TIME IS ON MY SIDE

シンガポールは今日も暑いなあ。

Take Two。

2010-08-13 | 本、映画、音楽
先月のこと。ゲットしていたのですよ、
待ちに待ったデビューアルバムを!

もちろん!セザイリ・セザリの!

っていうか、誰よ?
そのダジャレみたいな名前??

という日本のみなさんのつぶやきは気にしない

ここにもちょこちょこ書いてました、2009年度
シンガポールアイドル・優勝者・・・といっても

アイドルというより・ミュージシャン魂炸裂、
クールでセクシーな歌声に、あふれる音楽性

そんなセザイリの、デビューアルバム「Take Two」

去年まで、その辺をフツーに歩いててすれちがったり
してたかもしれないマレー系の男の子・・・

だとは信じられない、堂々たる完成度。



これが、素敵なんだな。

コンペティションの課題曲「Touched by an angel」
MTVが話題になった「Broken」はさすがに際立つけど
(→いまだに我が家のヘビーローテーション)

さらにエモーショナルな「Better be home soon」
大人の魅力あふれる「Morning Coffee」

マレー語で歌うセザイリもめちゃめちゃいい!
と気づかせてくれるポップチューン「Matahari」など

わたしの好みからいいますと、もっと熱い濃い・
ロックなセザイリも聴きたいんだけど!

このアルバムの、日曜日に朝の光を浴びつつ
コーヒーを片手に聴きたいような都会的な雰囲気

これもまたセザイリっぽくてイイのだ・・・
彼の今後の活躍、ますます楽しみです、ウフフ・・・

しかし、前にもかきましたけど

セザイリ好きの日本人て・・・
世界中で3人くらいしか存在しなさそうな気が(笑)

1Q84 BOOK・3。

2010-04-21 | 本、映画、音楽


ついに、1Q84の3です。

(「1Q84の3」って何かの暗号みたいですね)

日曜日、紀伊国屋書店にどっさり平積みになってました。

日本とタイムラグなしに新刊が手に入るシンガポール。
つくづくありがたい環境だなあとおもいます。(泣)

さて。

読みますか。どうしますか。

目次をみると、最後の章が「天吾と青豆」になっている。
さては、この巻で、おわりなのか・・・

だとしたら、読み終えてしまうのが惜しいではないか!

ではその前に、もう一度1と2をじっくり読み返す?
それとも、ほかの作品を読み直して、ウォーミングアップ?

BOOK3を目の前に、楽しい悩みがつきません。

セザイリ。

2010-01-19 | 本、映画、音楽
昨年末に、ちょこっとここに書いた「Singapore Idol」
優勝はセザイリくんでした。

ソウルフルな歌姫・シルヴィアと、ミュージシャンの香り
プンプン&セクシーな歌声のセザイリ。

わたしはずっとこの2人を応援していたので・・・
「いっそ2人ともデビュー、じゃイカンのかい!!」
と何度つぶやいたことでしょう(汗)

セミファイナルまでの下馬評は、
シルヴィアちゃん有利という感じでしたが

グランドファイナルのセザイリは、良かった!(泣)

しかも自選の2曲目に、エアロの「Crazy」だなんて
くーーーーーっっ(泣)



わたしエアロスミスずきでもありまして、中でも
この「Crazy」めちゃめちゃ好きなんっす(泣)

この曲のパフォーマンス、男の色気を感じさせる
歌声でセザイリはわたしのハートをわしづかみ・・

(素敵すぎるセザイリの「Crazy」YouTubeで発見)

さらに2人がそれぞれ歌った、「Idol」のための
ケン・リムの書きおろし「Touched By An Angel」

緊張のため?彼女ならもっと、できるはず!惜しい!
という感が否めなかったシルヴィアに対し

セザイリは、思う存分自分を出し切っていた。
(→「Idol」でのセザイリの「Touched By An Angel」

彼の歌に年甲斐もなくドキドキし、
一気にシルヴィアよりも彼に傾きました。

きょう、TVで「Touched By An Angel」
セザイリのスタジオ録音版が、流れてましたよ。

彼は、この曲でデビューするのです。
CDが出たら・・・ソッコーで買いに走りますっっ!!!

・・・・・・。

ミ ー ハ ー で す み ま せ ん

あなたのそばに。

2009-12-18 | 本、映画、音楽
きょうは、なんの日?

それは、誰がなんといおうとわたしが世界でいちばん好きな人、
Keith Richardsの66歳のお誕生日・・・

音楽ネタつづきですが(疲れているときには音楽が一番・泣)、

ほかならぬキースのお誕生日によせて、
わたしが一度でいいからライブで聴きたいと願う、この曲を。

Nearness of you/Rolling Stones YouTube動画

ホーギー・カーマイケルの名曲「Nearness of You」
(あなたのそばに)をキースが心を込めて歌うこの映像の

見慣れた彼の表情とその仕草、ギタープレイに枯れた歌声。

人生の光と影の、すべてがにじみ出るその味わい深さ・・・
こんな人は、ほかにはいない。(涙)

(この曲を、奥様のパティ・ハンセンとの結婚式で
歌ったという話があったような。うらやましいぞパティ・・・)

ともあれ、お誕生日おめでとうキース・・・
いつまでも元気で素敵な、不滅のロックじいちゃんでいてねー!!!

重き荷を負いて。

2009-12-18 | 本、映画、音楽
以前にもかきましたが・・・

これまでの人生、心がいまにも折れそうになったとき
越えられそうにもない壁にぶつかったとき

どれだけ彼女の歌に救われ、支えられてきたことでしょう。
好きな歌は、もちろん数え切れないほどありますが

これまた素晴らしい歌にであってしまいましたよ。
勇気と元気を与えてくれる感動の映像をYouTubeで発見、です。

頑張ってから死にたい
中島みゆき「重き荷を負いて」You Tube動画

この世の女神の歌声に、きょうも涙がこぼれます。
(心がお疲れ気味の、いまのわたしは特に・泣)

'07年のライブ映像のようですが「重き荷を負いて」の
冒頭・みゆきさんが少女のようなかわいらしい声で

さらりと客席に語りかける
「同じ時代に生まれてくれて、ありがとう。」

いえいえこちらのほうが、あなたと同じ時代に
生きられたことを、感謝してもしきれない(号泣)

ちなみに同世代のシンガポーリアンには、中島みゆきを
知っている人・好きな人が結構いてビックリするのですよ。

有元さんのベトナム料理。

2009-11-18 | 本、映画、音楽
最近、インドシナ料理に興味シンシンというお話をしましたが

日本にいた頃重宝していたのがこの本



有元葉子さんの「わたしのベトナム料理」

生春巻き・ゴイクォンのつくり方も、有元さん流のレシピで
はじめて知ったのでした。

若い頃、当時一世を風靡していた彼女のスタイリッシュな
主婦ライフに憧れて

彼女の使う(あるいは宣伝する)キッチン用品の、すべてが
無条件に素敵に感じられたもの。

とくにクリステルのお鍋など、

有元さんのように、こまやかできちんとしたかたが使われる
から、いつまでもピッカピカ!なのであって

わたしのような、ずぼらな不良主婦にはお手入れが大変だ・・
と気づいたときには遅かったよ~

さて「わたしのベトナム料理」有元さんのベトナム料理への
愛情がひしひしと伝わってくる

今よんでも、とてもいい(そして使える)本ですよね。

後半に、レシピとは別にベトナム・料理事情のコラムや食材・
購入可能場所リストがあるのも、気がきいててね。


(これはインドシンで)

最後の瞬間のすごく大きな変化。

2009-11-14 | 本、映画、音楽
グレイス・ペイリー著、村上春樹・訳。
短編集「最後の瞬間のすごく大きな変化」。

春樹さんがあとがきに書かれているように、難解です。
文章そのものはやさしいんですけど・・・

意味がつかみにくく「なんだ?これは?」状態。
文章のおもちゃ箱に放りこまれたみたいです(汗)

でも2回目に読みつつおもった。

意味を探ろうとこだわらず、流れるような言葉のつらなりを、
ただ絵をみたり音楽を聴くみたいにストレートに楽しめば??



・・じつはちょっと、先日気分が↓↓↓だった日に

この本を手にとり、深く考えずに読んでいたら、あれこれ
クヨクヨ考えているのがアホらしくなてきて

じっとりムードの感情が、さらりと乾いて晴れていた。

ペイリーさんのコンサートに出かけて、楽しんでスッキリ
して帰ってきたという感じで。

文章のリズムがノリノリなので・・意味はよくわかるような
わからないようななんだけど(笑)すっと引きこまれる。

そしてこの軽やかな文章、とても翻訳作品とは思えない!

ペイリーさんのおかげで落ちこんでた気分がカラリと晴れた
・・だけじゃなく、春樹さんの凄さを改めて認識してしまった。

読んでよかった。

クリフォードの思い出。

2009-10-09 | 本、映画、音楽
ジャズ気分のつづきです。
大好きな曲をひとつ。「クリフォードの思い出」

史上最高のトランペッター、クリフォード・ブラウンが、
交通事故で若くしてなくなったあと

親友のベニー・ゴルソンがブラウニーをしのんで書いた
曲を、リー・モーガンが大切に心をこめて吹きこんだ。


Lee Morgan Vol.3/bluenote1557(リー19歳)

ブラウニーは、リーにとっても尊敬するあこがれの先輩。
彼への想いが伝わってくる、ジャズ史上最高のバラード…

とここまでは全部、本や資料のウケウリですが(汗)

何とこの曲の、ライブ映像をYouTubeでみつけたーー
動くリーの映像、こんな鮮明なのをみたのは、はじめて。

えらい世の中ですなあ(泣)

「I Remember Clifford」YouTube映像

このおっちゃん・お兄さんたちは、アートブレイキー&
ジャズメッセンジャーズという古いジャズのグループで

リアルに活躍していた頃、わたしはまだ生まれても
いなかったので(汗)

PCでこういう物がサッと見られるいまの時代が、本当に
ありがたい…

Candy。

2009-10-09 | 本、映画、音楽
こちら遊びにきて下さるJUST BLUEさまより、今週末
「神戸ジャズストリート」が開催されるとお聞きしました。

いろいろお話していると、ジャズ気分がもりあがって
きまして♪今日はリー・モーガンの「Candy」のご紹介。


Lee Morgan「Candy」/bluenote1590

彼の持ち味、ナイフみたいに切れ味鋭い、天才的プレイ
…のイメージとはまたぜんぜんちがう 

素直でやさしく、おだやかで美しく、ときにはお茶目に、
そんなハッピーなプレイがすみずみまであふれてる。

リー・モーガン、若干19歳。「優等生のオレもみてよ」
という匂いがプンプンする(笑)

これもまた私の好きなソニー・クラーク(piano)の

ポロリポロリと響く独特のタッチがアルバムの雰囲気に
よくあってるし

お天気の良い日曜日などにかけると嬉しくなってしまう
おだやかで肩のこらないアルバムです。

日本では、来客がある日のBGMにもしていましたよ。
これからJAZZを聴こうとされる方にもオススメです♪

ウキウキまちがいなしですよ~

かもめ食堂。の本。

2009-09-30 | 本、映画、音楽
最近の読書、少々硬派な作品がつづいたので

若干ショート気味の頭をほぐしましょう
と、読んでみたのが「かもめ食堂」

以前、このブログでも記事にしたことのある
今でも大好きな映画「かもめ食堂」

の、群ようこさんによる原作(幻冬舎文庫)。

日本に帰ったとき、本屋さんで目が合って。



フィンランド・ヘルシンキで、一人で食堂を
はじめたサチエさんの、淡々とすぎてゆく
毎日を描いている、それだけなのに

心がホッと和む、あの映画の独特の世界は
原作の世界観を、忠実に映像化したもの

(ご飯のおいしそう加減は原作よりパワーUP)

…だったのだなあ~!と、感心した。

群ようこさんの本はじめて読んだけど

肩に力の入らない、素朴な独特の表現に
クスッとなる場面も多く、あたまが和む。

でも、さりげなく(本当にさりげなく)

時代の風潮への、疑問も投げかけられて
いるところが侮れない。

きちんとした「食」の毎日の積み重ねの
大切さしみじみと伝わってくる。

疲れた時に元気をもらえる1冊決定!

そして、美しい自然あふれるフィンランドに
いってみたくなったりもします。

シンプルで温かい、北欧の家具や雑貨たち。

ムーミンの国の、のんびり素朴で、引っ込み
思案だけどやさしい人々。そんなイメージ…





には、じつは若干の疑問を抱いている

この作品にも日本かぶれのヒルトネン君が
でてくるけど、昔、探偵ナイトスクープで

フィンランドの人は「○○ネン」さんばかり?
というのをやっていた。

調べたらアホネンさんとかアシカイネンさんとか

それはいいとして

イカライネンさんに電話をしてみたらご本人が
「イカライネ~ン!マタ来年?ガハハ~

・・・・・・。

のどかで素朴…

というか

・・・・・・

お笑いのセンスバリバリですけど(汗)

…そんなフィンランドに、興味シンシンです

かもめ食堂 公式サイト

1Q84。

2009-09-29 | 本、映画、音楽
村上春樹「1Q84」続編が出る!!というお話を、ブログを通じて
ご縁を頂いたJUST BLUEさまから伺いました。

天吾の執筆中の小説の中身は?(最初、青豆の物語は天吾の小説の中の
世界だと思った)天吾の出生の秘密は一体?小松や戎野先生たちの
行方は?天吾と青豆は再び出会える?

きっと、全てが腑に落ちていく物語のつづきがあるはず。「BOOK1・BOOK2」
やしねぇ…と思っていたのでこれは嬉しい!本当に楽しみです。

若い頃から大好きで、ずいぶんと影響を受けてきたにも関わらず、じつは
思うところあり数年前から春樹さんの新作長編を手にとっていない。

というのも春樹さんの長編に象徴的に登場する「死」や「痛み」「失われる」
「損なわれる」という感覚が

実生活でハードな精神活動を強いられている時には結構こたえてしまう。
そのダメージを恐れて避けてきた、というのが一番の理由で(泣)

その間も、春樹さんの旅行記やエッセイはくり返し読んできたけどねじまき
鳥もカフカも、心ひかれつつも、そっと横を避けて通ってきたのでした…



でも春樹さんの新刊「1Q84」

今の、この穏やかな暮らしの中なら、読めるだろうか?とふと思い手に
とったのが7月。読み始めると、そこには久々に戸を叩くと、かわらぬ
表情で迎えてくれたというような懐かしさが。

案の定、読み進める中で感じる、ヒリヒリするような痛み・喪失感に
キツイ局面もあったけど、一度走り出したら、もう途中で止まることなど
できない。

好むと好まざるとにかかわらず。

春樹さんの頭の中にあるいろんな色の問題意識の糸を全てきれいに
織り込んだ織物を、何色の糸と何色の糸を合わせたらこんな色になるんだ
ろう?と、手に取ったり匂いをかいだりしながら、考えつつ歩いてる、そんな
感じがします。今は。

…何のこっちゃ。意味不明やな(笑)

さてさて、一気に読み終えて、そのあとでジワジワきいてくる春樹ワールド。
案の定、夢が「1Q84」世界と化し夜中に目が覚めて考え込んだり、そのまま
眠れなくなったりして

それがランナーズ・ハイのような?一種マゾヒスティックな喜びをもたらす
という…それをまた体験できることが、嬉しいようなおそろしいような…

やれやれ(笑)

モダンジャズの嵐。

2009-09-26 | 本、映画、音楽
シンガにいると、ついレコードの
リリース情報にうとくなり(泣)

日本で買ってきたSJ10月号で
知ったんですけど

いま東芝EMIから
「BLUE NOTE BEST&MORE1100」

と銘打って、BLUE NOTEの
名盤が限定再発売されている。

9/16発売、第2弾のリストを
なにげなく眺めていたら…おや?

ぬ、ぬおおおーーー!!!
あるではないか~!!(号泣)

私が何年もの間

CD店、関西・東京の中古店は
もとより、東京の中古店の
大阪出張セールもチェックして

それでも見つけられなかった
グラント・グリーンの
「ヴィジョンズ」

さらにホレス・パーランの
「オン・ザ・スパー・
オブ・ザ・モーメント」

私にとっては激レア・お涙モノの
2枚が、出ている・・・・

 

ぐおおおおお~!(号泣)

と、シンガで身悶えしている
私なのですけれど

ジャズが(特にハードバップと
ファンキー)大好きで

でも、もし今がジャズ喫茶全盛の
リアルな'60~70年代だったら、

案外聴いてなかったかも、
と思うことがある。

何にしても、流行っていると
聞くとむしろ敬遠してしまう
ひねくれモノで…(汗)

でも、当時モダンジャズの嵐が
が吹き荒れたからこそ

流行の後にホンモノのファンが
残り、文化を成熟させてきて

市場も確立してるから、こんな
風に名盤がきちんと再発売される。

おかげで今の時代の私たちも、
ジャズを聴く楽しみを深めて
いけるのかもしれない、と思うと

ありがたいことやなあ、と
思うのです。

シャルマさんの日本考察。

2009-08-13 | 本、映画、音楽


この1年に読んだ本で、おもしろかったベスト3に入るのがコレ
M.K.シャルマ著「喪失の国・日本」(文春文庫)

インドの市場調査会社から、調査員として日本に派遣された
ビジネスエリート・シャルマさんの日本滞在記。

滞在当初、インドとあまりに違う日本文化に接して彼が戸惑う
様子・・・

ウォシュレットに慌てたり、両替で受け取った新札のピカピカさに
ニセモノではないかと疑ったり、アパートでお香を焚いて管理
組合にとがめられたり、湯豆腐の鍋を他人同士がつつきあう
ことに呆然としたり

語り口があくまで真剣なため、日本人の私たちには相当笑える。

しかし日本に馴染んでゆく中でシャルマさんは、その深い知性・
洞察力、豊かな感性で日本人の本質を次々と看破してゆく。

彼の展開する日本文化論は、そのすべてが、鳥肌がたつほど
鋭く的を射ている。

インド人からみた日本の姿。その文化の素晴らしさ、問題点、
そしてインドの文化との違いが、シャルマさんの観察・分析を
通し手に取るように理解できる。

そして、壊れかけの日本人が再生するためのヒントがここに
あふれています。

この本に書かれていること全てが深くて鋭くしかも楽しくて、
何度も何度も読み返しています。

オススメです。

ちなみに私はこの本の中の「インド人は混ぜ、日本人は並べる」
の章を読んで



ホーカーセンターのインド系ストールで注文するとフライド
チキンの上にごはんが山盛りてんこ盛り状態で登場し

「ギャッ」となるチキンビリヤーニが

何でこんな風に山盛りてんこ盛りで登場するのかも、理解できよ・・・

インド映画をみてて、私たちには理解しづらかったり、不思議に
感じられるような場面のことが、この本のおかげで腑に落ちたりも
して・・・ホントにすごい本なのです。

カラマーゾフの兄弟。

2009-08-05 | 本、映画、音楽
絶対に、読んでやる~!!!

ゼイゼイゼイ(泣)

お恥ずかしい話ですが
わたしはドストエフスキーがこわい。

実家の母が河出の世界文学全集を
そろえてて、「罪と罰」も「白痴」も
「カラマーゾフ」も

全部そこにあったが
全部途中で投げ出した。

ドストエフスキー。

登場人物の名前が覚えられん。

頭の中で混乱してしまう。

話がわからない。

長い。

無理。(泣)

という子供の頃のトラウマを
引きずったまま、こわくて避けて
生きてきた。(泣)

ロシア文学。チェホフもいいけど
トルストイもいいけど

ダメなんだ、ドストエフスキーだけは…

という過去と固定観念に、
ついに決別する日がやってきた。

こちらで買ってみました
「カラマーゾフの兄弟・上」

時々こちらに来て下さるAkikoさまの
ご主人が絶賛されていて、とても
気になっていたこともあり

最近読んだ本に、ロシアのことが
出てきたので思いついたこともあり

お小遣いの範囲で買える本は
限られているので

これなら時間がかかってより長く
楽しめる?という姑息な考えもあり

ついに手にした「カラマーゾフ」

まだ読んでもいないのに
ここに書いた一番の理由は

「読んでいる」と宣言しておけば、
途中で引くに引けない、投げ出せない、

いわばこれはわたしにとっての

背水の陣なわけです。(号泣)

しかし本編にかかってみたら

1ページ目からいきなり
アレクセイ・フョードロウィチ・カラマーゾフ
フョードル・パーヴロウィチ・カラマーゾフ
アデライーダ・イワーノヴナ・ミウーソワ…

おかあさーん(泣)

歌姫。

2009-08-03 | 本、映画、音楽
中島みゆきさんの、私の大好きな
唄をYouTubeで発見。

荒い波に打たれて溺れ、今にも
沈みそうになり

もう駄目だ…と思っていた頃に
私を救ってくれた唄で

いま聴いても、いろんな記憶が
よみがえってきて

年甲斐もなく、涙がボロボロ
こぼれてしまいます。(泣)

「二隻の舟」You Tube動画

みゆきさんの唄、好きな唄が
本当にたくさんあるけれど

これもホロリと涙をこぼさずには
いられない、思い入れの深い唄。

「歌姫」YouTube

何もかもを見透かし、その上で
そのすべてをやさしく温かく
包みこんでくれるような

みゆきさんの唄。

彼女の前では、本当に強がりも
意地もすべて忘れて無防備に
なってしまう自分がいる。

みゆきさんこそ、地上に生まれた
女神ですわ(泣)

ちなみにこの「歌姫」YouTubeの
皆さんのコメントを拝見すると

海外に暮らす日本の方に、
大切に聴かれている方がたくさん
いらっしゃるようで・・・

そのことにまたホロリ。(泣)

でもいまの時代、こうして外国に
暮らしていても

好きなときに心にしみる大好きな
唄を聴くことができるなんて・・・

本当にありがたいことだなあ、と
しみじみ思います。

それにしても、「みゆき」の登場に
中・高時代の友人のみんながニヤリと
する笑顔がみえるようです。

かわってなさすぎ、私(苦笑)