こんにちは
き組(3歳児)担任の浦田鈴香です
毎月各クラスで取り組んでいる制作活動にはシール、クレパス、絵具、のり、はさみ等様々な物を使用しています
クラスの発達に応じで方法や道具、援助も変わってきますが、毎月季節に見合った物を作り子どもたちにも季節感を味わうようにしています
今回は制作で使われる道具の一つであるはさみについて紹介したいと思います
紹介とお伝えしましたが、はさみは誰でも知っていますし、大人も欠かせないアイテムですよね
子どもがはさみを使い始めるのは2~3歳と言われています。
現在は桃組(2歳児)後半に正しい持ち方、姿勢を確認してき組からは積極的に使うようにしております
はさみは約束事をしっかり伝え、怪我がないように初めは傍につきながら進めています
はさみを持ち方を伝える前にまずは手をグー・パーさせて手の動きを促がします
はさみを持ってからもまずはグー・パーでまずは動かします
はさみを持つと力をいれにくい分グー・パーは難しいですが、繰り返し行うことが大切です
グー・パーの際に肘が開いてしまうとはさみの刃が横になり切りにくい肘が広がらない様に声をかけています。
切る素材ですが、画用紙の固さが子どもにとって最も切りやすいです。
まずは細長い紙を1回切る1回切りから始めています〔-〕
き組のお友達は1回切りで焼きそばを以前作りましたよ
1回切りが出来ると次は連続切りに移ります〔ー〕
1回切っただけでは切れないことを判断し、もう一度グー・パーをして切る事を子ども自身が学びます
連続切りができたら次のステップは曲線です〔〇〕
曲線は連続で切るだけではなく、紙を回して切ることが大切なので難易度が少し上がります。
1つ1つの段階を踏んでいくことは難しいです
しかし、子どもが取り組む中で、学び・出来る様になるスピードはとても速いです
子ども達の可能性は素晴らしいです
それを可能にしているのは日々の繰り返しです。
1度や2度では誰でも上手くはいきません
繰り返して行うことで、子どもは出来なかった事を自分でも学びながら修正し、できるようになります
そして使えば使うほど指先の機能や手の巧緻性が発達していきます。
指先を動かすことは脳の発達も促進してくれます。
また、はさみは集中力も高めてくれます
切れた時の喜びや達成感はとても大きく、
「先生できたよ」
「みてみて!」
と見せてくれます
また、「今日は、はさみをするよ」
と伝えると
「やったー!!」
という声がたくさん聞かれます
それほどはさみが大好きなのです
き組さんではおやつ後の時間に少人数ではさみを取り組んでいます
1つの紙を自由に切る事でも創造性・想像性を働かせながら取り組んでいます。
私たちの身の回りに当たり前にあるはさみは子ども達にとっては発達にも繋がる大切な道具です
これからも制作や少しの時間にはさみの取り組みを行うことで、達成感を感じつつ、発達を促進する援助ができればと思います。