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信州松本からの投稿(2004年11月11日~)

我が家の松本弁 「こすったれ」

2023-01-09 | 我が家の松本弁
我が家の松本弁 「こすったれ」

「こすったれ」は「ずるい奴」や「悪賢い奴」の意。

例文1
こすったれ は きれー 」=「ずるい奴は嫌いです」
「おめー は ふんと に こすったれ だな」=「お前は本当にずるい奴だな」
「あいつぁー こすったれ だで きーつけ ましょい」=「あいつは悪賢い奴だから気を付けなさいよ」
「むらなか で いちばん の こすったれ は あいつ 」=「村の中で一番の悪賢い奴はあいつです」
「この よのなか に あいつ ほど の こすったれ は いねー」=「この世の中にあいつほどの悪賢い奴はいない」
「あの こすったれ。 つぎゃー なにょー する つもり ずらい ね」=「あの悪賢い奴。 次は何をするつもりでしょうね」
「あいつ かちょう が いる とき しか しごと しねー だじ。 こすったれって もん 」=「あいつは課長がいる時しか仕事をしないのですよ。 悪賢い奴というものです」
「あいつぁー いいとこ の おぼっちゃん み てー な かお してるが えれー こすったれ だって 」=「あいつは良い家のお坊ちゃんのような顔をしていますがとても悪賢い奴だそうですよ」

例文2
※織田信長と豊臣秀吉と徳川家康と吉永小百合は幼馴染と言う仮定での会話
織田信長 「とくちゃこすったれ
      おれにだまってさゆりとデートしてやがった。」
豊臣秀吉 「そんなんしょーねー じゃー ねー かい
      さゆりとおだは つきあっているわけでもなんでもねー だで
      そんなこんゆう おだのほうがおかしいんね。」
織田信長 「とくちゃはおれがさゆりこんすきだって しっているだじー
      それでて だまってさゆりとデートしたもんで こすったれっていってる わい。」
例文2の標準語(?)訳
織田信長 「徳川ちゃんはずるい奴です。
      私に黙って小百合さんとデートをしていました。」
豊臣秀吉 「それは仕方がないのではないですか。
      小百合さんと織田さんは 付き合いをしているわけでも何でも無いのですから。
      そのような事を言う 織田さんの方が変ですよ。」
織田信長 「徳川さんは私が小百合さんの事を好いている事を 知っているのですよ。
      それでいて 黙って小百合さんとデートをしたので ずるい奴だと言っているのです。」


コメント (4)
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