日本ユーラシア協会とロ日協会は友好交流運動の一つに双方の住民の
関心事を語り合い、理解を深めるためフォーラムを開催してきました。
25年ほど前は金沢市内でも開催し、協会関係者だけでなく、経済界、大学
関係者など参加しました。2年前が札幌で、これにも参加しました。
11回目の今回(9月上旬)は”シベリアの真珠”と呼ばれるノボシ
ビルスク市での開催で、これに参加しました。

ノボシビルスクはシベリア西部に位置し、人口約154万で、モスクワ、
サンクトペテルブルグにつぐ第3の大都市。民族移動の交流地であり、
また大学の都市でもあります。交通大学という日本では珍しい大学、
ギリシア宮殿を思わせる立派な正門の大学での開催です。

「平和・科学・文化・教育の分野における地域間交流の発展のために」と
題された今回のフォーラム。日本側の一つの柱は平和問題で、「ウクラ
イナ情勢と日ロ平和条約に寄せて」と協会本部の堀江さんが問題提起を
しました。堀江さんはもともと両国は歴史的にもまた経済面でも切っても
きれない間柄、ロシアとEUの架け橋的な位置にあるウクライナとは対等
な主権国家であり、ウクライナを小国として扱うことは慎むべき。米国
などの「経済制裁」はウクライナ問題の解決を阻害するだけ、停戦と
平和的政治的解決を望むと発言。ロシアとの領土問題でも、「双方が受け
入れ可能な解決策を」探ることを改めて提案しました。

私は経済交流、特に中小企業分野での交流の発展めざす立場から発言。
30年近く従事した経験からも、ロシアの工業原料を日本に紹介し定着
させるには、価格は勿論、「品質管理、納期や決済の順守」など貿易条件
をしっかり守ることが重要。ロシア企業はロシア国内向けにはない厳しい
基準でクリアし、日本市場での信頼を得たことを紹介しました。一方資源
100%の有効活用で成果をあげている日本の中古部品会社の実例も紹介
し、双方の努力を強調しました。99%を占める中小企業は資金などで
大変で、リスクが伴う事業には躊躇もあります。同時に決断力の早さや行動
力、技術力に優れる中小企業の経済交流をすすめるためにも、情報の交換
やお見合い会で信頼できるパートナーを見つけること、自治体や大学など
の連携をすることなど日本での実例もあげて、問題提起をしました。

会場では文化プログラムも準備され、歌姫(当大学の学生?)の透き通る
歌声に一日のシンポの疲れも癒されます。

テーブルに展示されたロシアの民族人形、「さあみんなで作ってみましょう」
とよびかけられ、布切れを使っての人形づくりに挑戦。不器用な私は、
ロシアの方の指導もえて、なんとか人形らしくはなりましたが・・・・
関心事を語り合い、理解を深めるためフォーラムを開催してきました。
25年ほど前は金沢市内でも開催し、協会関係者だけでなく、経済界、大学
関係者など参加しました。2年前が札幌で、これにも参加しました。
11回目の今回(9月上旬)は”シベリアの真珠”と呼ばれるノボシ
ビルスク市での開催で、これに参加しました。

ノボシビルスクはシベリア西部に位置し、人口約154万で、モスクワ、
サンクトペテルブルグにつぐ第3の大都市。民族移動の交流地であり、
また大学の都市でもあります。交通大学という日本では珍しい大学、
ギリシア宮殿を思わせる立派な正門の大学での開催です。

「平和・科学・文化・教育の分野における地域間交流の発展のために」と
題された今回のフォーラム。日本側の一つの柱は平和問題で、「ウクラ
イナ情勢と日ロ平和条約に寄せて」と協会本部の堀江さんが問題提起を
しました。堀江さんはもともと両国は歴史的にもまた経済面でも切っても
きれない間柄、ロシアとEUの架け橋的な位置にあるウクライナとは対等
な主権国家であり、ウクライナを小国として扱うことは慎むべき。米国
などの「経済制裁」はウクライナ問題の解決を阻害するだけ、停戦と
平和的政治的解決を望むと発言。ロシアとの領土問題でも、「双方が受け
入れ可能な解決策を」探ることを改めて提案しました。

私は経済交流、特に中小企業分野での交流の発展めざす立場から発言。
30年近く従事した経験からも、ロシアの工業原料を日本に紹介し定着
させるには、価格は勿論、「品質管理、納期や決済の順守」など貿易条件
をしっかり守ることが重要。ロシア企業はロシア国内向けにはない厳しい
基準でクリアし、日本市場での信頼を得たことを紹介しました。一方資源
100%の有効活用で成果をあげている日本の中古部品会社の実例も紹介
し、双方の努力を強調しました。99%を占める中小企業は資金などで
大変で、リスクが伴う事業には躊躇もあります。同時に決断力の早さや行動
力、技術力に優れる中小企業の経済交流をすすめるためにも、情報の交換
やお見合い会で信頼できるパートナーを見つけること、自治体や大学など
の連携をすることなど日本での実例もあげて、問題提起をしました。

会場では文化プログラムも準備され、歌姫(当大学の学生?)の透き通る
歌声に一日のシンポの疲れも癒されます。

テーブルに展示されたロシアの民族人形、「さあみんなで作ってみましょう」
とよびかけられ、布切れを使っての人形づくりに挑戦。不器用な私は、
ロシアの方の指導もえて、なんとか人形らしくはなりましたが・・・・