昨日、スクエア荏原ひらつかホールで行われたマヨラ・カナームス東京オーケストラ特別演奏家「名手たちの饗宴・オリジナル楽器が奏でるモーツァルトの夕べ」を聴きに行ってきました。
今年1月に行われた地域交流音楽会「うたのコンサート」で、出演したピアニスト圓谷俊貴さんが「自分の所属しているグループの演奏会があって、当日はチェンバロ演奏もやるので是非聴きに来て欲しい」と宣伝していたので、彼のチェンバロを聴きたいとその日にチケットを購入していました。
演奏会場のスクエア荏原ひらつかホールというのは、武蔵小山駅から徒歩10分。商店街を抜けてすぐのところにあります。武蔵小山の町というのは気になっていながら訪れるチャンスが無かったので、賑やかな商店街を歩きながらワクワク気分。
スクエア荏原ひらつかホールは5年ほど前に平塚小学校跡地に作られた座席362席のこじんまりしたホールです。まだ新しくて白木が美しいスッキリしたデザインは好感が持てます。
演奏は総てモーツアルトの作品で、《アイネ・クライネ・ナハトムジーク》《オーボエ協奏曲 ハ長調》、休憩を挟んで《交響曲1番 変ホ長調》《モテット・踊れ、喜べ、幸いなる魂よ》。
最初は弦楽五重奏、次はオーボエを中心に、ホルンと待望のチェンバロも加わった演奏、次もフル・オーケストラの演奏、最後はソプラノ歌手を中心にしたオーケストラ演奏で、チェンバロはオルガンに変わりました。
指揮・音楽監督は渡辺祐介さん。ちょっとツッパリみたいなユーモラスなキャラクターです。ソプラノ歌手の中江早希さんは豊かな声量で美しい歌声が素敵でした。
お目当てのチェンバロ・オルガンは、オーケストラ全体の調和を生み出す役割をしっかり果たしていて、圓谷さんが若いオーケストラの中でリーダー役であることを感じさせました。
全体としてセミプロという感じで、完成度はイマイチという気がしましたが、身近な町にこんな風に音楽が根付いていくのは嬉しいことです。これからも頑張ってくださ~い!
演奏会後は、夫が散歩中に目をつけていた「ひもの屋」という居酒屋に寄って、ビールや焼酎、色々な酒の肴を楽しみました。プレミアム・フライデーのせいか、人気店のせいか、若い人たちですご~く混んでいました!(三女)