「いける」は「埋める」の意。
例文1
「なまごみ を ちちゅう に いける」=「生ごみを地中に埋める」
「おはか に あな を ほって ひつぎ を いける」=「お墓に穴を掘って棺を埋める」
「たからもん を しるし を つけて にわ に いける」=「宝物を印をつけて庭に埋める」
「はいすい よう の えんびかん を ちちゅう に いける」=「排水用の塩ビ管を地中に埋める」
「えっとうよう の だいこん を せんぜ に あな を ほって いける」=「越冬用の大根を家の近くの畑に穴を掘って埋める」
「やさいくず を つち に いけて びせいぶつ に ぶんかい して もらう」=「野菜くずを土に埋めて微生物に分解してもらう」
「そつぎょうきねん に たいむかぷせる を こうてい の すみ に いけた」=「卒業記念にタイムカプセルを校庭の隅に埋めた」
「にじゅうねん めー に いけた たいむかぷせる を みんな で ほりだした」=「二十年前に埋めたタイムカプセルを皆で掘り出した」
「せんぜ に いけて おいた だいこん を ほりだして おでん に して たべる」=「家の近くの畑に埋めておいた大根を掘り出しておでんにして食べた」
「にわ ほったら こせん が たんと はいった つぼ が でてきた。 むかし の しょう が なんか あった とき に そなえて いけて おいた だね」=「庭を掘ったら古銭が沢山入った壺がでてきました。 昔の人達が何かあった時に備えて埋めておいたのですね」
例文2
豊臣秀吉と母親の会話
秀吉 「えー またおれかい。
たまにゃーにいちゃんにもやらせましょい。」
例文2の標準語(?)訳
母親 「秀吉 野菜のくずがたまりましたので 裏の畑へ行って埋めてきて下さい。」
秀吉 「えー また俺ですか。
俺ばかりやらされてる気がしますよ。
たまには兄さんにもやらせなさいよ。」