こんにちは
教頭の木下千夏です
今日は雨でひんやりした気候でした
気温や湿度の上下が激しく、体調を崩しそうな季節の変わり目です。
いきいきと元気に活動できるよう栄養と休息・睡眠をしっかりとり、健康管理に気を配りたいですね。
梅雨のこの時期はなかなか戸外で活動…というわけにいかず、お部屋の中で遊ぶことが多くなりますよね
お外に出かけられなくても、お絵かきしたり何か工作をしたりしてお家の中での時間を楽しんでいる子ども達もいるかと思います
当園の活動においても、感じたり考えたりしたことを自分なりに表現することを通して、豊かな感性を育み、創造性を豊かにすることを目標に造形活動に取り組んでいます。
様々な素材の感触や色を感じたり、
誰かの声や何かの音を聞いたり、匂いを嗅いだり…
日々さまざまな出来事や体験を通じて心を動かしている子ども達に、その心の動きを表に出すこと、つまり表現することの心地よさを伝えたい。
そのような思いを持って、さまざまな表現方法を遊びとして楽しめるような活動や環境を提供しています。
”造形表現”もその中のひとつとして取り組んでいます。
月に一回、「造形って楽しいな」と伝えてもらうために、ぱんだ・らいおん(4・5歳児)組に造形指導の先生にも来ていただいています。
このような活動を通して、子ども達は徐々に描いたり作ったりすることで自分を表現できることを知り、またその表現を自分以外の誰かに認めてもらったり共有できる喜びを感じていきます。
子ども達の自信や意欲、そして自己肯定感の育ちにつながれば…と、毎年子ども達の作品を絵画展に出展もしています。
特に『全大阪幼少年美術展』には毎年4・5歳児の作品を出展しており、先日、コロナウイルスの影響で延期となっていた展覧会が一年越しで開催され、一昨年度に卒園した当園の卒園児の作品が展示されることが決まっていたので、当時の担任だった片山志織先生と一緒に行ってきました
こちらの作品を描いた卒園児も、最初から「お絵かき大好き」なタイプというわけではなかったようで、造形活動を通して、こんなにいきいきとした絵を描くようになったということです。
今は小学生の彼ですが、今回の特選受賞でさらに自信を持ってほしいなと思います
感じたことを表現する方法は様々あります。
造形表現に限らず、自分を堂々と表現する力がこれから社会に出ていく子ども達には必要になってきます。
そんな表現方法の選択肢の幅が広がることを願って、表現することの楽しさを知る入り口となるような活動や環境を今後も提供していきます。