今年は、新年早々から強い寒気が流れ込み冬型の天気が続きますね。
厳しい寒さが続く折り、皆様も体調崩さず風邪をひかないように。
そして、気持ちだけは寒気に負けず元気にロックンロール!...てな訳で。
Rock ’n’ Roll / Elvis Presley (1972)
エルヴィス・プレスリーの若々しい20歳頃の歌声によるロックンロールを集めたコンピ盤。
A面はBlue Suede Shoes からMoney Honey まで。B面はMystery Train からロッキンし
Shake Rattle And Roll までの全12曲。ついつい気持ちが入り、寒気もぶっ飛ばす程
段々と音量アップして聴いてしまいます。安上がりRock ’n’ Roll 健康法 皆様もいかが。(笑)
ところで、いつものようにアルバム・ジャケットを眺めて聴く。ジャケットを裏返し、
裏ジャケの曲目をぼんやり見ていた。・・・ A面2曲目で『アレッ!』と目が止まる。
Side1-2 I Got a Sweetie (I Got a Woman)
もちろん曲はレイ・チャールズのアイ・ガッタ・ウーマンだが、なぜか表記はジョー・スタッフォードが
歌っていた女性版曲目名の”I Got a Sweetie”。(併記)でアイ・ガッタ・ウーマンになっていた。
何年も気づかなかった!パッケージソフトには、ちょっとした楽しみ・発見があります。
最近の音楽雑誌(レコ・コレ1月号)にニッポンのギタリスト名鑑が特集されていた。
普段は ♪洋モノは 聴いてても~心は 錦!(なんのこっちゃ?)
テリーこと『エレキの神様』寺内タケシ氏が義理でも音楽雑誌に載っていた事は、
この世も捨てたもんじゃないね~と立ち読みしながら思いました。(不義理な奴!)
NIPPON GUITARS / TAKESHI TERAUCHI (2011)
英・Ace Recordレーベルが出したレコード。昨年購入した僕のベストアルバムは、これだ。
寺内タケシがブルージーンズ及びバニーズとして活躍していた1966-1974のコンピ盤。
団塊オヤジ世代のアーティストと聴き逃すのは、もったいない。代わり映えしないベスト盤ばかり
出している日本のレコード会社にも問題がある。海外の方が正当に評価しているのかな。
とにかくだ!GS(グループサウンズ)時代の寺内タケシバンドの耐えられない下手な
ボーカルを聴かずにすむ(懸命にもこのレコードもヴォーカルものは1曲だけの全12曲を収録)
Instrumental Eleki Rock をすくい上げた珠玉のコンピレーション盤じゃないかしらん。
収録曲 ♪元禄花見踊り、ライジング・ギター、太陽の叫び、サマー・ブガルー、津軽エレキ節・・・
この人気、実力とも絶好調だったこの頃の寺内節を聴いていると、今の日本の音楽シーンが
何とも嘆かわしい思いもする(オレが時代についていけてないだけか!)今日この頃なのです。
正調寺内節(1967) NIPPON GUITARSのジャケットは、ここからの流用。かっこいい!
成人の日(祝日)が、いつから1月の第二月曜日になったのか記憶にないが、成人式へ
出席のために我が家の愚息が帰省してきた。20年前に聴いていたアルバムで祝おうかな。
Automatic for the People / R.E.M. (1992)
このレコード、アコースティックの音が実に素晴らしい。伸びやかでしなやかな弦の調べ
曲の良さも相まって傑作だね。この中の1曲 ” Everybody Hurts ” を新成人に捧げよう。
”やるせない日 、長い夜
一人ぼっちの夜に
人生に嫌気を感じても
ぐっと耐えるんだ
そんなに自分を責めなくていい
誰でも 泣いたり
傷ついたりしてるんだよ
誰でも時々あることさ
全てうまく行かないと感じたら
そんな時は一緒に歌おう
一人ぼっちで (踏ん張れ、踏ん張れ)
投げ出したい気分になった時も(踏ん張れ)
とても手におえない
人生だと感じても
じっと耐えるんだ
誰もが傷つく
そんな時は友だちに慰めてもらおう
誰もが傷つくのだから
くじけちゃダメさ
決して くじけちゃダメさ
ひとりぼっちと感じたとしても
くじけちゃダメさ、君はひとりじゃない
つまり人生ってのは、長い道のり
日の当たる日もあれば辛くて長い夜もあるってこと
だから、誰もが傷ついたり
泣いたりしてる
傷つくことは誰でも時々あること
誰だって心を痛めるものさ
時には誰だって・・・
耐えるんだ、踏ん張れ、踏ん張れ、・・・・・ ” (邦訳 moondreams )
お年玉をたくさん配った。世の中はデフレじゃなかったんじゃ?ぼくももう一度貰いたいな~
誰か俺にLoan me a Dime!てな訳で正月ボケを治す意味でガツンとした奴を聴きましょう。
ボズ・スキャッグス&デュアン・オールマン / Boz Scaggs (1969)
アラバマ州はマッスル・ショールズ・サウンド・スタジオというサザン・ソウルで有名な場所で
録音された渋い作品。都会派ボズ・スキャッグスに変身する前のディープなR&Bを聴けば
お正月の喧騒・疲れを忘れさせ、平常心を取り戻せるかもね。
McDonald’sのコーヒーなら飲める小銭を握りしめ(10セントを俺に / Loan me a Dime)
今年も ♪ ヨーロレリー・ヨーロレリーと参りましょうか(Waiting for a Train)
(↑中ジャケ写真より ;中央の対訳は、きっと皆様お手持ちのLPにはございません。悪しからず)
2013年あけましておめでとう。 やぁ!やぁ!やぁ! ってな訳で新年1回目はコレでスタート。
ジャ~~~ン!!
ビートルズ第1回主演映画『ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!』
A Hard Day’s Night(1964・英/B&W)監督リチャード・レスター
50万ドルの低予算・モノクロ映画。ビートルズの音楽と躍動を切り取った
ロード・ムービーともいえる作品。製作費の20倍以上の収益をあげ映画は大ヒット。
ビートルズの音楽、魅力は映画のフレーム枠を超え世界的に広がり大成功を収める。
米国サントラ盤は英国盤と内容は違うが、こっちも魅力があって面白い。どちらにしても
“ジャ~~~ン!!!”のイントロで始まるインパクトが絶大な“ハード・デイズ・ナイト”
アルバム全曲がLennon – McCartneyのオリジナル。曲はジョンの活躍が多いのかな?
ジョンの曲“If I Fell”なんかでキュンする!ビートルズの魅力で恋に落ちちゃうのだ(笑)
ポールの“アンド・アイ・ラヴ・ハー”(映画同様シングル・ヴォーカル・トラック収録!)も良いし
ジョージ・マーティン・オーケストラ演奏のインストルメンタルもこのサントラ盤の一興だね。
裏ジャケ↑よく見ると、英国盤の表ジャケットとメンバーの表情がかなり違うカットの写真!
ところで音楽と同様、映画までもフィルムじゃなくてデジタル・配信の時代に来ている。
そんな中、去年(2012年)レコード生産数が前年の7割増しになったとの事。
アナログレコード市場拡大が続くよう今年も頑張ってほしい。映画ソフトでブルーレイ+DVD
セットというのがあるが、レコードを買ったら付録でCDが付いてくるというスタイルがいいな~。
Bob Dylanがそうしてるように。ヴァイナル(vinyl)復権を期待してます。
そんなこんなで、今年もよろしくお願いします。 YAH! YAH! YAH!