
すっかり少女らしくなった、ななちゃん
最近たま~にですが、母が異物を食べようとするという状況が発生しています。四女によれば、昨日も午後のリハビリ後に居眠りして起きた時に、おかしな雰囲気でティッシュの箱に手を伸ばすので「どうするの?」と訊いたら、お手玉を指して「この中は食べられないのかしら、だから・・・」とのこと。
実は三女も一度、朝食の支度をしていた時に、居間で新聞をビリビリ破く音がするので見ると、破いた新聞を口に入れようとしていたという場面に遭遇しています。「どうしたの?」と聞くと「お腹がすいたけど、食べるものがこれしかないから」と言うので、「ヤギじゃないから、紙は食べられないでしょう。すぐ朝ごはんができるからもう少し待ってね」と慌てたことがありました。
以来、朝食の準備中はティッシュの箱や新聞は少し離れたところにおく。ベッドメーキングなどは後回しにして、なるべく早くに朝食の支度をする、などを心がけています。
ちなみに、インターネット情報(「認知症を知る」-異物を食べる)を探しましたが、
『身の回りにある物を何でも食べてしまうのは、満腹中枢が侵されたり、味覚の働きが低下している、あるいは食べられる物と食べられない物の区別がつかないなどといった原因が考えられます。
気がついたら別のもの、例えばアメなどと交換してあげると、口にしたものを出してくれます。また、ふだんから口にしては危険な物を身の回りに置かないようにして、常に健康状態に注意する必要があります。』
と、まあ私たちが考えられる以上でも以下でもない説明でした。これから、今までに無かったような心配が、次々に出てくるのでしょうか。母の場合、余り身体の自由が利かないことが、ある種安全装置になっているともいえそうですが。それにしても、認知症というのは、本当に不条理なできごとです。
