前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

日本原電敦賀2号機 放射性ガス漏れ。福島原発事故救援・復旧、共産党の提案。   

2011年05月10日 | Weblog
昨日は、朝はかねもと幸枝さんとの街頭宣伝。その後、土砂災害対策や医療事故関係での生活相談の対応、会議とつづき、夜は事務所の「選挙ごくろうさん会」でした。元県委員長の嵐山さんから「水戸黄門の印籠」をいただきました。まあ、県議会でふりかざすわけにはいきませんが(笑)。「県民の印籠」をもっているつもりでがんばります。


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NHK・・・敦賀2号機 放射性ガス漏れる    05月09日 
  
福井県敦賀市の敦賀原発2号機では、先週、1次冷却水に含まれる放射性のヨウ素やガスなどの濃度が最大で通常の1300倍余りに上昇し、日本原電は核燃料を収納する管がわずかに破損して放射性物質が漏れ出したと見られることから7日、原子炉を手動で止めて、原因を調べるために燃料を取り出す準備をしていました。
日本原電によりますと、1次冷却水の放射性物質の濃度を下げるため冷却水から放射性のガスを回収する作業を行っていたところ8日夕方、排気筒の放射性物質の濃度を示す値が通常より10%前後上昇したということです。
回収作業を止めたところ濃度は通常の値に戻ったということで、日本原電ではガスを回収する装置や周辺の配管やバルブからガスが漏れ出て外部に放出されたと見て、回収作業を中断して原因を詳しく調べています。
日本原電によりますと、大気中に漏れた放射性ガスの量は年間許容量の40万分の1程度とごくわずかで、敷地内の観測データに変化はなく環境への影響はないということです。・・・・・・・




   あらためて大地震がなくてもトラブル続きの福井の原発は心配になりますね。

今日の赤旗には、福島県内被災地を訪問した志位委員長の会見が載っています。
①被災者が一番のぞみ、もっとも大事なことは、一刻も早く原発事故を収束させること。その見通し、故郷に戻れる見通しを、おおまかでも政府が責任をもってしめすこと。東電まかせではなく、政府が責任をもってしめすことが重要。
②放射能汚染の正確な把握と公開・説明。国がきちんと綿密なモニタリングをして対応にあたるべき。
③計画的避難区域で住民の安全をしっかり確保することを前提に、実情に即した柔軟な対応が必要。
④賠償問題では、原発事故が起きなければあったであろう収入と現実の収入との差額をすべて東電に賠償させる。
また、負債についても、原発事故は人災であり、国が肩代わりすることが必要。
⑤現状では、原子力緊急事態宣言が解除された場合、対策本部も解散し、すべての措置が打ち切られる。解除後の全面的・長期的な対策実施が必要であり、特別法をつくることも必要。福島県民全体の健康状態を定期的にしっかりと管理し、医療保障を国の責任でおこなうことが必要。

志位委員長、市田書記局長先頭に、何日もかけて被災地・被災者の声を聞いてきただけに内容には重いものがあります。
しかし、一つ一つが大変な労力、財政を伴います。
あらためて、苛酷事故となればこのような深刻な事態をひきおこすことが明瞭となった原発依存から、国も地方も脱却していくことが求められていると痛感します。