”ロング・ゴーン・ロンサム・ブルース”・・・etc,etc。
名曲の数々は何時聴いても素晴らしい。
昨晩は風雨(春の嵐)が凄かったな~、折りたたみ傘の骨が裏返ったよ。
明日は春を探しにドライブのお供に、カントリー・ミュージックもいいものだよ!
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イエロー・ムーン

2009-03-11 22:27:55 | 音楽
今週は、とても忙しく毎日残業の日々が続く。最寄の駅から
自転車で帰宅途中、明るい月が夜道を照らしてくれた。
小さなことでカリカリ、イライラ尖(とが)った神経をなだめてくれる
ネヴィル・ブラザーズのアルバムを思い出し、これでクール・ダウン。

Yellow Moon / The Neville Brothers (1989)
ダニエル・ラノアをプロデューサーに迎え、ニューオーリンズの
R&B、ファンク音楽から幅をひろげた優れたアルバムになりましたね。

カバー曲がいい。なんといってもサム・クックの”A Change Is Gonna Come ”に
ボブ・ディランの2曲”With God on Our Side 神が味方”と
”The Ballad of Hollis Brown ホリス・ブラウンのバラッド ”
アーロン・ネヴィルのヴェルベット・ボイスに酔いしれます。

インストゥルメンタルの傑作曲”Healing Chantヒーリング・チャント”
これぞ音楽療法なのだ(笑)。
こいつをお酒のお供にしながら、明日もがんばろう!xxx おやすみ。
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愛が宙ぶらりん

2009-03-07 21:58:39 | 音楽
「愛が欲しい」とシャウトし、アルコールと薬物に溺れ
余りにも短い生涯を閉じたジャニス・ジョプリン(1.19,1943 – 10.4,1970)
死後にでたアルバムだが一番の充実作になったのがこれ。

Pearl / Janis Joplin (1971)
ロック・クラシック”Move Over (ジャニスの祈り)”が最高だし、№1ヒットの
”Me And Bobby McGee”が♪La-da-da da-la-da la-da~と胸に沁みる。

やっと理想とする上手いバック・バンド(Full Tilt Boogie Band)との
息も合いだした矢先だったのに・・・。
”Buried Alive in the Blues(生きながらブルースに葬られ)”は演奏のみ
”Mercedes Benz (ベンツが欲しい)”ではヴォーカル・トラックのみで、
さよならも言わずに完全に収録する前に逝ってしまったジャニス。

最後の曲のタイトル”Get It While You Can (愛は生きているうちに)”が
宙ぶらりんの愛を彷徨(さまよ)い続けた
ジャニスのラスト・メッセージだったのだろうか?
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桃の節句に浪漫を

2009-03-03 06:55:05 | 音楽
今日は、3月3日 ひな祭り。
毎年 娘の成長を願い雛飾りはするものの、本人は最近目もくれぬ。
小生意気な娘はほっといて、小粋な女性ボーカルでも聴こう。

浪漫 / Rickie Lee Jones (1979)
リッキー・リー・ジョーンズの1st傑作アルバム。
シングル”恋するチャックChuck E.'s in Love”(全米4位)が大ヒット。
ジャジーな雰囲気で、新人ながら個性豊かな歌いっぷりに惚れましたね~。
素敵なジャケット(ノーマン・シーフNorman Seeffによる写真)とともに見事。

クレジットを見るとLAの名だたるミュージシャンが大挙して参加している。
マイケル・マクドナルド、ランディ・ニューマン、スティーブ・ガッド、ジェフ・ポーカロ、
ニック・デカロ、トム・スコットなど。洗練されたサウンドに乗って、
臆することなくリッキー・リーは自由に、繊細に、洒脱な歌を聴かせます。

裏ジャケットにあるリッキーとプロデューサーのレニー・ワロンカー&
ラス・タイトルマンの3人が子供の頃 一緒に撮ったスナップショット。
たとえ合成だった?としてもなんとも可愛いらしい。
家の娘もこんな頃があったな~なんて桃の節句に浪漫を馳せながら
もう一度 今晩聴こうかな 乾杯
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