monoろぐ

古典和歌をメインにブログを書いてます。歌題ごとに和歌を四季に分類。

2011年11月04日 | 日本古典文学-和歌-冬

草の葉にむすびし露のけさみればいつしか霜になりにけるかな(続後撰和歌集)

すがの根もうつろひかはる冬の日に夕霜いそぐ山のした草(冬題歌合)

笹の葉のみやまおろしはさえくれてひと夜のほどにむすぶ霜かな(新千載和歌集)

日影(ひかげ)来(こ)ぬときはの山の下柴はとけずや霜のまたむすぶらむ(為家五社百首)

笹分くるたもとに風は音さえてしられず結ぶ野べの夕霜(新拾遺和歌集)

庭ふかき朽ち葉がうへも白たへに古枝(ふるえ)にこほる萩の朝霜(隣女集)

草がれのかど田の原のいなぐきにさらでもたてる霜ばしらかな(宝治百首)

(2009年11月29日の「霜」の記事は削除しました。)

コメント (1)
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