今日は、ザ・サーチャーズ経由で知った美人シンガー・ソング・ライターをいってみよう。
Come And Get Me (Best Of ... 1958 - 1980 ) / Jackie DeShannon (2000)
ピンと針 Needles And Pins 、ウォーク・イン・ザ・ルーム When You Walk In The Room
ジャッキー・デシャノンがそれぞれ63-64年にシングルで出した曲。その後、サーチャーズが
ドライヴ感に磨きをかけたアレンジでカバーし大ヒット。彼らマージー・ビートの代表曲にした。
そうJackie DeShannonはサーチャーズ経由で気になるあの娘に・・・本音は美人に弱い(笑)
(余談;The Searchers!“恋の特効薬(ラヴ・ポーションNo.9)”は、日本でも人気曲ですね。)
弘田三枝子(ミコちゃん)のようなハスキーでパンチのきいたJ・デシャノンの歌唱がいいな~。
ジャッキー自身の歌で大ヒットした曲が2つ。どちらも震災後の日本でも癒される素敵な曲。
“愛を求めて(世界は愛を求めている)/ What The World Needs Now Is Love”
これは、B・バカラック&H・デヴィッド作で1968年全米7位になった心に響くヒット曲。そして
“恋をあなたに Put A Little Love In Your Heat ”は自作のヒット曲だ。1969年全米4位
ジャッキー・デシャノンを贔屓にするもう一つの個人(趣味)的理由がある。“Buddy”という
バディ・ホリーへのトリビュート・ソングをいち早く作り1958年にシングルで出していること。
このコンピ盤でそのロックンローラーに捧げたR&Rが1曲目に聴けるのがうれしいぜ。
大女優Bette Davisがどんな碧眼をしていたのか、昔の映画過ぎて覚えちゃいないが、
←こんな瞳だった?
キム・カーンズのカバー・バージョン“ベティ・デイビスの瞳”は変態的アレンジ(考えすぎ?)で
甦り1981年全米1位の大ヒットに。こんなこともひっくるめ今夜はジャッキーに乾杯でしゃのん。
今宵もブログの海原の片隅にさすらい、ぽつねんと電子の塵をかき集めてみましょうか。
さすらい / Warren Zevon (1976)
ちょっといかれたランディ・ニューマン風のウォーレン・ジヴォン作品は、ちょいといい感じ。
ドラッグとアルコール中毒でL.A.の音楽業界の路地裏に埋もれていたアウトローを
親友 ジャクソン・ブラウンが何とか更生させようと引き上げ制作させたアルバム。
多くの友人(イーグルスやフリートウッド・マックのメンバー、フィル・エヴァリー、
カール・ウィルソン、ボニー・レイット、J.D.サウザーら)が手を貸し見事な傑作に!
リンダ・ロンシュタットがカバーしたことにより有名になった曲は、どれも味があってイイ。
“風にさらわれた恋 Hasten Down the Wind ”
“僕はついていない Poor,Poor Pitiful me ”
“モハメッドのラジオ Mohammed’s Radio”
“カルメリータ Carmelita”
僕は、リンダのカバー曲からウォーレン・ジヴォンを聴くようになった。リンダの功績は大きい。
きっとWarren Zevonのファンは、Linda Ronstadt経由が多いんじゃないのかな。
お買い得original album series
ジヴォンは十数枚レコードを作ったが殆ど売れず1978年『ロンドンの狼男』 唯一のヒット曲
(Werewolves of London 全米21位 / Excitable Boy に収録)が知られるくらい。
風采がさえない為か、骨太なロックの良い曲が知られないままなら残念な事。商業的には
恵まれないままクスリとアル中の悪性は抜けきれず、2003年肺がんで56才の生涯を閉じる。
アルバム収録曲名(“人生に背を向けて”,“命知らず”)を地で往くようなハードボイルド野郎の
曲を聴きながらヨッパラっちまおうか....バーボンが似合う夜に。Aahoooo !!!(ワイルドだぜぇ)
ウッドストック近郊の借家”ビッグ・ピンク”の地下室でアイデイア(Music)を醸造させ
満を持して、作り上げたロック音楽の金字塔。
Music From Big Pink / The Band (1968)
ザ・バンドのファースト・アルバムでありながら、すでに いぶし銀の輝きに満ちた傑作。
“The Weight” 君の心身の重荷を降ろしなよ、なんなら俺に預けてもいいぜ!
“I Shall be Released” いつだって そう いつだって 僕らは、自由になれるんだ!
1969年の映画「イージー・ライダー」の挿入歌にもなったザ・ウエイト
ボブ・ディラン作のアイ・シャル・ビー・リリースト 2曲の名曲を含んだ
噛めば噛むほど味の出るスルメ (アタリメ)アルバムですね。
B・ディランが描いた意味わからんジャケット!これが購買客減の原因か?
何故か象がいるゾウ!?・・・御免!小学生でも言わない駄洒落で。
”怒りの涙”を流さないで“悲しきスージー“さん。
アルバムを一緒に聴いて”チェスト・フィーバー“しましょうね。(笑)
寒さが増し、日没 sunset がはやくなってきました。暖かい部屋で
クラシック映画の傑作をご覧になるのもよろしいんじゃなかろか。
サンセット大通り Sunset Boulevard (1950・米) b&w
監督 ビリー・ワイルダー
脚本 チャールズ・ブラケット、B・ワイルダー、D・M・マーシュマンJr.
出演 グロリア・スワンソン、ウィリアム・ホールデン、ナンシー・オルソン
おはなし:無声映画(サイレント)時代の大女優ノーマ(G・スワンソン)の荒れ果てた屋敷に
売れない若き脚本家ジョー(W・ホールデン)が迷い込んだ。過去の栄光をもう一度と、
ノーマは、ジョーへ住込みで脚本の仕上げを指示し、ハリウッドへのカムバックを目論むが・・・。
世間から忘れ去られたサイレント映画のスター(時代はトーキーに移っている)だが、
本人は今だに現役で、幻影の中にいると気づいていない演技がすごい。
グロリア・スワンソン本人も実際にサイレント映画 往年の大スターだが、
ノーマ役なのか本人役なのか彼女の狂気迫る圧倒的な存在感・パワーが見事でした。
虚構の話なのにどこかリアリティーも感じさせる傑作でしたね。
「セリフなんか いらないわ。私たちには顔があったのよ!」
" We didn't need dialoge , We had faces ! "
「私は大物(BIG)よ 小さくなったのは映画のほうだわ。」 (Gloria Swansonの台詞より)
コンピュータ・グラフィックス特殊効果、3D映画全盛の現代 このぐらい気概のある面白い
映画が少なくなった気がします。がんばれ 映画界、 sunset (凋落)にはまだまだ早いぞッ。
このブログも凋落が酷いからって、こんなことは言わないで
" We didn't need blog , We had facebook ! " (笑)
“うぉ~! 泣ぐ子はいねが!”
あのう、ハロウィンは先月(10/31)で終わりですけど。
“うぉぉ~! 悪い子はいねが~!!”
あの~っ、ナマハゲの季節は、まだまだ なんだけど。
前回イアン・マシューズに、あのレコード発売元レーベルは似合わないと書いたが
ヴァーティゴ・レーベルといえば僕は、これ。ブラック・サバスの2作目「パラノド」だ。
Paranoid / Black Sabbath (1970)
現在では、信奉者・フォロワーによる過大評価・カルト化しつつある英国バンドだけど、
寂びれた遊園地にあるお化け屋敷にふさわしいヘヴィメタルバンドじゃないかしらん。
”Paranoid”, ”Iron man” なんてバンド名とコンセプトがいっしょで、ジェットコースター
(鉛の飛行船 / Led Zeppelin)に乗りつかれたときの肝試しRockとして楽しんじゃいましょう!
僕には映画 ビートルジュースBeetlejuice(1988・米)みたいなロック・バンドとして愉しめます。
云ってる意味わからなくて眩暈(めまい)Vertigo がしてきた?
そう、これが正調ヴァーティゴ・レーベル (笑)
ところでジャケットに描かれた剣と盾を持って木陰から飛び出してくる男。実は、ナマハゲかも
しれないぜ! ナマハゲの正体は、船の難波で男鹿に漂着した外国人が正体であると言う説も
あるんだ(定説ではありません、ほかにもいろいろあります)。
”うぉぉぉ~! このブログを好きなコはいねが~!!!”
あの~~っ、なんか寂しいんで一杯やって 一緒に帰ろうか ナマハゲさん。