五叉路のグラフィティ

田舎者からの便り...。

Around The World In A Day

2014-04-26 17:24:21 | 音楽

巷では、いよいよG.W.(ゴールデンウィーク)が始まったと浮かれています。
僕の仕事は、カレンダーどおりのお休み。5月は連休になりますけどね。
旅行には、行かない(行けない)ので、これでサイケにTRIP

アラウンド・ザ・ワールド・イン・ア・デイ / プリンス・アンド・ザ・レボリューション
Around the World in a Day / Prince and The Revolution1985

前作『パープル・レイン』の勢いにのって出た全米1位アルバム。
アルバム・ジャケットのイメージからサイケなイメージを受け取れます。
曲もそんなpopな感じ。悪く言えば前作のアウトテイクを集めたっぽい。

「前作のコンセプトからはずれたが残ったアウトテイクを集めてサイケっぽく
仕上げれば面白いかも?親会社(Warner Bros.)は早くレコードを出せって
うるさく言うもんだから、いっちゃえ!」って、プリンスは出したのかな。

『パープル・レイン』収録曲の大ヒットには及ばないものの、
”Raspberry Beret” “Pop Life” “America”
シングル曲は、つぼを押さえたポップチューンでいいね、さすがPRINCE。

久々聴いたこのアルバム。レコード袋を失くすとアルバムジャケットから
風船をもった女の子がカール爺さんのようにどこかへトリップしちゃうんだ。(笑)

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Dylan鉄道の夜

2014-04-19 12:08:55 | 音楽

ボブ・ディラン名古屋公演(4/17)へ行ってきました。神様・Dylan様かっこよかった!!

Zepp Nagoya 収容人数1,800人  サーカス小屋のような小会場(ライブハウス)にて。
18:00入場開始、整理券437番。入場の順番となり速攻で木戸銭500円の支払と交換で
コインを受け取る。そのコインと引き換えにドリンクホルダー付のオレンジジュースを受け取り
脇目も振らず場内に突入。その甲斐あり中央の絶好ポジションを確保する。
なんと10m程先に中央のスタンドマイクだ。止まり木にもたれながらゴクリと咽喉を潤して
”Bob Dylan”の登場を待つ。子どもだった1973年に『学生街の喫茶店』の歌詞に出てきた
”ぼっぶでぃらん”・・・訳も分からずに口ずさんでいた伝説の人に会うのだ。(笑)

ボーン ボーン ボーンと時報のような3連チャイムが鳴り、真っ暗なステージにボブ・ディランと
彼のバンドが現れる。ステージは降霊祭のように評判通り暗い。少しオレンジっぽい照明なの
ではっきり表情がわからない。だからディランもメンバーも幽霊のよう?いや神々しいお姿と
言っておこう(笑)。後ろの方の人や後方2階席の人は、見れるのか?と心配になるほどだ。

今日の演奏曲目は覚え書きとして、最後にノッケルが
ディラン・ファンや有名な菅野ヘッケル氏らが
モダン・タイムス』から「ワーキングマンズ・ブルース#2」を歌ったのが
レアだったと興奮して伝えている
初めて参加した僕は演奏曲はレコードやCDで聴いていたが
すべてが新鮮だったと興奮している

古い曲は、原曲を崩し(最新『テンペスト』の曲さえも)新たな曲のように
ディランは、我が道を往くように心からの素晴らしいしゃがれ声で歌ってくれる
歌詞のキーワードから曲名を探し当てるなぞなぞのように曲が進み
そんな頭の中の海馬の遊びを細々つづけながらも
身も心も素敵な演奏に身を委ね楽しむことが得策だと気付く

ディランのうた・唄・歌
そして曲によりピアノと時々ハーモニカ(ハ-プ)
ギターは弾かない
だからディランのうた・唄・歌

それは宮沢賢治がイメージした汽車の旅のようだ
大きな車輪のようなごとごと鳴る響きのベースとドラムのリズム
歯切れのいいギターとキーボードが客車のBGMに華を添え
薄暗い暗闇の車窓から幻燈のように色々な景色を見せながら
B・ディランはジョバンニやカムパネルラのように僕らを連れてってくれる
ブルーにこんがらがって、ね ・・・・・。

Bob Dylan and His Band 
April 17, 2014  Zepp Nagoya April 17, 2014 19002110
         Act 1:第1部  19:00
1. Things Have Changed                 (「ワンダー・ボーイズ(OST)」2001)
2. She Belongs To Me (「ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム」1965)
3. Beyond Here Lies Nothin'          (「トゥゲザー・スルー・ライフ」2009)
4. What Good Am I?                     (「オー・マーシー」1989)
5. Workingman's Blues #2                 (「モダン・タイムス」2006)
6. Duquesne Whistle                          (「テンペスト」2012)
7. Pay In Blood                                   (「テンペスト」2012)
8. Tangled Up In Blue   ブルーにこんがらがって              (「血の轍」1975)
9. Love Sick                    (「タイム・アウト・オブ・マインド」1997)
       Intermission:休憩/約20分
          Act 2:第2部  20:20
10. High Water (For Charley Patton)               (「ラブ・アンド・セフト」2001)
11. Simple Twist Of Fate   運命のひとひねり                  (「血の轍」1975)
12. Early Roman Kings                         (「テンペスト」2012)
13. Forgetful Heart                (「トゥゲザー・スルー・ライフ」2009)
14. Spirit On The Water                    (「モダン・タイムス」2006)
15. Scarlet Town                              (「テンペスト」2012)
16. Soon After Midnight                            (「テンペスト」2012)
17. Long And Wasted Years                        (「テンペスト」2012)
              encore:アンコール
18. All Along The Watchtower 見張り塔からずっと
                            (「ジョン・ウェズリー・ハーディング」1967)
19. Blowin' In The Wind        風に吹かれて   
                            (「フリーホイリーン・ボブ・ディラン」1963)
ボブ・ディラン           Bob Dylan       :Vocal, Harmonica,Piano
トニー・ガーニエ        Tony Garnier    :Bass
スチュ・キンボール    Stu Kimball      :Guitar
ドニー・ヘロン           Donnie Herron :Pedal Steel,Banjo, Violin, Mandolin
ジョージ・リセリ         George Recile  :Drums
チャーリー・セクストン Charlie Sexton :Lead Guitar

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エスケイプ

2014-04-12 10:00:47 | 音楽

先日観たベン・スティラー監督・主演の映画 LIFE!(The Secret Life of Walter Mitty)(2013年・米)
映画ファンには往年の傑作「虹を掴む男」(1947)のリメイクということでも話題でしたね。
ものがたり:主人公ウォルター・ミティ(B・スティラー)の唯一の楽しみは、むなしい現実から
逃避するため刺激に満ちた空想をすることだった。そんな空想癖のある彼が、大切なもの
を得るために旅へ出る話。B・スティラーはちょっとダニー・ケイに風貌が似てるのかな?



映画の巻頭に、どんぴしゃのこの曲がBGMに流れたとき、この映画は僕の好みと確信した。
ほんのちょっと、それも低めの音量でカバー曲(Byジャック・ジョンソン)が流れただけで、
気付きにくい(エンドタイトルでは長くReplayされた)けど、オリジナル曲は大傑作なのです。

エスケイプ /ルパート・ホルムズ
Escape (The Piña Colada Song) / Rupert Holmes
パートナーズ・イン・クライム Partners in Crime (1979)に収録されたR・ホルムズの№1ソング。
映画の内容にも似て、歌詞が大人向けのロマンチックなストーリー仕立てになっていて楽しい。



♪ “彼女との関係が倦怠気味の男が、ある日新聞の投書欄に好みの女性の投稿を見つけ
「一緒に退屈な日常から脱出しよう。」と呼応する。しかし、約束の場所に現れた彼女は…。”
艶笑小噺のような歌で、A.O.R.の秀曲。僕は大好きで~す。 



R・ホルムズは華やかな表舞台に出ないがバリー・マニロウやビリー・ジョエルのような作曲家(笑)
だが、実力派なんですよね。"Him"や”Answering Machine"なんかの面白いヒット曲も収録あり。
Piña Colada を飲みながら聴くと心地いいアルバムです。  今宵は貴女もご一緒にEscape

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STEVE McQUEEN

2014-04-05 09:51:50 | 映画

『春眠暁を覚えず』なんて呑気な気持ちで、今年オスカーを獲った映画を観にいった。

「それでも夜は明ける」12 Years a Slave(2013年・英米)
おはなし;1841年奴隷制度が廃止される前、自由証明書で認められた自由黒人の音楽家
ソロモン・ノーサップが自由な北部ニューヨーク州から、奴隷制度を敷いている南部ニュー
オーリンズの農園に売られた壮絶な12年間の奴隷生活をつづった伝記映画。

米国のダブーな歴史を抉(えぐ)り取ったダークな映画で、目を背けたくなるシーンが多い。
好きじゃない部類の映画だが、実話を基にしてるので仕方ない。
Roll Jordan Roll  それでも夜は明ける・・・と希望をもちながら黒人霊歌を歌おう、辛いね。 

 オール冗談オール
この映画でメガホンを取ったのがスティーブ・マックイーン(Steve McQueen)!
監督名を聞いた時、我らが憧れアクション・スターの幻のお蔵入り映画でも公開されるたのかと
思ったぜ。綴りもいっしょだし。STEVE・Black&white・McQUEEN


荒野の七人 大脱走 華麗なる賭け ブリット ゲッタウェイ タワーリング・インフェルノ...etc.
どの映画のマックイーンもかっこよかったし、僕らの世代ではスターらしい大スターだった。

自由を求める執念の男を演じたS・マックイーン主演映画の記憶がオーバーラップしてきたぜ。

「パピヨン」 Papillon(1973年・仏米)
ものがたり:胸に蝶の刺青をしていることで“パピヨン”と呼ばれた男(S・マックイーン)が、
1
931年に無実を叫びながら終身刑となったものの、脱獄に成功した実話。
アンリ・シャリエールの伝記小説を
映画化したもの。アクション娯楽大作で、2大スター共演
(ダスティン・ホフマン)の話題性もあって大ヒット、堂々の傑作!中学生だった僕は感動した。

残念ながら「パピヨン」はアカデミー賞を取れなかった。昔の映画ほど人気俳優の主演映画は、
オスカーには縁がなかったよね。哀愁漂う“パピヨンのテーマ”を聴きながら今夜はお休み。
・・・それでも夜は明けるのさ。(笑)

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