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ジョンポール常時林檎 音のこと なんやらかんやら 雑記

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劇団一揆さん。「慟哭は時を越えて」やまびこ座~開演ぎりぎりかぶりつき席~

2011-09-10 18:53:25 | 日々雑感
2006年12月以来だから5年ぶりに観る劇団一揆さんのお芝居でございました。ながいこと観ていないうちにメンバーも随分変わりましたな。
今回は荒木一郎&マグマックス・ファイブのリードギターに激似の(本人説も一部の狂信的な人々の間で流布)ドラマシアターども所属、HIMOTO氏客演。劇団ども、一揆さんとのプチ夢のコラボでございます。

 まあお芝居。最前列かぶりつきで観たのは何年ぶりだろ。しかもやまびこ座最前列シート独り占め。ただでさえめちゃくちゃ恥ずかしいのに旧知の役者さん、なるべく目をそらすように意識するんはやめていただきたい。余計に恥ずかしいではないかいな。
 本番中、刀が鍔元から折れた。しかも刃合わせのときに。ひとつ間違えると客席に飛んでいく。ちなみにこの刀。どこかで見たことあるとおもったら、どもの模造刀で芝居で使うような竹光ではなくそこそこ重量がある。刃は硬いがそれだけに脆い。
 しかもこの刀には過去がある。昔、別な劇団の芝居でのリハーサル中、役者が大上段から振りかぶったとたん、刀身が抜けて客席に刺さったのだ。
 
 たしか劇団一揆代表に頼まれて、知っているだけのわずかなものではあるが刀の基本的な扱いかたを教えたことがある。
人を殺傷できる道具はときに人を振り回す。刀に振り回されぬ精神と技を持つ者が武士で、武士である以上その技と精神の鍛錬は不可欠。派手な殺陣よりも基本的な刀の抜き、収めなど刀身の扱いに、役の上ではあるが「刀をあつかう武士らしさ」が出る。
 まあ本番中、刀身が折れるのはアクシデントで仕方ないが、その折れた刀身をどう扱うのか シーンをどう収めるのかつい見てしまった。いやらしい見方だがこういうときに普段の稽古量、役として過ごす時間の長さと濃さが出る。
 お金はないけど時間はかけられて役を、シーンを丁寧に作り込み、何度も作り変えしていけた時期は今や昔。シーンの、芝居の1テイク目を本番までに作るのがやっと、という劇団がほとんどなんでしょうかなあ。


と ここで閑話休題。ちんたらと続けている当ブログも訪問された方がなんと50,000名さまを越えました。くだらぬ独り言におつきあいいただきありがとうございます。

お約束の記念動画でございます。
五万節


と、これを観るうちやはりこれも忘れがたいす。いきなり昭和名曲百選ですが、やはりこの人ははずせません。
戦後の日本を創ってきた50人をあげれば間違いなく入る人だと思います。
スーダラ伝説 植木等  Ueki Hitoshi 1990


見てるだけでも笑っちゃうお写真。