monoろぐ

古典和歌をメインにブログを書いてます。歌題ごとに和歌を四季に分類。

冬の夜

2011年11月01日 | 日本古典文学-和歌-冬

かくばかり身にしむ色は秋もあらじ霜夜の月のこがらしの風(続千載集)

木の葉ちるやどは聞きわくかたぞなき時雨する夜(よ)もしぐれせぬ夜も(後拾遺和歌集)

さゆる夜(よ)の月もたまらぬささの戸にあられふきいるる山おろしの風(光経集)

いくたびか寝覚めしつらむ霜こほりあられふる夜(よ)の床(とこ)の寒さに(宗尊親王御百首)

衣手(ころもで)に山おろし吹きてさむき夜を君来まさねばひとりかも寝む(古今和歌六帖)

笹の葉に置く霜よりもひとり寝るわがころもでぞさえまさりける(古今和歌集)

さえわぶる霜のころもをかへしても見し夜まれなる夢のかよひぢ(新拾遺和歌集)

夜をさむみ夢もよそなる手枕に霜のみむすぶ床のさむしろ(延文百首)

(2009年11月12日の「冬の夜」の記事は削除しました。)

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