五叉路のグラフィティ

田舎者からの便り...。

セントルイスから愛をこめて

2008-11-28 07:17:07 | 音楽
ビートルズ旋風が全米に吹き荒れた1964年。
ロックンロール界の横山やすしが返礼に出したコイツは、イカシテルぞっ!
St.Louis To Liverpool / Chuck Berry(1964)

まずは、チャック・ベリーがジャンプしているこのジャケットが秀逸です。50年代に
すでに数多くのヒット曲を出し、ビートルズ、ストーンズ、ビーチボーイズらにカバー
されているけど、まだまだ殿堂入りの過去の遺物じゃないぞとの気概を感じますね。

またNo Particular Place To Go(10位)、You Never Can Tell(14位)、Little Marie(54位)
Promised Land(41位)4曲の素敵なシングル・ヒットを含んでおり、
50年代の勢いを取り戻しているのがわかります。そして、もう1曲
ファンキーなギターが炸裂するインスト曲”Liverpool Drive”が、かっこいいよ。
では最後にFrom St.Louis With Love という訳で
この季節にピッタリな”Merry Christmas Baby”(11曲目)も入ってます。
ちゃんと聴いてちょうだいね。ワシの愛がわからんちゅうのかい。怒るで、しかし!
では、楽しい週末を・・・バイバイ。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ケンタッキー・ロヂャース

2008-11-25 07:30:03 | 音楽

クリスマスまであと1ヶ月。街はXmasの飾りつけで賑やかですね。貴方の街は如何ですか。
我が家はディスカウントストアで買った小さなツリーとケーキとケンタッキー・フライドチキンで
Xmasを迎えるのかしら?という訳で、歌うカーネル・サンダースおじさんの登場です。(笑)

Kenny Rogers’ Greatest Hits (1980)
ケニー・ロジャースは、米国では国民的カントリー歌手。日本じゃ”We Are The World”
USA For Africa(1985)でポール・サイモンの次に歌うC・サンダースに似た爺さんは誰!
ということで記憶されているのでは。でも、このおじさん70年代後半から80年代前半に
ポップ・ヒットも数曲続けて飛ばしており侮(あなど)れませんよ。ご存知なら嬉しいな。 

She Believes in Me” ”You Decorated My Life””Don't fall in Love With a Dreamer”と
バラードでのスマッシュ・ヒットの連続はいい感じでした。そして”Lady”いかにもライオネル・
リッチーのバラード曲でございっ!て感じの曲で決定打(1980全米№1)を放ちました。
ともあれKennyの暖かく包み込むしゃがれ声は、この時季に聴けばサンタ愛を歌う・・・だね?

そろそろ、昔ディスカウント・ストア『ロヂャース』で買った小さなツリーを押入れから出さなきゃ!
(僕は、埼玉県に以前住んだことがあるからね。確か川越店で買ったものだよ。)
 ←続・晩秋(皇居周辺)
でもどうして、 ロヂャースの文字は”ヂ”なんだろうか?名古屋駅前『大名古屋ビルヂング』
とともに謎である。それに普段ローマ字入力している僕は、ヂの投入が容易に出来ない。
どのキーを押すのだ?悩んで長時間椅子に座っている僕は”ぢ”になっちゃうじぢゃない。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カム・フライ・ウィズ・ミー

2008-11-21 22:50:03 | 音楽
♪”Come Fly With Me,
   Let's Fly Let's Fly Away~”

おおっ懐かしい曲だっ!!TV-CMに流れていて、ふと手が止まりTV画面に注目した。
フランク・シナトラの曲”Come Fly With Me”が先週から公開になった映画ハッピーフライト(2008)
の主題歌に使用されているんだ。ウォーターボーイズ(2001)、スウィングガールズ(2004)といった
僕のお気に入り矢口史靖監督の新作。ハッピーフライトたのしみな映画だね。という訳で、

Come Fly with Me / Frank Sinatra (1957)
フランク・シナトラの素敵な歌声で世界一周はいかがですか!というコンセプト・アルバム。
表題曲”カム・フライ・ウィズ・ミー”、”80日間世界一周のテーマ曲”と続き、TWA機で各地を
(地名にちなんだ曲を歌う)廻る。カプリ島、ニューヨーク、パリ、ロンドン、ブラジル、ハワイ・・・

おおっ乱気流だ、情報を、ラジオをつけろ!~~日本航空があなたにお送りする音楽の定期便
ジェット・ストリーム、皆様の夜間飛行のお供を致しますパイロットは 私、城達也です。~~

ちょっと脱線(笑)しましたが今の季節なら4、5曲目”ヴァーモントの月 Moonlight In Vermont”
”ニューヨークの秋 Autumn In New York” が素敵です。
ビリー・メイ(Billy May)の美しいストリングス・アレンジで楽しいフライトを楽しみましょう。
←月曜日 武道館(皇居)近くの公園で
3連休ですね、素敵な晩秋を見つけに旅に出かけましょうか。It's Nice To Go Trav'ling !
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

THE WHO LIVE AT BUDOKAN

2008-11-18 20:05:35 | Weblog
昨日(11/17)ザ・フー・ライヴ・アット・武道館、行ってきました。感激の一日!

(ロジャー)日本のファンのためにマイク・アクションもかっこよく決めました~。
(ピート)日本のファンのためにギター風車奏法 いつもより多めに廻してま~す。
(ザック)K・ムーンおじさんの霊が降りてきたかのように気持ちよく演奏できました。
(ピノ、サイモン&ジョン)やるべき仕事は いつも完璧にこなしてるぜ。日本でもな。
*コンナ コトハ イッテマセン。(笑)

もう最高にうれしいライヴ。会場のノリもよく、多くの人がロジャー・ダルトリーと
一緒に歌ったのがよかった! ロジャー、張り裂けんばかり声が出でていたよ。
ピート・タウンゼントもバリバリにかっこいいギター演奏を披露していたし、
ピート得意の”風車奏法”で腕をグルグルやる度に会場は大歓声に沸いたね~。
スタンド2階席だったけど、位置は正面(南)なので音が凄く良かったよ、ラッキー。

ライヴ終盤 胸が肌けた汗いっぱいのシャツでロジャーがダブルタンバリンを打ち鳴らし
Beatに乗ると、ピートがごりごりとギターをかき鳴らす。この姿を観ていたらそのまま
'70年頃(全盛期)のThe Whoが今・現在の姿でタイムスリップしているんじゃないかと
錯覚し、うれしくてウルウルし何度雄たけびをあげただろうか。

これぞ MaximumR&Bライヴ・バンドの真骨頂。
バカでかい音でハードでかつ知的で繊細なザ・フー。素敵なライヴをありがとう!

LIVE AT BUDOKAN / THE WHO Set List (2008.11.17)
I Can't Explain
The Seeker
Anyway Anyhow Anywhere
Fragments
Who Are You
Behind Blue Eyes
Relay (奴らに伝えろ!)
Sister Disco
Baba O'Riley
Eminence Front
5:15 (5時15分)
Love Reign O'er Me (愛の支配)
Won't Get Fooled Again (無法の世界)
My Generation
Naked Eye
(Encore:)
Pinball Wizard (ピンボールの魔術師)
Amazing Journey (すてきな旅行)
Sparks
See Me Feel Me
Tea & Theatre
(来日メンバー)
ロジャー・ダルトリーRoger Daltrey(リード・ヴォーカル)
ピート・タウンゼントPete Townshend(ギター、ヴォーカル)
ザック・スターキーZak Starkey(ドラムス)
ピノ・パラディーノPino Palladino(ベース)
ジョン “ラビット” バンドリックJohn "Rabbit" Bundrick(キーボード)
サイモン・タウンゼントSimon Townshend(ギター、バッキング・ヴォーカル)
コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

恋するMexican Rock

2008-11-17 07:38:55 | 音楽
♪メキシカン・ロック ゴー・ゴー・ゴー・ゴー
♪メキシカン・ルック ゴー・ゴー・ゴー・ゴー

という訳で、ちょっと強面(こわおもて)のチカーノ達によるご機嫌なR&Rで
今週も楽しく過ごしましょう。ゴー!ゴー!

ロス・ロボス(イーストL.A.の狼達)は、メキシコの伝統音楽から、R&R、R&B、バラード、
テックス・メックスなど幅広いレパートリーを披露する凄い奴らです。非英語・ヒスパニック系
でありながら全米№1をとった”ラ・バンバLa Bamba”、リッチー・ヴァレンスのカバー曲。
伝記映画『ラ★バンバ』(1987・米)でスポットが当たったのでご存知の方もみえるでしょう。
僕も、この映画を観てリッチー・ヴァレンスからロス・ロボスという流れで彼らを知りました。

で、このボックス・セット。 El Cancionero:Mas y Mas / Los Lobos (2000) 4-CD Rhino
これはロス・ロボスの重要な曲、珍しい曲、未発表曲、ライブ、サイド・プロジェクト
による曲などを4枚のCDへ ふんだんにブチ込んだ素晴らしいBox Set。

チョット高価な買い物なので、長いこと二の足を踏んでいましたが、
円高に便乗(円高差益を小市民的に利用)して国境をこえて安価でゲット。
もう最高だよ!セニョリータ、Come On,Let's Go一緒に踊りましょう。

♪しびれちゃったよ 僕も
♪パンチのきいた ロックとルック
♪Mexican Rock Go Go Go Go!

(♪・・・恋のメキシカン・ロック / 橋 幸夫 S42年)より
  ”こら、勝手に写真とるな~!”
メキシコ州の麻薬密売人じゃありません、ロス・ロボスです。念のため(笑)
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

テケテケ・サウンドの王者

2008-11-14 07:20:01 | 音楽
エレキ・サウンドで日本中の音楽ファンを虜にし、本国より人気を博した
グループといえば、その名はザ・ベンチャーズ(The Ventures)。
インストゥルメンタル・ロックであるがゆえ、受け入れやすかったのかな~。

ベンチャーズが1962年以来ほぼ毎年来日して"テケテケ"を普及・啓蒙し続けた
結果 我々日本人は、子供から大人まで否応なしにこれを聴くと無条件に楽しい
気分になってしまうのだ。DNAにまで反応因子が組み込まれちゃったのかな。(笑)

という訳で ”Walk-Don't Run / The Best of The Ventures”(1990)
山程出てるベンチャーズ・ベスト盤の内、オリジナル音源・こだわりの1枚です。

ウォーク・ドント・ラン/急がば廻れ(Wark-Don't Run) 全米2位(1960)
パーフィディア(Perfidia)                   全米15位(1960)
ウォーク・ドント・ラン’64 (Wark,Don't Run'64)     全米8位(1964)
10番街の殺人(Slaughter on 10th Avenue)      全米35位(1964)
ダイアモンド・ヘッド(Diamond Head)           全米70位(1965)
ハワイ5-O(Hawaii Five-O)                 全米4位(1969)
このベスト盤にも収録されているこれらヒット曲は日本人にはどの曲も
馴染み深いが、全米チャートをみると意外とトップ10は3曲しかない!

日本ではアマチュア・バンドにとどまらず、TVアニメ、CM、映画、BGMなど
あらゆる場面にあふれておりすっかり有名であります。しかし本国、米国では
今年(2008年)になってマドンナ、ジョン”クーガー”メレンキャンプとともに
ロックの殿堂(The Rock and Roll Hall of Fame and Museum)入り とは
『急がば廻れ』と言いながら、随分と大廻りをしたもんだ!
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

恋人も濡れるクリスタルの輝き

2008-11-11 07:17:57 | 音楽
1981年の大ヒット曲”クリスタルの恋人たち”(全米2位)
この寒い時季に聴くとグッときますね。しかしながら、この邦題は最悪。
Just the Two of Us / Glover Washington Jr. と表記するとすっきりします。
”ワインライト Winelight”(1980)収録されたグローバー・ワシントン・Jr名義の名曲。
この曲でヴォーカルをとってるのが控えめなソウル歌手ビル・ウィザーズだ。

という訳で、ビル・ウィザーズ自身の傑作アルバム Still Bill / Bill Withers (1972)。
弱小レーベルSussex に録音したため永らく廃盤状態だったが、最近Sonyにより
Digitally Remaster され、CDにて良い音質で温かみのあるヴォーカルが
堪能できるようになりました。これぞクリスタル原石の輝き、発掘!なんです。

何と言っても、2曲の大ヒット曲が魅力的。
ファンキーなソウルでかっこいい ”Use Me” (1972全米2位)
勇気づけられる名曲 ”私を頼りに (Lean On Me) ”(1972全米1位)

”Lean On Me” は、キャロル・キングの”君の友だち(You've got a friend)”の
ソウル・ゴスペル版というべき いい歌だね~。
♪君が弱っている時は僕を頼ってほしい
 君の友達になって
 いつだって君を助けてあげるよ
 ほんの少しの間
 誰だって頼れる人が必要だから♪
身も心も温まったかい?
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

I Dig Rock And Roll Music

2008-11-08 10:16:01 | 音楽
ピーター、ポール&マリー。PP&Mと言えば1960年代米国の社会運動と
フォーク・ムーブメントの潮流にのり一躍人気を博したフォーク・トリオ。
パフ(Puff, the magic dragon),花はどこへ行った(Where Have All The Flowers Gone?),
500マイルもはなれて(500 Miles),風に吹かれて(Blowin' in the Wind)なんかの曲が
まず思い浮かびますね。日本でもフォークソング・ブームの旗手として人気は絶大でした。

黒人指導者マーティン・ルーサー・キング牧師が「私には夢がある(I Have a Dream)」と
演説し、20万人にも及ぶ人々を集めワシントン大行進を行った(1963.8.28)。
その時リンカーンメモリアルからワシントンモニュメントを埋め尽くした人々の前で
PP&Mが天使のハンマー(If I Had A Hammer)などを歌ったそうだ。ワシントン大行進は
映画『フォレスト・ガンプ/一期一会』(1994・米)でも米国の歴史の1ページとして
語られているので、あれか!と憶えている方もいらっしゃるでしょう。

あから45年。今年、民主党のバラク・オバマ氏が11月4日夜(日本時間5日午後)、
米国第44代大統領に当選した。黒人(アフリカ系)の大統領誕生は米建国後初めて。
来年1月20日に正式就任する。新たな歴史の1ページが加わった瞬間だ。
地元イリノイ州シカゴの公園で同じく約20万人を前に行われたオバマ大統領の
勝利演説も新しい時代の幕開けにふさわしい”Yes,We Can.”のフレーズとともに。

では、長~い前ふり 歴史を掘り下げたところで、このアルバムを聴こうかな。
ALBUM 1700 / Peter,Paul and Mary”(1967)

レコード型番(Warner Bros.WS-1700)から持ってきたアルバム・タイトルなんです。

ロック天国 I Dig Rock And Roll Music (1967・全米9位)と
傷心のジェット(悲しみのジェット・プレイン)Leaving on a Jet Plane(1969・全米1位)
2曲の大ヒットが入ってるアルバム。とはいってもコレはジャケット買いなんだよね。
飾っておくのにカッコイイって思ったから買ったんだ。これがアナログの特典さ!
PP&Mのことは、後から調べたり歌詞の意味を考えたりして、掘り下げていく。
こういったことは、よくあるよ僕 へへへ。

I Dig Rock & Roll Music !
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

恋のマジック・アイ

2008-11-04 07:22:02 | 音楽
1965年のデビュー以来、初の単独来日公演が遂に実現!11/17(月)日本武道館
ついにやってくるんですね。今月は、The Who聴き取り強化月間です。(笑)
仕事がやりくりできたので行ってきます。最高のボックス・セットで気分を盛り上げよう。
ザ・フー・ボックス Thirty Years Of Maximum R&B”(1994)

おお、長年待たされた単独公演。ザ・フー初来日は、The Rock Odyssey 2004・フェスで
1時間半プレイしたそうだ。僕は行けなかった。
涙を呑んでいたけどLIVE AT LEEDS ならぬ LIVE AT BUDOKANを長年夢見てきたんだ。
そういった日本のファンは多いんじゃないかな。だから爺(ジジイ)の集会になるかも(笑)

僕は、武道館の中で熱気と期待でフーリガン(hooligan)ならぬWhoooligan状態に
なってるだろう。そこは”愛の支配(Love Reign O'er Me)”に満ち溢れた
”無法の世界(Won't Get Fooled Again)”。
”不死身のハード・ロック(Long Live Rock)”をSEE ME FEEL ME!してきます。
もちろんフーリガンなんて”俺達はしないよ(We're Not Gonna Take It)”

たとえ、座席が
♪I can see for miles and miles and miles and miles and miles
And miles and miles and miles and miles ~
でもね。
コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする