前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

対話演説会。越前竹人形と不破哲三さん。

2010年06月19日 | Weblog
    昨日は、県社会福祉センターでの対話演説会。山田かずおさん、鈴木市議、それに私が訴えました。「対話質問コーナー」では、山田さんはテレビ録画、鈴木市議は「ゆきんこ保育園」の会合。わたし一人で答えることになりました。
    質問では、「新聞の雑誌広告に〈そこまでして新幹線がほしいのか〉とあったが、どういうことか」「福井県や福井市はお金の使い方がまずいのではないか。駅前が閑散としている。お堀のなかに県庁が建っているのは恥ずかしい」「40年ちかく働いて60で定年になったが、なぜ年金がもらえないのか」などのご質問、ご意見がよせられ、できる範囲で回答しました。
  
    しゃべりっぱなしではなく、こういう企画は大事です。雨のなか参加していただいたみなさん、ありがとうございました。



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    県民福井・・・・・「越前竹人形」身近に あわら 故水上勉さん小説の舞台 温泉街に展示場
  2010年6月18日

    文学の薫りが漂う温泉街づくりを目指し、あわら市内の有志でつくる「芦(あし)の会」は十七日、おおい町出身の作家、故水上勉さんのベストセラー「越前竹人形」の舞台となった同市のあわら温泉街の公営温泉施設・セントピアあわらに、小説関連の常設展示場として「越前竹人形の世界」コーナーをオープンした。

 同会は、小説に登場する同温泉の玉枝と、竹人形師喜助との悲恋物語の紹介を通して地域活性化を図ろうと、旅館の社長やおかみら五人で結成。金津創作の森の竹人形師の山田信雄さん(67)が会長を務める。

 同施設の協力を得て中二階にコーナーを設置。山田会長が作った竹人形「あわら舞妓(まいこ)」の顔や胴体などを展示して制作工程を披露。三味線などの小物類のミニチュア竹製品、一九五二(昭和二十七)年ごろの竹人形作品、大正時代の竹細工に使う際のナタや小刀などの道具類も並べた。

 このほか「越前竹人形」の初版本、同温泉が登場する水上文学の「竹の精霊」「軽井沢日記」なども展示した。同会では一月、市内の旅館の一角に常設展示場「小説越前竹人形のふるさと 資料室大正ロマン館」を開館しており、竹人形と水上文学を紹介する散策スポットは二カ所目。水上さんと親交のあった山田会長は「小説の舞台をアピールしていきたい」と話していた。 (川口信夫)・・・・・・・・



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    水上勉さんは不破哲三さんとも心臓病を契機にして親交をむすんだ。共著もあるし、亡くなったあとに不破さんが水上さんの著作を解説つきで数点出版している。

福井にとっては「越前竹人形」という創作が、あらたな「資源」をうみだした「功績」は大きいと思う。今後もさまざまな企画が考えられたらいい。

元県議の渡辺三郎さんから聞いた話だが、不破さんが書記局長の時に福井に演説にきて、土産に駅ビルで竹人形を求めたことがあるという。渡辺さんは「せっかくならもっといいものを買えばいいのに」と内心思ったそうだが、不破さんは「娘の土産に」と手頃なものを求められたという。

 しかしその後、不破さんの趣味が人形収集と知って、「娘のためではなく、自分の趣味だったんだ、と気づいた」と話していた。

 子どもの頃に観た、「越前竹人形」のドラマも「印象的」だったが。