前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

怒る障害者。最後まであきらめない、せっかく運動で築いた成果を、そう簡単に手放しはしない!

2010年06月10日 | Weblog
  以前もこのブログで、廃止を約束されたはずの障害者自立支援法が、自民党・公明党の提案に民主党ものって、延命がはかられようとしている!  と書きました。

  きょうされんの小松崎さんや当事者の山内敬一郎さんが東京での緊急集会に参加。
  その模様を小松崎さんが書いたニュースがおくられてきましたので、転載します。

  このような裏切りの連鎖を許さない、政治的な審判をくだしましょう。

  以下、ニュースからの転載です。

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障害者自立支援法「改正」法案、地域主権関連法案の廃案求める6・8緊急集会             に行ってきました!

 突如、「政治的かけひきの道具」に持ち出されてきた障害者自立支援法「改正」法案。「当事者の方の意見を十分に聞く」とした与党の発言はどこへやら、またも当事者抜きで突然浮上し、あっという間に衆議院を通過。参議院本会議での可決は目前でしたが、鳩山首相が辞任したことで、首の皮一枚でつながりました。

 最後まで諦めず、なんとしてもこの障害者自立支援法「改正」法案の成立を食い止めようと緊急にもたれた今回の集会。福井支部からは当初3名が参加を予定していましたが、以前に提訴を決意していた山内さんも「どうしても行かなくちゃ。」と参加を決め、最終的には5名に。またもや東京日帰り強行軍で出発しました。会場となった憲政会館はすでに混雑状態。500人の定員ということでしたが、すでに参加予定者だけで500人を越え、第二会場も準備されていたほどでした。

 これまでの5年に渡る運動が実ったと「障がい者制度改革制度推進会議」に託した期待。それなのに、それらがすべて裏切られた悔しさ。特に自立支援法違憲訴訟を闘った原告、家族、弁護士の訴えは胸に迫りました。

 その後開かれた国会前大集会では国会を取り囲み、長い長い列は地下鉄永田町の駅まで続きました。後方に並ぶ人には訴えのマイクの音が届かないほどです。この日の朝日新聞福井版で記事が掲載されたばかりの山内さんもマイクを握りました。「せっかく期待していたのに、僕は怒っています。」と発言。「それでも最後までがんばってください。」とその場を訪れていた民主党の金子議員、共産党の小池議員にも思いを伝えました。

 最後まであきらめない、せっかく運動で築いた成果を、そう簡単に手放しはしない、そんな熱気が路上にもあふれていました。                          (こまつざき)

原発推進側からも内心は、福井県や福井県議会は蔑まれている

2010年06月10日 | Weblog
    昨日は、憲法問題の会議、原発問題の講座、懇談会などでした。
    福井市春山地域の懇談会では、お孫さんが就職が決まらず大学院にやむなく進学、しかし、奨学金を借り続けるため、卒業後の返済は毎月8万にもなるというお話を聞きしました。おじちゃん、おばあちゃんがお孫さんの将来を本当に心配されていました。

雇用の確保・・・・このためには大企業優先の政治を転換し、地域経済を活性化することが急務です。

奨学金・・・・・世界は大学など高等教育も無償化の流れです。高校無償化からさらに前進させることが必要です。また、奨学金は利子つきなんてとんでもありません。学生時代に「重い借金」を背負わせて、社会人をスタートさせる仕組みを改善させましょう。
本当に、自民党・公明党政治のもとで歪んできた社会を改革するのは大変な仕事ですが、まったなしです。
大企業にもずばりモノが言える日本共産党のがんばりどころだと痛感します。


   原発では、地元の福井工大での公開講座「これからの原子力エネルギー」に参加しました。学生の単位とあって200名以上の参加です。
JAEA、東芝、福井工大の関係者からの報告がありました。東芝は、「4S小型高速炉」を開発中で10年以内にアメリカなどに売り込む計画です。10年~30年間、燃料交換不要で、メンテナンスフリー、・・・と若い女性技術者は話されていましたが・・。

発言のなかで、JAEAの柳沢氏が「一度つくったものは手を加えて大事にすべき。60年、80年と。文化的にもったいない、の精神で」などと述べました。危険なものを、「もったいないの精神」とむすびつけるとは厚かましい。国民からすれば、「もんじゅ」に使われた9000億円が「もったいない」。今後の税金投入が「もったいない」。

福井工大の先生が、「新潟では原子力はやっかいもの。福井では宝物。・・・との言葉がある」と、福井県の「もんじゅ」と新幹線の取引を揶揄されていましたが、原子力にかかわるみなさんからみれば、福井県や福井県議会の態度は、「まことに恥ずかしい限り」ということだろう。
原発推進側からも内心は、福井県や福井県議会は蔑まれているのだ、とわかりました。