横浜中華街に引き続き山下公園からJR関内駅に向かうまでをinstax palにて撮影してみました。
横浜中華街は人が多く、街自体が装飾されているので、そのままでも見栄えのする写真を撮ることができましたが、山下公園周辺は純然たる景色がメインになるため、画質が弱いinstax palでは、困ったときの「アートフィルタ」を利用し、見栄えのよい写真に仕上げてみました。
タイトル写真は横浜マリンタワーを入口から見上げた写真に、アートフィルタ「デイドリーム」を適用したものです。
早朝の幻想的な雰囲気に仕上がっていると思います。

象の鼻桟橋に停泊してる繋離船を撮影してみました。構図が昭和のコンパクトカメラっぽかったので、それに併せて「ヴィンテージ」フィルタを採用しました。

神奈川県庁に「ブリーチバイパス」をあててみました。
コントラストが強く彩度が低い設定がレンガ造りの県庁にメタル感を付け加える形となり面白いです。
レンガ造りは公共建築物が多いですが、時期的に関東大震災の前後、いわゆる大正の終わりかつ昭和の前半がレンガ造りの流行のピークだったようです。
なので、この県庁も関東大震災後に建設されています。

神奈川県庁の看板がモダンだったので「クロスプロセス」フィルタを適用してみました。
このクロスプロセスフィルタが出す異世界感の色合いがお気に入りで、良く使用しています。

日本大通りに咲くピンクのバラを「パートカラー」を使って花だけを目立たせてみました。ほとんど使用したことが無いフィルタでしたが、こうやってうまく決まると面白いフィルタです。

「横浜公園」T字交差点から「ジェントルセピア」で仕上げました。
奇しくもノーファインダでの撮影が幸いしてか、道路面が大きくとられ、何かを感じさせる写真になりました。

その先の「港郵便局」交差点から横浜市開港記念会館(ジャックの塔)を臨んでみましたが、instax palは超広角のため遠く、確認は難しい結果となりました。「ライトトーン」フィルタで加工しましたが、違和感なくしっくりハマりました。
instax palによるノーファインダでの撮影は難しく、偶然からの面白い写真がいつも撮れるわけではないのですが、このようにフィルタを駆使するなど工夫を凝らせば、見栄えのよい写真になります。技術ハードルは高くなりますが撮影欲をかき立ててくれることは確かです。