前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

2月県議会にむけての理事者説明はじまる。

2014年01月22日 | Weblog
  昨日は午前中は共産党の会議。この間、県に要望してきたことが実現しそうです、との嬉しい報告も。身近な暮らしに役立つ施策を一層ひろげるためにがんばります。
 午後は、議会で当初予算部長査定について県庁からの説明をうけました。いろいろ意見を言わせていただきました。よろしくお願いします。
 これがはじまると、いよいよ議会だ、と気持ちがひきしまってきますね。予算担当のみなさんは年末年始返上でお仕事されたとか。しっかりチェックして質問するのが「礼儀」ですね。

 夕方、知人のお見舞いに、ずいぶん回復されてよかったです。先日は、リハビリ中でお会いできなかったので、初詣の際に地元の湊八幡神社で買ったお守りをお渡ししました。


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  昨日も書きましたが、福島原発事故は「収束」どころではありません。
再稼働や原発輸出に費やす安倍総理や原発関係者のエネルギーを福島原発事故対策・被災者救援にこそ全面展開すべきではないでしょうか。

  先日開催された共産党大会で志位委員長は次のように述べました。

  ・・・・原発被害は、3年近くたった今、深刻さを増しています。福島では約14万人もの方々が避難を強いられ、震災関連で亡くなった方が、地震・津波の直接被害で亡くなった方を上回るなど、先の見えないつらい生活のなかで、命と健康が脅かされています。

 政府は、昨年12月20日、福島の「復興指針」を決定しましたが、それは、(1)被害者である住民と自治体に、上からの線引きで格差を持ち込み、分断と幕引きをはかるとともに、(2)加害者である東京電力は、国民の税金と電気料金によって救済するというものになっています。被災地の自治体首長からも、「地域の分断を招く」、「支援策を差別するべきではない」との懸念と批判があいついでいます。

 原発事故の被災者支援にあたっては、被災者を分断する一切の線引きや排除、「期限切れ」を「理由」にした切り捨てをおこなわず、事故前にどこに住んでいたかにかかわらず、避難している人もしていない人も、故郷に戻りたい人も戻れない人も、すべての被災者が生活と生業を再建できるまで、国と東京電力が責任をもって等しく支援することを、大原則にすえよ――日本共産党は、このことを強く要求してたたかうものであります。・・・・・・


  党大会親子参加者の赤旗紙上(21日付)の対談で、神山悦子福島県議は「3年間のたたかいがわっと思いおこされました」と語り、娘さんの神山渚さんが「福島の人はみんな泣いていました」と述べています。

 歴代の自民党政権の「原発安全神話・原発推進」の犠牲者ではありませんか。もっと心のこもった真剣な対策こそ求められます。


■赤旗・・福島第1 高濃度汚染水漏れ  3号機 格納容器からか

 福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)3号機原子炉建屋内で水漏れが見つかった問題で、流れている水が高濃度の放射性物質で汚染されていることが明らかになりました。東京電力は20日の会見で、「格納容器内の水位は(格納容器から出る)配管の貫通部と同じくらいの高さにあるので、格納容器から出た水である可能性もある」と説明。溶融した核燃料に触れた汚染水が流出している可能性が高いとしています。

 東電が19日に発表した測定結果によると、漏れた水に含まれていたのは、セシウム134が1リットル当たり70万ベクレル、セシウム137が同170万ベクレル、コバルト60が同2万5000ベクレル、全ベータ(ストロンチウム90などベータ線を出す放射性物質)が同2400万ベクレルでした。水温は周辺の気温(7度)より高い約20度。

 3号機では、原子炉内で溶融した核燃料を冷却するために、ろ過水を注水していますが、その放射性物質濃度はセシウム、コバルト60は検出限界値未満、全ベータは1リットル当たり2800ベクレルと低く、東電は、ろ過水が直接漏えいしたものではないとみています。

 水漏れが見つかったのは、原子炉建屋1階の格納容器のそばにある主蒸気隔離弁室の扉付近。水が近くの床の排水口に流れ込んでいるのを、遠隔操作ロボットの画像を見ていた社員が18日に確認しました。公表された動画からは、水が波を立てながら流れている様子がうかがえます。水の出どころや流量について、東電は今後、調査するとしています。

注水した水の経路わからず

 核・エネルギー問題情報センター事務局長の舘野淳・元中央大学教授(核燃料化学)の話 漏れた水は、炉心冷却のために注水した水と思われます。原子炉のひびや割れ目が進行して、それをつたって出てきているのかもしれません。

 原子炉に注水した水は、最後は建屋地下にたまるということはわかっていますが、どういう経路をたどっているのかについてはいまだ分かっておらず、ブラックボックスになっています。破断したパイプなどがあればそこから流れるでしょう。今回の漏水もその一つの表れで、今後、いろいろな形で汚染や水漏れが見つかるかもしれません。