前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

福井県警の不正経理問題で、市民オンブズマンが住民訴訟

2010年06月03日 | Weblog
     福井県警の不正経理問題で、本日、市民オンブズマンが提訴しました。以下に紹介した市民オンブズマンのブログによると、「福井県知事に不正経理によって県に損害を与えた相手方(知事と当時支出の権限について任されていた者)に対して損害賠償請求をすることを求める住民訴訟に踏み切った。警察の(捜査費等でない)消耗品費の流用についての提訴は(全国市民オンブズマン連絡会議によると)全国初とのことである。(金額は平成16年度から21年8月までの期間における約1560万円の不正経理のうち国費分を除く県費分1388万8629円。) 」ということ。

     福井県庁の旅費問題などでも税金の使い方に「風穴」をあけてきた市民団体のみなさんの調査・監査請求・裁判闘争という地道な取り組みに敬意を表したいと思いますね。もっとも、県議会をはじめ議員にも厳しいチェックの目線が注がれています。

     わたしも県議時代に国民救援会が調査した資料で県警の経理問題で質問したことがありますが、「適正にやっている」の答弁を残念ながら崩すことはできませんでした。質問の最中には、自民党幹部からも激しい野次がありましたが・・・・・。

     以下、オンブズマンのブログからの引用です。

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2010年6月 3日 (木)
福井県警不正経理問題→6月3日住民訴訟へ

福井県警不正経理問題に対し、2度と同じことが起きないことを願って、私たちは3月11日に住民監査請求を行った。違法支出であっても私的流用さえなければ損害がないとして全額返還されないのは納得できないし、そもそもなぜ違法行為を示す言葉(預け金、一括払い等)なんかが存在するようになったのか、その原因に遡って調査し不正経理の実態を明らかにしてほしかった。

しかし、5月7日付けの監査請結果は、福井県警の「経理処理問題に関する自主調査報告書」を説明するだけの内容にすぎず、私たちは落胆した。

それで、やむなく、私たちは6月3日、福井県知事に不正経理によって県に損害を与えた相手方(知事と当時支出の権限について任されていた者)に対して損害賠償請求をすることを求める住民訴訟に踏み切った。警察の(捜査費等でない)消耗品費の流用についての提訴は(全国市民オンブズマン連絡会議によると)全国初とのことである。(金額は平成16年度から21年8月までの期間における約1560万円の不正経理のうち国費分を除く県費分1388万8629円。)

※ 訴状は全国市民オンブズマン連絡会議のネットにアップしています。

http://www.ombudsman.jp/policedata/100603.pdf


お役所の組織やお金の流れは市民には理解しにくい。財務関係の委任とか専決とかの言葉も市民には何のことか分からない。分からないから市民の関心も希薄になってしまう。こういうことも、もしかして不正経理が根絶しない一つの原因ではないのだろうか。

犯罪捜査をすべき立場にある機関において、なぜこんなことが起きたのか?住民監査請求で無視されたこの素朴な疑問が、今度こそ明らかになることを期待したい。(事務局 伊東)



国民が追い込んだ「鳩山辞任」。さっそく街頭へ

2010年06月03日 | Weblog
     昨日は、朝から衝撃がはしりました。「予想」の事態とはいえ、鳩山総理の辞任表明。
党の会議でも、4日に予定されていた全国決起集会が延期されるなど、山田かずお予定候補の日程調整に追われました。あわせて「きゅうきょ」6日告示の大野市会議員の補欠選挙に候補者をたてることとなり、いっそう慌しさを増しましたね。

    会議の合間をぬって、昼休みには山田さんとともに西武前で街頭演説。マスコミの取材も何社かありました。
ガッツポーズで激励していく青年や、車から手をふる若い女性など、若い層からの応援も目立ちました。
 いよいよ緊迫するなか、参院選に突入することになります。

    後継には、菅副総理や前原大臣などの名前がとりざたされているようですが、みんな「国民を裏ぎった政治」を鳩山総理のもとでおこなってきた「実行犯」です。厳しい批判はまぬがれないでしょう。「目くらまし」は許されません。

    また、鳩山総理や小沢幹事長が辞めたからといって、「政治とカネ」の問題も未解明のままですし、沖縄を中心とした米軍基地問題も「たらいまわし」されたままです。
こんな無責任な政党、政治家に国民は厳しい審判をくだすでしょうし、下さなくてはいけません。

    この緊迫の情勢のなかで、比例代表と選挙区・山田予定候補の事務所びらきがおこなわれます。ぜひ、ご参加ください。

    6月5日 午前10時より。山田事務所〔福井市文京2丁目、フェニックス通り 明道中学校ならび〕

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   井上参議院議員メール・・・・・・ 8時過ぎに議員会館へ。院内に入ると、院の事務方が、「民主党が両院院議員総会があるので、今日の本会議を流会にしてほしいと言ってきました」と、大慌てしています。 驚きました。辞任表明か?それとも党内のガス抜きのためか――大急ぎで情報収集。どうやら辞任表明のようです。

9:40から本会議前の参院議員団会議を開きましたが、10時からの参院本会議は開かれませんでした。そのまま、衆院の国対控え室に移動し、テレビで鳩山総理の辞意表明を見ながら、今後の対応を協議しました。

11:30から緊急の公開議員団総会。挨拶にたった志位委員長は、今回の辞任が国民の期待を裏切り続けてきた民主党政権に対する国民的な怒りの包囲の結果であること、また、総理が辞任の理由としてあげた普天間、政治と金の問題はいずれも、鳩山氏の辞任で解消できる問題ではなく、民主党政権そのものの問題だと強調しました。

その上で、民主党が今日の事態に立ち至った根本には財界にもアメリカにもモノいえぬ政治があることを指摘。参院選での日本共産党の躍進で、政治の根本的転換を訴えました。「政治を変えたい」という国民の声にこたえられるのはどの党か、いよいよ本格的に問われます。