27日から石川県ロシア協会の代表団としてイルクーツクに行ってきました。4年前にノボシビルスクでの
シンポジウムの後、立ち寄って以来の訪問です。成田からハバロフスクに飛び、乗り換えで夜中(現地
2335)にイルクーツクに到着、気温がプラスと以外な感じでした。
翌朝「達人の体験場」
で黒パンの儀式で歓迎を受け、伝統衣装を着飾った男女の踊り共に、私たちも一緒にダンス、
「ワ~、女の人と手をとったなんて、何年ぶりやろ」とお互いに嬉しさを隠せず楽しいひと時。
織物、陶芸、木工細工など達人(ベテラン指導者)の芸にふれました。ちょっとした観光スポット。
ついで、図書館での日本文化センター開幕式(おそらく私たちの訪問に合わせて)に立ち会いました。今年は
ロシアにおける日本年、日本におけるロシア年ということもあり、村上春樹などロシアで著名な日本人作家の
本や日本紹介文献もあります、着物姿のスタンドで顔を覗けば写真がとれるコーナーもありました。
美味しい昼食いただいてから双方の懇談です。
「金沢市とは50年の交流、今後は草の根の新しいプロジェクトで、市の文化観光局で具体化はかりたい」
(イルクーツク市)「交通と交流の重要拠点であるイルクーツク空港の役割は大事、今年は東京との定期便、
夏に東京、大阪間のチャーターを実現したい」(イルクーツク州),更に参加したシェレホフ市(能美市と
姉妹都市)、アンガルスク市(小松市と交流都市)、ウソリエ・シビルスコエ市(加賀市と交流)の代表か
ら交流発展への期待と課題が報告されました。石川県側は団長の田中・金沢市交流協会会長(金沢市議)が
訪問の意義と共に、知事、議長あての会長メッセージを、金沢市長の親書を渡しました。私の方から代表団
の意向として小松空港からのチャーター実現に関して発言。
10-20人なら成田経由あるいはインチョン経由乗り継ぎ訪問でも可能だが、一泊や移動で不便で、かつ50
人以上の大人数では極めて困難。支部・諸都市間住民の交流を安価で実現するためにも、チャーター機確保
の重要性と相互訪問で費用を安くする、責任もって対処する機構・担当を明確にするため州政府の積極対応
を要請しました。別の会談でも「興味ある提案で、前向きに検討する」との回答でした。参加した金沢市交流
協会、能美親善協会、加賀支部、県連事務局も発言交流しました。