五叉路のグラフィティ

田舎者からの便り...。

陽だまりブルース

2008-10-31 07:27:15 | 音楽
10月は、きょうでおしまい。これから、暖かい陽射しが恋しい季節になりますね。
陽の当たる部屋で、熱い飲み物&おやつwithグッド・ミュージック!
これが最高の幸せなんです。・・・という訳で。

Give It Up/ Bonnie Raitt (1972)
才気あふれる女性白人ブルース・シンガーとしてデビューしたボニー・レイットの2作目。
こちらは、1作目よりバリエーションも豊かにフォーク・ポップ色も加わりコンテンポラリーな
傑作になりました。レコード店の店員に、ボニー・レイットの『レイット』とうまく言えなくて
買いそびれたのかな?セールス面ではコケたが、買った人はきっと満足する名盤です。

バックの演奏には腕っこきの職人達・・・エイモス・ギャレット、エリック・カズ、ジョン・ホール、
ポール・バターフィールドなどそうそうたる顔ぶれ。もちろんB・レイットのギターも素晴らしい。
収録曲”Too Long At The Fair”及び”Love Has No Pride”が素晴らしく、傑出している。
特に後者は多くのカバーがありますが、このオリジナルを越えるのはまだない。
ほかにジャクソン・ブラウンの(1stに入ってる)”Under the Falling Sky”もいいね。

キャロル・キングよりブルースっぽく、いい時のリンダ・ロンシュタットと同等の良さがあります。
日本でいえば初期の頃の計算高・く・な・い・荒井由美のように心地いいボニー・レイット。
興味を持ってもらえた?さあ さあ レコード店へ急ごう、今なら安いよ。そして言って下さい。
「あのう・・ボニー・トイレット? ボニー・ウォシュレット??
 う~んボニー『レイット』下さい。陽だまりポートレートのジャケットの奴です!」と。
素敵な週末をお過ごし下さい!
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宵闇の大阪は 二人づれ恋の街ぃ~♪

2008-10-27 07:31:02 | 音楽

浪速(ナニワ)の町は、恋の街やね~やっぱ好きやねん。
失意のタイガース・ファンを救うべく"涙のラナウェイ・ボーイ"が立ち上がる。
なんのこっちゃ!じゃ始めよっか。『大阪の街』じゃなく『ロック・タウン』といえば、
"気取りやキャット"も住んでる"ロック・タウンは恋の街"をヒットさせたストレイ・キャッツ。

”涙のラナウェイ・ボーイ / Stray Cats”(1981)
デイヴ・エドモンズが大変気に入りプロデュースをかってでた彼らの1stアルバム。
ロカビリ-色全開のヒット曲が、僕のハートをわしづかみにしました。

”涙のラナウェイ・ボーイ Runaway Boys ”(’80年全英9位)
”ロック・タウンは恋の街 Rock This Town”(’81年全英9位 ’83年全米9位)
”ストレイ・キャット・すとらっと Stray Cat Strut”(’81年全英11位 ’83年全米3位)

ブライアン・セッツァー(BRIAN SETZER)のヴォーカルとギター・テクニックを主に、
リー・ロッカーのスラッピング奏法によるウッド・ベース、スリム・ジム・ファントムの
スタンディング・ドラムによるサウンドは、’80年代初頭当時は新鮮に写りましたね。
日本ではネオ・ロカビリーというカテゴリーが中古レコードショップで確立する程に。
米国では、英国で人気者になった後2年遅れでヒット・チャートに凱旋登場しました。

また現在ブライアン・セッツァーは、ブライアン・セッツァー・オーケストラを組んで
レトロ・スウィング・ロカビリー?っぽい愉快な音楽で楽しませてくれてます。2002年に
イチローがでたCM曲”PEP PEP PEPSI/元気なペプシ(Sexy,Sexy)”を憶えている方
いますか?ああいったビッグ・バンドとロカビリーを融合した音楽も面白いよね!
という訳で・・・↓
******** ブライアン・セッツァーはん からの告知 ********
来年、自宅の近く 大阪厚生年金会館(1/27(火))でね つっかけ・半纏(はんてん)で
出掛けていってBrian Setzer Orchestraを演るやさかい みんな遊びにきてや~!
自宅の近く、つっかけ!・・・ってアンタ驚いててどないすんねん。
そやかて わて大阪城に住んでおりまんねん。(上沼恵美子じゃないっつ-の!)
大阪ラプソディー”好きなんでおます。(言うか~っ!)(笑)

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オードリーⅡ朽ち逝く。

2008-10-23 22:05:01 | 音楽

先週10/17 モータウンの偉大なグループ、フォー・トップスのリードシンガー
リーヴァイ・スタッブスが亡くなった。3年前の僕のブログ記事(レナルド“オービー”
ベンソン死去のニュース)でメンバーがふたりになってしまったと書いたが、
これでオリジナル・メンバーはアブドゥル"デューク"フェイカーだけが
唯一の生き残りとなった。う~ん、悲しいニュースでした。

FOUR TOPS’ANTHOLOGY”(1974)M9-809 3LPセット。MOTOWN黄金期
(’64~’72まで)の主要なヒット曲を網羅した39曲入り豪華盤。これで重戦車のような
重く・深く・迫力あるリーヴァイのヴォーカルを大いに堪能して追悼しましょうか。(合掌)

♪ベイビー・アイ・ニード・ユア・ラヴィン、アイ・キャント・ヘルプ・マイセルフ、バーナデット、
セイム・オールド・ソング、恋は甘美なもの(Loving You Is Sweeter Than Ever)、
リーチ・アウト・アイル・ビー・ゼア、シャドウズ・オブ・ラヴ、スティル・ウォーター、・・・
これらは強力なヒット曲だし、最高のダンス・ミュージック!永遠のモータウン遺産だ。

日本では このニュース控えめだったが、米国でのNewsを(web)チェックしていたら
思わぬ事柄を発見して二重にびっくりしちゃった。映画『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ
(1986)で、オードリーⅡの声がリーヴァイ・スタッブスだったんだ。気付かなかった!
こりゃ、追悼して映画ももう一度観なきゃね。でないと食べられちゃうぞ!(笑)

Levi Stubbs ( June 6, 1936 – October 17, 2008 )

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皆の衆 Clap Your Hands Together!

2008-10-21 06:55:03 | 音楽
ご来場のみなさまへのお願い。
*** お手拍子を 拝借いたします。 *** あっ それっ!

*-1 ♪”皆の衆~ 皆の衆~
      嬉しかったら 腹から笑え~”

(付き人)"・・・村田センセイまだ、出番じゃありません。
今回の「BBC第1回英日歌合戦」は、英吉利の”操縦士”さんが先でございます。"

(司会者) "Ladies and Gentlemen. BBCプレゼンツ 第1回英日歌合戦
まずは『ハンド・クラップ(合いの手)』対戦で、お楽しみいただきましょう。
英国のフレッシュなグループ PILOTだッ。 HERE WE GO ! "

***********************************
The Best of PILOT (1980) C-Five Records C5-563
これは、パイロット最初の3枚のアルバムから選曲した英国編集ベスト盤。
残念なことに、1st~3rdオリジナル・アルバムは全て廃盤なのです。

(ベイ・シティ・ローラーズ+10cc+アラン・パーソンズ・プロジェクト+
『合いの手』)÷ビートルズ=パイロットという (笑)
’70年代中期 英国の愛すべきポップロック・グループです。
ハイ・トーンのヴォーカル・ハーモニーも爽やかなヒット曲がいいですね。

”Just A Smile”、”Magic”(1974全米5位)、”January”、”Call Me Round”(1975同34位)
など覚えやすいメロディーとポップで明るい曲調が素敵なちょっとしたグループでした。
初期の愛すべきハンド・クラップ入りの曲がパイロットらしく、いつ聴いても楽しい。

1stアルバム”Pilot”(1974)だけでもCD化復刻してくれたらうれしいのになー。
そんなニュースがでたら もう・・・♪”Oh ho ho, It's Magic, You Know ~ ”
***********************************

(付き人)"・・・村田センセイ申し訳ございません。
時間が押していますので、最後の一節だけでお願い致します。"

(司会者) "レイディース・エン・ジェントルメン、アンドおとっつぁん・おっかさん。お今晩は!
我らが じゃぽん代表ジス・イズ・ミスター村田センセイです。あい・ぶら・ゆー どうぞ~!"

*-2♪ ”どうせこの世は そんなとこ
      そぉ~じゃないかえ 皆の衆~”

*-1,2♪ 「皆の衆」 あの世の村田英雄センセイ(昭和39年)より。
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愛の魔力

2008-10-17 23:21:37 | 音楽

"愛の魔力 What's Love Got To Do It"でもって全米№1獲得、奇跡のカムバックを
したティナ・ターナーのライヴ・アルバムで、今週末も元気者で行こう。

Tina Live in Europe ”(1988)/ Tina Turner 米国盤(2LP)
日本盤は1枚もので、しかもライヴの流れ・曲順も無視した編集盤。2枚に分けて発売
(”ライヴ・ベスト”と”モア・ライヴ!”の2枚)という売り方が当時腹が立ったっけ(怒)。

1枚目は傑作カムバック・アルバム”Private Dancer(1984)”と”Break Every Rule(1986)”
からのヒット曲が歌われる内容。映画「マッドマックス・サンダードーム(1985)」の主題歌
"孤独のヒーローWe Don't Need Another Hero"のライヴ・バージョンも聴けるよ。

さて、ここからが激しく身をくねらせシャウトするティナの白熱ステージが展開する。
2枚目はリズム&ブルースが全開なのだ。ワイルドでセクシーなティナが聴ける。
ダンス天国 Land Of 1,000 Dance,In The Midnight Hour,634-5789(Soulsville USA)
そしてどん底だった辛い私生活をも吐露するように歌う"A Change Is Gonna Come"
これにはロバート・クレイのギター・ソロも加わり感動的!

そしてR&Bからロック志向へ転向し成功した彼女を祝福するように、エリック・クラプトン、
デヴィッド・ボウイ、ブライアン・アダムスと次々とデュエットするナンバーが続く。
もちろんティナの代名詞"Proud Mary"も披露して、ヨーロッパの観衆を完全に魅了した
復活ライヴ。超ミニスカートが瞼に浮かぶぜ、これが愛の魔力か?(笑)元気者で行こう!

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好きにならずにいられない

2008-10-14 06:51:53 | 音楽
前回のエントリで『この胸のときめきを・・・E・プレスリーでもおなじみデス。』と書いて
Elvis Presleyしばらく聴いていなかったな~、と思い出しコレを引っ張りだしました。

豪華決定盤エルヴィス・プレスリーWorldwide 50 Gold Award Hits, Vol.1(LPM-6401)
米国では、シングル盤”You Don't Have To Say You Love Me”の前、1970年の夏
4枚組LPヒット曲集としてMONO盤で出たもの。
 (←懐かしのVictor犬Nipper)

RCAビクターへ移籍してのデビュー盤”ハートブレイク・ホテル/Hertbreak Hotel”(1956)
から”雨のケンタッキー/Kentucky Rain”(1970)までの全50曲。"Elvis Sails"という
インタビュー付。発表年代順に収録しており'70までの全キャリアを俯瞰して聴けます。
僕は、これを聴いてエルヴィスのヒット曲の多さ(シングル盤は両面ヒットも多い!)
ロックンロールの王者として、当時でもこれだけの量が必要という偉大さに感服しました。

エルヴィスが活躍していた時代は、マーケット的にはシングル盤が主流(現在の日本は
着うたとか、ダウンロードが主流なのかな?)。後追いファンとしては、もうシングル盤
なんか手に入らないので、こういった良心的な編集盤はマストなアイテムで重宝しました。


 (あたいもビクター犬になりたいコーギー犬Cookie)

編集盤について言えば「エルヴィスのゴールデン・レコード集Vol.1~Vol.5」が当時
魅力的でした。大部分の曲がダブルけど、結局両セットとも揃えることになる。
だって・・・"好きにならずにいられない"からね。ファン心理の悲しい性で~す。(笑)
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この胸のときめきを

2008-10-11 08:30:09 | 音楽
秋の夜長 美しいが、どこか翳(かげ)りのある女性ヴォーカルはいかが。
JUST A LITTLE LOVIN' ” / SHELBY LYNNE(2008)

シェルビィ・リンは何度もレコード会社を転々としています。彼女の方向性もカントリー、
ポップス、ロックとその都度スタイルも変わるので売り方が難しいアーティストなのかな?
日本ではこの新作、とうとう買い手がつかず(未発売)にいますが、とてもいいんだ。

もちろん2000年度グラミー賞「最優秀新人賞」を獲得している彼女。歌のうまさは、
評論家筋でも折り紙つき。プロデュースは職人フィル・ラモーンで
ジャズヴォーカル・アルバムのような素敵な仕上がりになってますよ。

この新作はダスティ・スプリングフィールドの名曲をカヴァーしたアルバム。
ジャケットに"Inspired By Dusty Springfield"とある。ダスティ好きにはお馴染み
ジャケット(名盤『Dusty In Memphis』)をオマージュしている徹底振りデス。
(←コレは整形前 ウソ!笑)
”ジャスト・ア・リトル・ラヴィン”
”恋するハート(Anyone Who Had A Heart)”ディオンヌ・ワーウィックのヒットとしても有名。
”この胸のときめきを(You Don't Have To Say You Love Me)”E・プレスリー版もあるよ。
”二人だけのデート(I Only Want To Be With You)”
’70年代青春を過ごした淑女のみなさんはタータン・チェックのグループの方がお好き?
”恋の面影~映画『007カジノ・ロワイヤル』主題歌(The Look Of Love)”etc...。

'60年代の懐かしい楽曲群、アンニュイな午後 物思いにふける秋にお似合いデス。
落ち着いた雰囲気で音数(おとがず)の少ない演奏を従え、ゆっくり しっとりと歌うShelby
僕のこの胸がときめいてます・・・美人ですから~ ←『そこかいッ!!』(笑)
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沖縄に戻りたい

2008-10-05 06:31:35 | Weblog
いつの間にかに秋も深まってきた。涼しいを通り越してチョット小寒い。
つい10日ぐらい前までTシャツ&短パンで過ごしていたのに。
夏休みの沖縄旅行がずいぶん前にいったような気がするな・・・ああ沖縄に戻りたい!

8/3より3泊4日 沖縄本島北部に位置する本部(もとぶ)で、のんびり南国を満喫。
★もとぶ元気村にてバナナボート&ドルフィンスクール
★みんな島海水浴ツアー;高速フェーリーで15分の所にある離島(水納島)の事です。
★沖縄美ら海水族館&エメラルドビーチ

★最後の夜は、もとぶ元気村でジェル・キャンドル作り&

★沖縄民謡生演奏を聴きながらのBBQパーティー


ライ・クーダーのサントラ作群に隠れた快作アルバム Get Rhythm / Ry Cooder (1987)
収録曲”Going Back to Okinawa”を聴いたので思わず沖縄旅行の回顧録になりました。

この曲 最初は沖縄民謡っぽく始まるが、やがてR・クーダーらしいテックス・メックスっぽく
なっていく”なんじゃコレ”な感じの曲。歌詞が歴史的事実(第二次世界大戦の沖縄戦)を
間違って伝えていると、生真面目な方はR・クーダーを非難しますが、僕はわざとやって
煙に巻いてるんじゃないかと思います。だって本人は沖縄好きなんだってよ~。

アルバム全体で弾きまくっているライ・クーダーのスライドギターに酔いしれるのが
一番の楽しみ方じゃないかな。ロカビリー、ブルース、沖縄民謡、テックスメックス、
R&R、カリプソなどが ご機嫌な歌と演奏で楽しめますよ。気分は沖縄めんそーれ(笑)
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再出発~スターティング・オーヴァー

2008-10-01 07:01:17 | 音楽
5年間のハウスハズバンド(Househusband)生活を終え
音楽活動を再開したジョン・レノンが発表したラスト・アルバム。
ダブル・ファンタジーDouble Fantasy / John Lennon(1980)

再出発をやさしく知らせる鐘の音で始まる”Starting Over”は、
1stソロ「ジョンの魂」(1970)の重く苦悩を感じる鐘の音”Mother”に比べ
穏やかなこのジョン・レノンのアルバムを祝福しているようだ。
銃弾に撃たれ死亡した現在では、お仏壇の鐘のようにも聴こえます。(笑)

”Beautiful Boy”息子のショーン・レノンが映画「イエロー・サブマリン」を観て
『パパはビートルズだったの?』と聞いたのが再出発のきっかけだとか。
真相はこうじゃなかったと、僕は勝手に思う。
”Dear Yoko”オノ・ヨーコさんが『ジョン!いつまで育児休暇とってんのよ。
日本の”Woman”女性はそんなに休んでたら職場復帰できないのよ!』って
叱咤激励して言ったか言わずかって。(笑)

なにはともあれ(ヨーコさんのパートはキツイが)ナイーブで穏やかな歌声で、
再び飛び立とうとするジョンのMusicを -心のままに A Heart Play -
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