五叉路のグラフィティ

田舎者からの便り...。

プリーズ・プリーズ・ミー

2023-03-22 00:03:22 | 音楽

ロックを世界的な共通語にした もっとも偉大なグループのひとつザ・ビートルズ。
ビートルズのデビューアルバムが60年前の今日1963年3月22日英国で発売された。

プリーズ・プリーズ・ミー/ザ・ビートルズ
 Please Please Me / The Beatles(1963)
なんとアルバム用の録音はたった1日で仕上げられ、翌月には発売されたそうだ。
スキッフル風ビートにのってエヴァリー・ブラザーズ張りのヴォーカルハーモニーが魅力的。

ラヴ・ミー・ドゥ(Love Me Do)、プリーズ・プリーズ・ミー(Please Please Me)
2曲のヒット曲の勢いに乗って新人アイドルグループを売り出せ!ということで
アルバムカバーにも"PLEASE PLEASE ME with Love Me Do and 12 other songs"
と記してる。これで後に誰でも知ってる20世紀最高のロックグループへ旅立つことになる。

ビートルズのアルバムについて言えば、僕の中学生の頃は洋楽好きの友人からアルバムを
貸してもらったりFMラジオでもビートルズは人気でよくかけていたのでTAPEに録音して
聴いていた。当時レコードは今みたいに統一されてなくて各国編集盤が溢れていてました。

あの頃はこづかいは少ないしレコード買えなくてビートルズの小冊子(販売促進のグッズ)
を何度も読み返していたけど色々ありすぎて何が最初のアルバムかよくわからなかったな。
「アーリー・ビートルズ」,「デビュー!ビートルズ・ライブ’62」,「ビートルズ!」
「ミート・ザ・ビートルズ」, 直輸入盤と称して「Introducing...The Beatles」もあったし

 (どれが最初???)
中学時代は録音TAPEで済ましてたけど、大分後になってから「プリーズ・プリーズ・ミー」
のレコードを手に入れました。

コメント (2)
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さらば冬のかもめ

2023-03-11 00:01:23 | 映画

何処か演歌の題名みたいだけど、これはこれで映画にマッチした邦題タイトルです。

「さらば冬のかもめ」The Last Detail(1973・米)
監督ハル・アシュビー 脚本ロバート・タウン 出演ジャック・ニコルソン、ランディ・クエイド
オーティス・ヤング、クリフトン・ジェームス、キャロル・ケイン、ナンシー・アレン

物語:海軍士官"Badass" バダスキー(J・ニコルソン)と"Mule"マルホール(O・ヤング)に
バージニア州のノーフォーク基地からメイン州のポーツマス海軍刑務所へ窃盗犯を護衛する
命令が下る。その窃盗犯というのが、司令官夫人の慈善団体の募金箱から40ドル窃盗未遂で
8年の刑務所行きと宣告された18才の新米水兵ラリー(R・クエイド)だ。ふたりが、護送中の
自由な時間にラリーへ人生の楽しさを教えながら冬のアメリカ北東部を旅するコメディ。

刑期8年もあれば檻の中で青年期が終わってしまうこの水兵に、ケンカ、料理にイチャモンを
付ける事、飲酒、賭け事、売春宿での筆おろし、母親の家への立ち寄りなど色々と世話を焼く。
刑務所に近づくにつれて無骨だが心優しいバダスキーと生真面目なマルホールはラリーへの
愛情・友情が深まっていく。しかしスパっと断ち切られる悲痛な現実を突きつける結末に。

巧みな人物描写とアメリカ社会が垣間見られる『アメリカン・ニューシネマ』後期の秀作だ。
”南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏”と題目を唱えても女をタダで抱ける世の中じゃない厳しい現実
をドキュメンタリーのように撮るハル・アシュビー監督と「ファック」とか不敵な言葉を
やたら吐きながら巻き起こる出来事の語り口はロバート・タウンの脚本の秀抜さによるもの。

日本ではジャック・ニコルソンのアカデミー賞受賞作『カッコーの巣の上で』の大ヒットを
受けて3年遅れて1976年公開。僕は名古屋のグランド劇場で『タクシードライバー』との
2本立てロードショーで観ました。原題が The Last Detail(最後の雑役役務 ?)なんて
地味な原題を洒落た邦題をつけての本邦初公開だった。お蔵入りを免れブラボー!。

タイパ(タイムパフォーマンス)で映画を観みたりファスト映画で満足し観た気になってる
奴にはスクリーンに映る詩情や哀愁、Detailなんかわからないだろう。クソ寒い冬の公園で
❝かもめの水兵さん❞の最後のお別れバーベキュー・パーティー。ソーセージしかなくたって
寒空の下ガタガタ足を震わせ仲間と食べたあの味はきっと忘れられない。

物語のBGMは American Patrol  などの軍用曲なので珍道中との不釣り合い具合が可笑しい。
Bブラボー、Yヤンキー、Bブラボー、Yヤンキー・・・(バイバイ)

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クイーン・オブ・ハート

2023-03-01 00:03:03 | 音楽

3月3日は桃の節句『女心と秋の空』(秋の空模様のように女性の気持ちは移り気だ)なんて
ことわざも何故か出てきたぞ w(江戸時代には『男心と秋の空』も用いられていたそうな)
そんな訳でジュース・ニュートンのヒット曲「クイーン・オブ・ハート」を思い出したので...

ベスト・オブ・ジュース・ニュートン(1983)Juice Newton 1975年のレコードデビューから
ここまで7枚出していますが、これは過去の3枚のアルバムから日本独自編集したアルバム。
”女心と・・・”じゃないけどJ・ニュートンのデビューはロックンロール畑でバンドを組んで
売り出したが鳴かず飛ばすなので、カントリーポップにシフトとしたら見事花が咲いた。
これは、ポップ・ヒットが続いてた頃のレコードで全14曲入り。♬今日は私も晴れ姿~

おまけ
Juice Newton ピンナップ 1983カレンダー付!!雛人形の替わりに飾ってお祝いです。

夜明けの天使 Angel Of The Morninng、甘い出来事 The Sweetest Thing(I've Ever Known)
やさしくしてね Break It To Me Gently、クイーン・オブ・ハート Queen Of  Hearts
愛のサンシャイン Love's Been A Little Bit Hard On MeHeart Of The Night

名前の通り炭酸の入ったジュースのような爽やかで軽快なカントリー ポップが出来がよく
これらの曲はチャート入りして彼女は全国に名を馳せました。

ここでオリジナル歌手を超えられなかった曲をご紹介。愛は哀しくて It's A Heartache
ファイア・ダウン・ビロー The Fire Down Below の2曲。なぜ収録されたのか首を傾げます。 
オリジナル歌手のボニー タイラーやボブ シーガーに申し訳ないから、彼女の貧弱な歌唱は
ここでは聴かせられない。彼女には、酒焼けし喉を潰したような歌唱は無理ってもんです。

柄に合わない2曲の替わりに、意外な選曲のこちらの2曲をベスト盤に収録してほしかった。
故郷は心の慰め Country Comfort 、テル・ハー・ノー Tell Her No

この後、炭酸ジュースもいつかは泡が切れるようにポップヒットも途切れ、
彼女はカントリー界へ帰って行ったのでした ・ ・ ・ おしまい。

コメント (4)
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