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信州松本からの投稿(2004年11月11日~)

我が家の松本弁 「いつ」

2023-11-24 | 我が家の松本弁
我が家の松本弁 「いつ」  信州弁 長野県 中信 方言
 
「いつ」は「あたり」や「頃」や「おおよその頃」の意。
 
例文1
「きょう いつ」=「今日あたり」
「あした いつ」=「明日頃、明日あたり」
「おっと いつ」=「おととい頃、おとといあたり」
「おっとい いつ」=「おととい頃、おとといあたり」
「あさって いつ」=「あさってあたり、あさって頃」
「らいねん いつ」=「来年あたり、来年頃」 
「おっと いつ から すこし ふく かぜ が あったかく なって きた いね」=「おとといあたりから少し吹く風が暖かくなってきましたね」
「ちょっと そうだん してー こん が ある もんで あした いつ あえん かいねー」=「ちょっと相談したい事がありますので明日あたり会えないでしょうかね」
「らいねん いつ いま つきあってる かのじょ と けっこん できたら いい だが」=「来年あたりには今付き合っている彼女と結婚が出来たら良いのですが」
「この ちょうし で しごと が かたつきゃー あさって いつ にゃー まつもと に けーれる 」=「この調子で仕事が片付けば明後日あたりには松本に帰れるでしょう」
あっつく なって きた  あした いつ びあほーる  ひえた びーる でも のみ に いかん かい」=「暑くなってきましたので明日あたりビアホールへ冷えたビールでも飲みに行きませんか」
「てんきよほう だと あさって いつ から ほんかくてき な ふゆ の てんき に なるって いってた 」=「天気予報では明後日あたりから本格的な冬の天気になると言っていましたよ」
「おっと いつ から ねつ が でて せー かぜ でも ひいた ん じゃー ねー かと おもってる だいね」=「一昨日あたりから熱が出ましてねー 風邪でもひいたのではないかと思っているのですよ」
「らいねん いつ ふゆ の きょうと  いって ゆき の きんかくじ みて みてー と おもっている だいね」=「来年あたり冬の京都へ行って雪の金閣寺を見てみたいと思っているのですよ」
きのんな の さくら の つぼみ の ようす だと きょう いつ かいかせんげん が でる じゃ ねー かと おもう」=「昨日の桜の蕾の様子であれば今日あたり開花宣言が出るのではないかと思う」
「おっと いつ の ばん だったか えれー はなび が あがってた じゃー ねー かい。 どっか の むら の おまつり だった  かいね」=「一昨日あたりの晩でしたか沢山の花火が上がっていたではないですか。 何処かの村のお祭りだったのでしょうかね」
 
 
例文2
息子 「とうちゃん おっといいつつうはんたのんだ りかのさんこうしょだがせー まだとどかんじー。」
父親 「もうしこみしょとうちゃくご みっかいないにゃーはっそうするってあった あしたいつにゃーとどくずら
    もうちょっとまっててみろ。」
例文2の標準語(?)訳
息子 「お父さん 一昨日頃に通販へ申し込みを行った 理科の参考書だけどねー まだ届かないですよ。」
父親 「申込み書到着後 三日以内には発送するとあったから 明日あたりには届くでだろう。
    もう少し待ってみなさい。」
 
 
 

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