前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

アート展での憲法条文展示拒否問題で県に要請。朝倉曲水の宴実行員会。日額旅費は富岡町への義損金に。

2013年05月01日 | Weblog
  昨日は、山田かずお参院選挙区予定候補、金元書記長らとの街頭宣伝。私は、先日の政府要望交渉での原発規制基準や防災計画、TPP交渉でのいい加減な政府の答弁を怒りをこめて報告しました。

  昨日書いた、アオッサでのピース・アート展で「日本国憲法」の文字アートの展示が拒否された問題。私は、県の担当者に「政治スローガンでもない日本国憲法の条文を書いたアートを掲示させない処置は異常だ。県は民間所有施設部分のことだというが、県民市民の多額の税金が使われた施設であり、管理責任をになう県としてもよく調べて対処すべき」と口頭で申し入れました。

ひきつづき、事務作業や議会事務局の方との打ち合わせ、マスコミの方の取材などなどがつづきました。
吉田議長からは「屋敷議員から辞職願がだされて許可しました」との連絡も入りました。突然のことで驚きましたが、お体の調子が良くないとのこと。私の質問にもたびたび感想や激励をいただきました。ご快癒をお祈りします。

  夕方からは、5月5日におこなわれる越前朝倉曲水の宴実行員会にも初めて参加しました。
今年で4回目の取り組みだそうです。

  意味は? 曲水の宴(きょくすいのうたげ(えん)、ごくすいのうたげ(えん))は、水の流れのある庭園などでその流れのふちに出席者が座り、流れてくる盃が自分の前を通り過ぎるまでに詩歌を読み、盃の酒を飲んで次へ流し、別堂でその詩歌を披講するという行事である。流觴(りゅうしょう)などとも称される。略して曲水、曲宴ともいう・・・・という解説です。

なんでも朝倉氏の記録にもおこなったとあるとのこと。

  日本共産党は以前から朝倉氏遺跡の保存・整備などを県にも要請をつづけてきました。それは、「中世のポンペイ」ともいわれるように全国的にも、世界的にも貴重な「破壊されずに」残されている遺跡だからです。
  よく、開発などによって、まともな調査・保存がされないまま上に構造物がつくられてしまったりする例は北ノ庄城などでもありますが、ここは奇跡的にそういう難から逃れたといえるでしょう。

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  県議会の会議にでるたびに議員に支給される日額旅費・費用弁償。
わたしは近距離でもあり、「受け取らない」としていますが、公選法違反になる可能性があると指摘されています。
  そこで昨年度の分14万1825円。昨日、まとめて受け取り、昨年秋に視察した福島県富岡町に義捐金として送金させていただきました。
  一昨年度の分は飯舘村に送金しています。

  「福井でも原発ゼロへがんばります。まだまだ厳しい日々でしょうが、故郷の復興を願っています」の思いを込めました。


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  マスコミの方々の取材は、原発やネット選挙やアベノミクスなど各社さまざまでした。
佐々木衆議院議員も喝破されていますが、金融緩和策の一方で、年金引下げ・消費税増税では、政策がちぐはぐなのである。
  このままでは、いま仮想の回復で儲けている人たちの「食い逃げ」になりかねない。巨額の借金による資金供給のつけは、またしても庶民にまわされかねない。
  参院選では、このあたりもよーくみていきましょう。

佐々木衆議院議員・・・安倍総理も黒田日銀総裁も、日銀が“異次元”の金融緩和をすれば、デフレを克服できると言っている。果たしてそうだろうか。
 どれだけお金が出回っているかを見るとき、ふたつの統計が重要である。ひとつは、日銀が金融機関に貨幣を供給する部分、これを「マネタリーベース」という。もうひとつは、金融機関が経済全体に貨幣を供給する部分、これを「マネーストック」という。この2つに分けて見ることが必要だ。

 リーマンショックが起こった2008年の2月から今年2月までの5年間で、マネタリーベース(標準残高)は46.96%増えている。しかし、マネーストック(M3)は10.33%しか増えなかった。
 このことは、いくら日銀が金融緩和をおこなっても、日銀と銀行の間にじゃぶじゃぶおカネがたまるだけで、銀行から先の経済活動におカネが流れなかったことを示している。銀行からの貸し出しも低迷しているのが実態だ。
 いくら金融緩和しても、おカネが銀行から先に出ていかないのは、資金需要がないからだ。その原因は、GDP(国内総生産)の6割を占める家計消費が伸びず、内需が低迷していることにある。――政府と日銀の対策は、逆立ちしているのだ。・・・・・