昨日は、福井クールアース技術セミナーに参加しました。資源エネルギー庁省エネ新エネ部政策課長補佐の土屋博史氏や日立、清水建設の担当者からスマートグリッドの現況についてお聞きできるいい機会でした。
土屋氏は省エネについては、トップランナー規制とエコポイントなどの支援措置ですすめていることを紹介。支援措置として、エネルギー管理システムに300億円の予算をつけていること、また、節電改修補助金として150億円をつけていると説明し、「11月はじめにキックオフした。明日は第2回省エネ部会を開催する」と述べました。
スマートコミュニティについても「再生可能エネルギーの電圧・周波数の調整。熱、交通を組み合わせる」と説明しました。
日立や清水建設の担当者のお話しもマイクログリッドを実際に運用されている実践をふまえてのお話しであり刺激的でした。「都市力にかかわらず、電気を上手に使おうという人がいれば実証事業はできる」とのこと。福井県内でも、再生可能エネルギーの普及とともに考えるチャンスではあります。
しかし、大企業が参入するような、いきなり巨大な自治体規模で考えなくても、こういう分野でも「身の丈」事業でいいとは思いますがね・・・。
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朝日・・・・・整備新幹線―新規着工の無責任さ
整備新幹線の三つの未着工区間について、政府・民主党は同時に着工を認める方針だ。来年度予算で関連費用を手当てし、沿線自治体の同意など条件が整えば認可する。
新たに着工するのは、北海道新幹線の新函館―札幌(211キロ)、北陸の金沢―敦賀(113キロ)、九州・長崎ルートの諫早―長崎(21キロ)。総工費は約2兆7500億円とされる。
2年前の政権交代の際、民主党は「コンクリートから人へ」との方針を打ち出し、公共事業を大幅に見直すと強調した。その一環で整備新幹線の新規着工を凍結。安定した財源の確保など五つの条件を満たすかどうか厳しくチェックし、着工する場合も優先順位をはっきりさせると説明してきた。
今回の判断は、こうした基準を守っていない。
財源では、独立行政法人の鉄道建設・運輸施設整備支援機構の「埋蔵金」を使う。機構は整備新幹線の線路を建設し、列車を運行するJR各社から貸付料を受け取っている。今年6月の法改正で貸付料を整備新幹線の建設に回せるようにした。当面は年400億円ほどという。
この独法の埋蔵金は、今年度予算では最終的に震災復興のための補正予算に充てられた。
国の財政難は深刻だ。震災復興のために臨時増税が決まり、消費税の増税も日程にのぼりつつある。「鉄道関係の収入は鉄道分野に」と特定財源化するような動きに、国民の納得が得られるだろうか。
足りない分は国や自治体が負担する。1年あたりの負担額を抑えるため、通常は10年程度の工期を区間ごとに15~25年程度に延ばす案が出ている。
これにも首をかしげる。鉄道は、早くつなげてこそ効果がある。新規着工する3区間とも、その手前までの区間がまだ工事中で、完成はおおむね3~6年後だ。せめて予算は工事中の区間に集中すべきだろう。
着工への動きは、東日本大震災がきっかけとなった。日本の大動脈である東海道新幹線が不通になった場合の代替路線として、東京―長野の先、金沢へと工事が進む北陸新幹線の全線開通を急がねば、との主張だ。
それなら、高速道路や空路も対象に東西のルートをどう確保すべきか、JR東海が進めているリニア中央新幹線との関係をどう整理するか、総合的に議論すべきだ。他の2線を含め、費用対効果の本格的な検討もおこなわれていない。
着工凍結のなし崩し的な解除はあまりに無責任だ。・・・・・・・・
朝日が書くまでもなく、今日か今週中か、といわれる「認可」は、ダムとともに民主党政権が不要不急の大型公共事業推進に立ち返った、ということです。大型公共事業をすすめながら、年金・介護・医療は改悪し、消費税大増税とは、まさに自民党のコピー政権となったようだ。
以前、福井県の総務部長をつとめた方が、私に「福井空港はやらなくて良かった。やっていたら財政が大変だった」と語ったことがある。
私は「なんだ、推進しておいて」と内心思ったが、知事や議会、経済界の推進パワーに「冷静な議論」はやれる雰囲気ではなかったのでしょう。財政規律より政治が優先するのでしょう。
そしてしわよせは、「行革」の名のもとに県民福祉や県職員にいくことになります。未曾有の少子高齢化社会に突入した下での、新幹線や足羽川ダム計画。くわばらくわばら。
★
共産党の衆院北陸信越の藤野比例予定候補が本日ラジオ出演します!
以下、藤野さんからのメッセージです。・・・
石川県でのFMラジオ出演(12月22日(木)AM11:00~11:30の「こんにちは高橋しげのりです」)。実はインターネットやスマホで、全国どこでもお聞きいただけます!
国会秘書などの活動で印象に残っている出来事、政治のゆきづまりと今後の展望などについて、たっぷり話すつもりです。ぜひお聞きください♪
まず「FMかほく」ホームページ・トップへ。3つの方法の中から、どれでもワンクリックで聞けます↓
http://fm.kahoku.net/
土屋氏は省エネについては、トップランナー規制とエコポイントなどの支援措置ですすめていることを紹介。支援措置として、エネルギー管理システムに300億円の予算をつけていること、また、節電改修補助金として150億円をつけていると説明し、「11月はじめにキックオフした。明日は第2回省エネ部会を開催する」と述べました。
スマートコミュニティについても「再生可能エネルギーの電圧・周波数の調整。熱、交通を組み合わせる」と説明しました。
日立や清水建設の担当者のお話しもマイクログリッドを実際に運用されている実践をふまえてのお話しであり刺激的でした。「都市力にかかわらず、電気を上手に使おうという人がいれば実証事業はできる」とのこと。福井県内でも、再生可能エネルギーの普及とともに考えるチャンスではあります。
しかし、大企業が参入するような、いきなり巨大な自治体規模で考えなくても、こういう分野でも「身の丈」事業でいいとは思いますがね・・・。
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朝日・・・・・整備新幹線―新規着工の無責任さ
整備新幹線の三つの未着工区間について、政府・民主党は同時に着工を認める方針だ。来年度予算で関連費用を手当てし、沿線自治体の同意など条件が整えば認可する。
新たに着工するのは、北海道新幹線の新函館―札幌(211キロ)、北陸の金沢―敦賀(113キロ)、九州・長崎ルートの諫早―長崎(21キロ)。総工費は約2兆7500億円とされる。
2年前の政権交代の際、民主党は「コンクリートから人へ」との方針を打ち出し、公共事業を大幅に見直すと強調した。その一環で整備新幹線の新規着工を凍結。安定した財源の確保など五つの条件を満たすかどうか厳しくチェックし、着工する場合も優先順位をはっきりさせると説明してきた。
今回の判断は、こうした基準を守っていない。
財源では、独立行政法人の鉄道建設・運輸施設整備支援機構の「埋蔵金」を使う。機構は整備新幹線の線路を建設し、列車を運行するJR各社から貸付料を受け取っている。今年6月の法改正で貸付料を整備新幹線の建設に回せるようにした。当面は年400億円ほどという。
この独法の埋蔵金は、今年度予算では最終的に震災復興のための補正予算に充てられた。
国の財政難は深刻だ。震災復興のために臨時増税が決まり、消費税の増税も日程にのぼりつつある。「鉄道関係の収入は鉄道分野に」と特定財源化するような動きに、国民の納得が得られるだろうか。
足りない分は国や自治体が負担する。1年あたりの負担額を抑えるため、通常は10年程度の工期を区間ごとに15~25年程度に延ばす案が出ている。
これにも首をかしげる。鉄道は、早くつなげてこそ効果がある。新規着工する3区間とも、その手前までの区間がまだ工事中で、完成はおおむね3~6年後だ。せめて予算は工事中の区間に集中すべきだろう。
着工への動きは、東日本大震災がきっかけとなった。日本の大動脈である東海道新幹線が不通になった場合の代替路線として、東京―長野の先、金沢へと工事が進む北陸新幹線の全線開通を急がねば、との主張だ。
それなら、高速道路や空路も対象に東西のルートをどう確保すべきか、JR東海が進めているリニア中央新幹線との関係をどう整理するか、総合的に議論すべきだ。他の2線を含め、費用対効果の本格的な検討もおこなわれていない。
着工凍結のなし崩し的な解除はあまりに無責任だ。・・・・・・・・
朝日が書くまでもなく、今日か今週中か、といわれる「認可」は、ダムとともに民主党政権が不要不急の大型公共事業推進に立ち返った、ということです。大型公共事業をすすめながら、年金・介護・医療は改悪し、消費税大増税とは、まさに自民党のコピー政権となったようだ。
以前、福井県の総務部長をつとめた方が、私に「福井空港はやらなくて良かった。やっていたら財政が大変だった」と語ったことがある。
私は「なんだ、推進しておいて」と内心思ったが、知事や議会、経済界の推進パワーに「冷静な議論」はやれる雰囲気ではなかったのでしょう。財政規律より政治が優先するのでしょう。
そしてしわよせは、「行革」の名のもとに県民福祉や県職員にいくことになります。未曾有の少子高齢化社会に突入した下での、新幹線や足羽川ダム計画。くわばらくわばら。
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共産党の衆院北陸信越の藤野比例予定候補が本日ラジオ出演します!
以下、藤野さんからのメッセージです。・・・
石川県でのFMラジオ出演(12月22日(木)AM11:00~11:30の「こんにちは高橋しげのりです」)。実はインターネットやスマホで、全国どこでもお聞きいただけます!
国会秘書などの活動で印象に残っている出来事、政治のゆきづまりと今後の展望などについて、たっぷり話すつもりです。ぜひお聞きください♪
まず「FMかほく」ホームページ・トップへ。3つの方法の中から、どれでもワンクリックで聞けます↓
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