TIME IS ON MY SIDE

シンガポールは今日も暑いなあ。

最後の瞬間のすごく大きな変化。

2009-11-14 | 本、映画、音楽
グレイス・ペイリー著、村上春樹・訳。
短編集「最後の瞬間のすごく大きな変化」。

春樹さんがあとがきに書かれているように、難解です。
文章そのものはやさしいんですけど・・・

意味がつかみにくく「なんだ?これは?」状態。
文章のおもちゃ箱に放りこまれたみたいです(汗)

でも2回目に読みつつおもった。

意味を探ろうとこだわらず、流れるような言葉のつらなりを、
ただ絵をみたり音楽を聴くみたいにストレートに楽しめば??



・・じつはちょっと、先日気分が↓↓↓だった日に

この本を手にとり、深く考えずに読んでいたら、あれこれ
クヨクヨ考えているのがアホらしくなてきて

じっとりムードの感情が、さらりと乾いて晴れていた。

ペイリーさんのコンサートに出かけて、楽しんでスッキリ
して帰ってきたという感じで。

文章のリズムがノリノリなので・・意味はよくわかるような
わからないようななんだけど(笑)すっと引きこまれる。

そしてこの軽やかな文章、とても翻訳作品とは思えない!

ペイリーさんのおかげで落ちこんでた気分がカラリと晴れた
・・だけじゃなく、春樹さんの凄さを改めて認識してしまった。

読んでよかった。

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2 コメント

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読んでいました。 (JUST BLUE)
2009-11-16 17:57:38
こんばんは。

読んでいました。1999年に。
埃のかぶった書棚を探してみました。ありました!

グレイス・ペイリー著、村上春樹・訳。
短編集「最後の瞬間のすごく大きな変化」。

なぜ1999年。と覚えていたかというと
その当時、村上春樹の初版本を必ず購入していたのです。(1999年発刊でした。)

でも
内容が思い出せない。
本を開くと、読んだ形跡はありました。

あとがきの頁を折り込んででいました。
mkさん同様に、意味がつかみにくく「なんだ?これは?」状態で・・・・。
あとがきを読んでいたのでしょう。(きっと)


他にも
グレイス・ペイリー著、村上春樹・訳の「人生のちょっとした煩い」もありました。

再読してみたいと思います。
この2冊を。


埃をかぶっていた本を発掘していただき
ありがとうございます。


読まなくては・・・・・。
っていう本が溜まってきています。

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JUST BLUEさま (mk)
2009-11-17 15:57:40
こんにちは!

さすが。ハルキスト・JUST BLUEさま!
何と初版で購入されていたのですね!?

内容がおもいだせない・・・わかります!!
わたしは最初読んだとき、二度と読まない
だろう・・なんておもってしまいました(笑)

何となく楽しみ方のコツがつかめた気がして
今はすっかり「人生のちょっとした煩い」も
手に入れたい気分になっています。

それにしても、「読まなくては・・」な本が
たまってくると、

焦ると同時に嬉しいような、なんともいえない
気持ちになりますよね・・^^;
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