前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

自民欠席者多く、国会審議流会。おごる自民は久しからず!高志高校で派遣教員による中高一貫校報告会。

2013年05月08日 | Weblog
 ■赤旗、三浦記者レポート  ⇒ 7日の参院法務委員会が流会しました。自民党委員の欠席者が多かったためです。こんな理由で委員会が流れるのは異常。ベテラン秘書も「ありえない。安倍内閣の高支持率でおごっている」とあきれ顔でした。
さらに自民党の川口環境委員長が、海外渡航を勝手に延期して、環境委員会を流会させてしまいました。延期の理由は、急に中国の要人との会談が設定できたとか。本来、国会開会中は常任委員長の渡航は禁じられており、あくまでも議院運営委員会で「許可」されていけるのです。それを勝手に伸ばして、委員会を流すとは…。
これらの議員、自民党は国権の最高機関である国会をなんだと思っているのでしょうか。
憲法を改正しないと国がよくならない、などと自民党は言っていますが、こんな議員が国を悪くしているのです。
せめて、流会させた分の歳費(給料)ぐらい返上してほしいものですね。・・・・

 呆れましたね。こんな議会ルールも守らないような自民党がめざしている改憲で、さらに強大な権力を手中にしたら、ますます増長することは明らか。国民のおおきな不幸です。
参院選では、こんなおごり高ぶる自民に厳しい審判をくだしましょう!

 ということで、昨日は、山田かずお参院予定候補と福井市内各地を街頭宣伝しました。いいお天気で激励もいただきながら気持ちよく宣伝しました。
  その後は、5月26日に市田書記局長を迎えての演説会の案内活動、中高一貫教育の報告会、生活相談などとつづきました。

    ★

 県教育委員会が高志高校で開催した中高一貫教育の報告会には現場の先生方も授業の合間をぬって?たくさん参加されていました。私も議会でこの問題を取り上げていることもあり、近くで開催されるというので聞きにいきました。
 内容は、県教育委員会が各県に派遣している教員からの報告です。第一回県外派遣教員報告会です。平成27年度から高志高校で中高一貫教育をはじめるために研修で各県に教員を派遣しているのです。
茨城県立日立第一高等学校附属中学校、静岡の浜松西高等学校・同中等部、長野県屋代高等学校への派遣教員からは中高一貫教育について、愛知県の時習館高校への派遣教員からは学力向上の取り組みについての報告でした。

 各地の中高一貫教育報告では、
●科学講演会では先端分野の講師をよんでいる。
●中3でシンガポールへの語学研修を計画している。
●校長が昼休みに生徒をよんで、英語テストをしている。
●グランドなどの施設が不十分で中学生にしわよせがいっている。廃部となったクラブもある。
●生徒は県内一円から集まってくる。全県1区だと「友達がいない」問題がおこり、この克服が重要。全生徒との面接週間などもうけている。
●中1の指導は高校教員には難しい。中1ギャップといわれる問題への対応。
●遅れている生徒には、「指名課外」もおこなう。
●「勉強、勉強」といわれるので、部活動が衰退する傾向もある。
   ・・・・などなど現地ならではの実情も知ることができました。

 私は議会ではスケジュールありきで拙速に中高一貫教育を導入することに反対しています。プラス面とともに、課題もあることがよくわかりました。


  高志高校で開催された中高一貫校報告会




 以下、報道・・・

■NHK・・・中高一貫校で県外派遣教員報告
福井市にある県立高志高校に中学校を併設する中高一貫校が2年後に開設するのを見据え、茨城県や静岡県などの中高一貫校に派遣されている教員が導入の利点や課題を報告しました。
県教育委員会は、生徒の学力向上を図ろうと平成27年度に福井市の県立高志高校に中学校を併設し、公立の中高一貫校を開設することを決めています。
2年後の開設を見据えて県教育委員会は、今年度から茨城県や静岡県、それに長野県の中高一貫校に3人の教員を派遣しています。
7日は、高志高校で県内の教育関係者を対象に派遣された教員の報告会が開かれました。
この中で、茨城県に派遣されている教員は「中学校の段階で高校の数学や英語を先取りして学ぶことができ、学力の向上が図れる」と導入の利点を挙げていました。
その一方で、静岡県や長野県に派遣されている教員からは「体育館など部活動に必要な場所が確保できず、一部の部活動が廃部に追い込まれたケースがある」とか「校区が設けられていないため入学時に友達が少なく不登校になってしまうケースも考えられるのできめ細かな生徒指導が必要だ」といった課題が指摘されていました。
県教育委員会は、今後もこうした報告会を定期的に開き、先行事例の課題を把握しながら2年後の開校に向けた準備を本格化させたいとしています。