TIME IS ON MY SIDE

シンガポールは今日も暑いなあ。

おうちでロティ・プラタ。

2009-01-31 | ローカルごはん
我が家の朝ごはん・時間がない日の大急ぎバージョンをご紹介しましょう。
インスタントのロティ・プラタを使った、超簡単(というか手抜き…笑)朝ごはんです。

 
生春巻きの皮を分厚くしたような、冷凍ロティ・プラタ。
油をひかずにフライパンにポン。

  
色が変わったら、ひっくり返す。さらにもう一度ひっくり返して…
プーッと膨らんで、きつね色になったらOK。その間5分。



インドカリーとテー・タリを添えて…あっという間に「インド風朝ごはんinシンガポール」のできあがり。バナナや蜂蜜を合わせても。このロティ・プラタ、インスタントですが焼き上がりはパリパリ、もちもちとしてなかなかいけます。(もちろんお店のにはかなわないけどね。)

余談ですが、昨日はリトルインディアで再びラジニ映画を仕入れた後、インド系Mさんと”Dhosai”(南インド風のクレープ)の夕食。今日はこれから、TVのタミル語放送Vasanthamのインド映画大会…と、旧正月のビッグイベント「チンゲイ・パレード」そっちのけで、インド尽くしの週末な私達です(笑)。

ちなみに今日の映画はシャールク・カーン主演「Om Shanti Om」(これはBolly)、その後カマル・ハサン主演「Indian」(これはタミル)。どちらも気になっていた作品なので、非常に楽しみです。ヌフフ。

アンジャパー事件。

2009-01-30 | リトルインディア&インドなもの
昨日はおしゃれ系インド料理店をご紹介しましたが、「バナナの葉!スティールのコップ!」なお店も載せておきますね。(笑)

ここは以前タクシーのインド系運転手さんが「私は週に3日は行ってるよ~!」と勧めてくれた、南インド料理の「ANJAPPAR」。タミルナドゥ州の田舎料理「チェティナード料理」のお店です。お客さんはインド系の方が殆ど。



↑ANJAPPARのヴェジタリアンミールス。7Sドル(=400円ちょっと)。内容は各種カリー、ヨーグルトなど。ガツンとスパイシーな味わいのものが多かったです。ここで頂いて以来、オクラのカリーが好きになりました。



↑私の好きなバンドゥン。別名「ローズミルク」バラの香りのローカルドリンクです。派手なピンク色ですが、お薬的なものは入っていませんよ。シンガのどこでも飲めるけれど、リトルインディアのものがミルク味が濃く美味。

こちらは例えば昨日UPした「ラグナー」などのような、外国人にも食べやすく…という主旨はなく、その分インドの人々が日常どんな食べ物を食べてはるのか、という事がリアルに感じられます。

さて、この日もりもり南インド料理を頂いていた私達ですが…悲劇は突如起こりました。

「ギャーーー!!!」→その瞬間の私の心の叫び。め、目が、目が焼けるぅ~~(号泣)!

あろう事か私は、スパイスたっぷりのカリーをさわった手で、うっかり右目をさわるというミスを犯してしまったのでした。私のバカ~(泣)右目は真っ赤、涙ボロボロ…な私の異変に気づいたウェイターのインド系おじさまが飛んできて下さり「Are you OK??(汗)」「Oh、I、I…(泣)」

非常事態に頭が真っ白、言うべき英語も浮かばず、おじさまに向かって手でカリーをさし、目をさわる動作を繰り返す私に「Wash!Wash!Inside!」即座に状況を把握したおじさまが急いでレストルームに案内して下さり、目をジャバジャバ洗った私はようやくひと心地ついたのでした。

人間が極限の状況に直面した時、それをどうにか伝えようとする意思の凄さよ…カッコも何も構わずに手をブンブン振り回しボディランゲージを繰り出し、しかもそれがちゃんと伝わるという(泣)

まったくいい年をしてみっともない事この上ない私(汗)



北インド料理のマイルドな味わいも好きですが、最近は南インド料理のガツンとくるスパイシーさが、辛いのが苦手な私もだんだん好きになりつつあります。それにしても最近リトルインディアのことばっかり書いていますね。(笑)

ラグナー。

2009-01-29 | リトルインディア&インドなもの


以前歩いていてお店の方にチラシをもらった、Upper Dicson Rdのインド料理店「LAGNAA」。Serangoon Rd 界隈というとお客さんがインド系の方ばかり、なローカル感たっぷりの食堂も多いですが、こちらは靴をぬいで座敷にあがり、ゆったりくつろぐ事のできるちょっと珍しい雰囲気。

お2階の座敷にはテーブルとクッションがゆったりとしたスペースを取って据えられ、バナナの葉!スティールのコップ!なインド感はなし。お料理は陶器のもので雰囲気良くサーブされ、器を載せたお盆は中華テーブルのように回ります。ビリヤニが、バンブーの器に入ってる♪



こちらは北インド料理がメイン(一部南もあり)。オーダーしたのはオーナーお薦めのマトン・マサラに、オクラのカリー(ビンディー・マサラ)、チキンティッカ、ナーンにヴェジタブルビリヤニ。最近私は、オクラのカリーにはまってます。



おかず系のお料理が美味。物静かで知的な感じのするオーナーご夫妻(もちろんインド系)も、ウェイターさんも、にこやかで優しい。食事中もオーナー自ら「辛くないですか?」「お食事、楽しんでくださいね。」と気遣ってくださる。白い壁にダークブラウンの家具を合わせたインテリアの優しい雰囲気にもご夫妻のお人柄が表れているようで、癒されました。

インド料理店は、どちらかというと…無愛想えはないけど、愛想が非常に良いということはない、という感じの所も多いので(笑)私はそれも好きなのですが(笑)そういう意味でも珍しいお店のような…。

Race Course Rd界隈の有名店に比べるとポーション控えめなので、種類をたくさん楽しめるかも。どちらかというと女性グループやカップルの方向け?ウェスタンのお客さんもおられたので、ローカル過ぎるお店は「ちょっと入りづらいな…」と思われる方でもこちらなら安心してお食事を楽しめるのではないかな?



ラジニ様のスペシャルCD。

2009-01-28 | リトルインディア&インドなもの


皆様、ワナッカン!(タミル語でHELLO)

ご覧下さい、スーパースター・ラジニカント様のこの、キラー・スマイル!
これを見つけた時の喜びといったら…(泣)ご興味のない方は、ただの濃いおじさん?となられると思われますが(笑)私にはたまりません。(笑)

土の香りのする民俗音楽が好きな私ですが、しかし今までインド音楽の世界には足を踏み入れていませんでした。ビートルズやストーンズの曲でシタールの音色に耳を傾けてきた程度。興味はありつつどこから手をつけて良いのかわからないという…(JAZZも最初はそうでした)

そしてシンガでの、タミル映画との出会いです。
「民俗音楽」の範疇には入るかどうか分からないけれど…映画の中で使われる、あるいは歌われる音楽たちの、インドの香り、香辛料とジャスミンの香りがぷんぷんしてきそうな土臭さに、すっかり夢中。となると、DVDはもちろんサントラも探して歩くことになります。

そんな中、昨日リトルインディアへ出かけた所、発見したのがこのラジニ主演映画主題歌集・2枚組!何と写真とフィルモグラフィ付き、スペシャルボックス入りです。



ふらりと出かけて、まさに探していたものに出会える喜び。タミル語が公用語のひとつであるシンガポールにいて、タミル人とタミル語のあふれるリトルインディアに足を運べる事が本当に有難いです。まるでブルーノートのJAZZに夢中になった人が、その時にニューヨークに住んでいるというような。

ラジニカント出演の映画は「Baasha」「Annamalai」「Chandramugi」「Kuselan」「Padaiyappa」と、まだ膨大な作品の中のほんの僅かしか観られていませんが…タミル映画、そしてラジニ様とはこれから長いお付き合いになりそうです。ヌフフ。


↑リトルインディアのメインストリート・Serangoon Rdで。標識のポールが蓮の形です。

新年来了!

2009-01-27 | シンガつれづれ
旧正月のお休み真っ最中。連れ合いは、ローカルの同僚のお誘いで国境の向こうのジョホールバルへ飲みに…いやはや、お隣の国に、飲みに行けちゃうシンガポール。日本人にはこの感覚、非常につかみにくいですよね。(汗)そして留守番の私は、こうしてほそぼそとブログを綴っております。(笑)



さて、街はまさに旧正月の華やぎムードまっさかりです。上は、大晦日のチャイナタウン。いつもは車がバンバン走っているNew Bridge Rdも歩行者天国に。


あちこちに、牛くん達の可愛いディスプレイが♪しかし、夜のカウントダウンの人出は「Crazy!」と聞いていたので、用事を済ませて早々に退散しました。

 

先日まで巨大クリスマスツリーのあった、高島屋オーチャードの吹き抜けには、お祝いの垂れ幕が。光る生地らしくぼやけてしまっていますが「年年有余」と書かれています。右は、縁起物の金柑。可愛いです。

元旦当日は、連れ合いの同僚Eさん宅にお邪魔しました。ケータリングのご馳走に、お正月菓子のおみやげまでたくさん頂いてしまって…そして帰りには、やっぱり「みかん2個」!→ほんまやった…(笑)でも「紅包」は、独身者にあげるものだそうで、我々はなし。残念~(笑)ちなみに我々が用意した紅包はこんな感じです。↓


Eさんの、親戚の方々や部下の人達(いずれも独身者のみ)に。皆さん「こっちの習慣を知っていたの!?そんな、合わせなくていいのに~!でも嬉しい♪」との事でした。あとはタクシーの運転手さん、住居の守衛さんなどに…。

ところでEさん宅で、お食事が終わって落ちついた頃、お部屋の一角で賑やかな遊びに興じる声が…日本では、百人一首にトランプ、花札…となりそうですが、それが「麻雀」だった所に、非常に中国文化を感じた私でした。(笑)私はルールが分からないのですが、見ているとゲームの進め方の速いこと速いこと!さすがです(笑)

この後、週末には旧正月のビッグイベント「チンゲイパレード」が開催され、シンガポールのお正月ムードは最高潮に達するそうです。


旧正月のお節料理。

2009-01-24 | シンガつれづれ
いよいよ今年も押しつまって参りました。・・・とつい先日書いたばかりですよね。(笑)しかし旧暦では明日が大晦日、と考えると、直接関係はないのに何だかのんびりしていてはいけないような、落ちつかない気分なのは何故でしょう(笑)

さてシンガポールのチャイニーズ系のご家庭ではお正月に、お刺身サラダの"yu sheng(魚生)"を召し上がる慣わしがあるとか。みんなでおめでたい言葉を言いながら、お皿の千切り野菜や薬味と、お刺身とを(お箸で高く持ち上げ、落としつつ)混ぜて頂くそうです。(下はローカルの新聞の"yu sheng”についての記事)



他に日本のお節料理のように「お正月に必ず頂く食べ物」は・・・

・パイナップルタルト
・bak kwa(肉乾→ポークやビーフの炭火焼ジャーキー)
・prown roll(エビ風味のスナック)
・melon seeds(瓜子→果実の種)・・・などなど

それぞれに、何かおめでたい意味や縁起かつぎがあるのでしょうね。
ちなみにbak kwaは、こんな感じです。↓

    

あまりにニクニクしいお写真のため、隣に無理やりTiger Beerの写真を配置しましたが(笑)お正月に限らずいつでも売っている、このbak kwa・・・ただのジャーキー?と侮るなかれ。お店で炭火焼にされたアツアツのbak kwaのジューシーさ、あふれるお肉の旨み、その甘さと辛さの絶妙な味わいは、ビールがすすむすすむ~!な逸品です(お酒の苦手な私でも、ひと缶あけそうになるほど)。ビール党の旅行者の方には、ぜひこのbak kwa、味わって頂きたいですね。

写真は「美珍香」のポークのものですが、チャイナタウンの「林志源」はさらに美味との噂。ちなみに近所の「美珍香」もさすが旧正月直前、大行列になっています。

などとのんびり「旧正月」について語っていたわたくしですが・・・さきほど連絡があり、急遽元旦に、連れ合いの同僚宅に伺う事に。えらいこっちゃ、旧正月は他人事とおもってたよ~あわわ(汗)至急みかんと紅包を用意します~!

幸せの紅い袋。

2009-01-23 | シンガつれづれ
先日連れ合いが、同僚のシンガポーリアン・陳さん(仮名)の結婚披露宴に招かれました。

旧暦正月目前、中国系文化では「赤が縁起の良いのだ!」と、これでもかというほど思い知らされる?毎日なのですが…(笑)結婚のご祝儀袋も、やっぱり赤色!これは、別のローカルの同僚が分けてくれたものです。



日本のご祝儀袋の繊細な美しさとは、ずいぶんと趣が異なり…派手~!だけど、可愛らしい♪写真では判りにくいですが「永結同心」と書かれています。(右上はご招待状。)

赤い袋、といえば…旧正月、こちらでは”紅包”(hongbao)といって、赤い袋にお金を入れて、親しい人に渡す習慣があるのですって。お年玉みたいですね。子供だけでなく、家族・親戚のほか、会社の部下や、日頃お世話になっている方に渡したりもされるそうです。

そして誰に渡すか、いくら渡すか…あるいは渡さないか、という”紅包問題”には皆さん毎年頭を悩ませておられるようで、まるで日本と同じですね。でも、大人にも渡すのでちょっとこちらのほうが難しいかも?

いずれにしても、おめでたい時には赤!赤!赤!な、中国文化です。
そうそうご披露宴の日、連れ合いもかなり”赤~い顔”で帰ってきましたよ。(笑)


といっていたら、連れ合いの上司(この方は日本人)から”紅包”を頂戴してしまいました。
とても美しいので、載せておきますね。

1年が過ぎて。

2009-01-22 | シンガつれづれ
このブログも、今日で1周年です。

本や音楽、自分の暮らす街のこと…自分の好きなものたちのことを綴ろうと始めたこのブログですが、思わぬ環境の変化により昨年8月以降はシンガポール日記へと主旨を変え、今に至ります。

この機会に、最初の頃の記事を少し読み直しましたが…西宮時代に綴ったもののほうが、そこに私の好きなもの・大切なものたちがあふれていて、不思議にいとおしく思えるようです。こちらに来てから綴ったものとは微妙に色合いが異なるというか、書く対象への思い入れの深さの違いが表れてしまっているような気がしますね。

それに伴い、外国生活での目新しい発見や出来事について綴る事→自分の中できちんと咀嚼し熟成させていないものについて語る事は、それほど得意ではないという事が、何となくわかってきたような。

とまあ、個人的には試行錯誤もあるのですが(汗)日本にいる家族や友人に向けて話しかけるような気持ちで綴っているこのブログが、外国生活における私の大切な”心の癒し”になっていることは確かです。応援してくださっている皆さま、いつも本当にありがとうございます(泣)

スーツケースひとつでこの国に来て半年。まああまり堅苦しく考えず、気楽に…これからもシンガポールでの日々を”心のままに”綴っていこうと思いますので、皆様これからもどうぞよろしくお願いします。また、ご意見やリクエストなどがありましたら、ご遠慮なくお寄せ下さいね。

明日からもまた、頑張りまーす♪

(写真はボタニックガーデンの”プルメリア”の花)

夙川、エルべラン。

2009-01-19 | シンガつれづれ
写真を整理していたら、私の大好きなお菓子の写真がでてきました。日本にいた頃、ブログ用に撮っておいたものですが、懐かしいのでUPします。それは、夙川・エルベランのレモンパイ!

「エルべラン」は西宮にこの店あり!な、昔ながらのケーキ屋さん。この道40年のオーナーパティシエ・柿田さんは、思わず「よっ!大将!」と声をかけたくなるような、職人気質みなぎるかっこいいおっちゃんです。

渡航前のある日の、柿田さんとの会話。

「昨日は『生チョコ2つ』義母に持っていったら美味しいって大喜びでした~有難うございました♪」
「そうやろ!もっと持ってきて言わはったやろ!?(笑)」
「ハイそう言うてました(笑)」
「ウチのはな~純粋やから美味しいんや。いまは添加物やら入ってるお菓子多いけど、
ウチはホンマ純粋な材料しか使てへん。生チョコも風味が全然違うやろ?」

…本当に、風味が全然違いますよね。例えば雑誌掲載も多い”生チョコ2つ”はミルクとホワイト2つの半円形チョコがひとつの包みに収まった、看板お菓子。まろやかな風味に優しい甘さ、でもあと味さっぱり。妙な甘さもクセもなく、ふわっと純粋なチョコの香りが口に広がって、その美味しさは本当にこちらを頂くと他のチョコが食べられなくなるくらい~

冒頭のレモンパイも、見た目は非常にシンプルですが…ふんわりなめらかな生クリームの下に、絶妙な酸味のレモンクリームがたっぷりと入っていて、香ばしいパイ生地と口のなかで溶け合うそのバランスの良さ、美味しさといったら…うお~(号泣)!!

ケーキにクッキー、パイ菓子の”すぐれみ”や”ビーポーレン”、真夏にひんやり美味しい”アイスケーキ”…柿田さん曰く「ウチは旨いもんしか作っとらん!(ニヤリ)」そんなエルベランのお菓子が、本当に夫婦ともども大好きでした。帰国の折には、真っ先に駆け込みたいお店のひとつですね。

ちょっと日本のお店の話題が続きましたが、mkは元気です!ホームシックとかではないので、皆様どうぞご心配のないよう…。ホームシックの「ホー」くらいかな?(笑)

ストーンズひとりごと。

2009-01-18 | 本、映画、音楽
本日着のマイク越谷・ローリングストーンズメールマガジンによると…
神戸に、ストーンズフリークのバーがオープンするようです。
ストーンズ・フリークの、バーーーーー(泣)!!!

→「Ramblers Rockin'&Gallery Bar」HP

今年の2月、神戸は北野坂にオープンされるそうです。さっそくHPを拝見しましたが…
写真から感じられるお店の空気といい、そこに語られているコンセプトといい…
ファンにはたまらない雰囲気です。

「ロックのクールで上質なアートを肴に、かたむける一杯…」
ぬおー!こんなお店が、私が神戸にいた頃に出来てきてくれたら!(泣)

改めて申しますと、わたくしローリング・ストーンズ狂(教?)でございます。
その道40年以上の大先輩方もおられる中、まだまだひよこのような、この道15年。
ブログのタイトルも、わたくしの愛するキースがこの曲を演奏するたび、
亡くなったブライアン・ジョーンズを思い出すというあの名曲から拝借しております。

こちらでスコセッシ監督の「SHINE A LIGHT」公開の話をウンともスンとも聞かない今、
日本では全国各地でロングラン公開が続いているという話を聞きながら、
「日本って(ストーンズファンにとって)なんていい国なんや」と噛み締めているわたくし。

ちなみに2003年リックス・ツアーでの、シンガポール公演(38年ぶり)…
何とシンガポーリアンにはストーンズをご存知の方が殆どなく、
余りに盛り上がらなかった為に次回ツアーからは外された、と最近知りました。
ガーン!そりゃ、映画公開ないはずやわ…(泣)

それはさておき冒頭の「Ramblers」。
ストーンズマニアはもちろん、ファンでない方もぜひ…というHPの言葉に、
オーナーの方のお人柄が表れているようでそれもとても良いですね。
帰国したら、ぜひとも、必ず、絶対に、お訪ねしようと思います。
(神戸といえば、元町jamjamのマスターは、お元気にされているかな…。)

何だか急に日本が恋しくなってきた、mkのストーンズひとりごとでした。
「ストーンズのバーができた」という話題でこんなにも盛り上がってしまう自分がちょっとキモい。(笑)

旧正月のみかん。

2009-01-16 | シンガつれづれ
連れ合いが会社から、オレンジを2つもらってきました。
取引先からのギフトのお裾分けです。
小分け袋に「吉祥如意 財源廣進」と書かれています。

これ、実は旧正月の縁起物。

シンガポールでは旧正月、年始のご挨拶で親戚や友人を訪ねる際、
必ずマンダリンオレンジを2個持って行く、という風習があるそうです。
「柑」の字が「吉」に通じるとか、「金」に発音が似ているとか、
諸説あるようですが、いずれにしてもおめでたいもののよう。

近所のスーパーにも立派なマンダリンオレンジコーナーができていて、
オレンジ2つ用のキンキラ金色の籠なども売っています。

でもオレンジを必ず2つ持っていき、帰りに訪問先からも必ず2つ頂くので
買った数だけ手元に残る。何だかおもしろいですね。



近所のスーパー「Cold Storage」では、えらく派手…いや、おめでたそうなお盆をくれました。
周囲には干支のイラスト。ちなみに「亥年」は「豚年」。イラストもブタちゃんです。
亥、って日本独特らしいですよ。知らなかった… 

シンガポールは、いよいよ旧正月目前です。


(我が家の旧正月のシンボル、パイナップルちゃんと唐辛子ちゃん。)

P.S.
このところ、私の手違いで記事が上がったり下がったりしてしまっております。
皆様、非常に読みにくく感じておられるかも…すみません。(汗)

Singapore Zoo。

2009-01-13 | シンガつれづれ
年末に、シンガポール動物園に行きました。
都心から、車で30分ほど。
そこは、広大な湖のほとりの、鬱蒼とした緑の森にある動物たちの楽園。

 

1973年開園、「檻と柵のない動物園」として世界的に有名なこの動物園では、
250種、3000頭もの生き物が飼育されているそうですが、
本当に檻も柵もなく、動物たちと人間との間は水濠や植物で上手に区切られています。
(猛獣だけは近くで安全に観察できるように、一部にガラスの仕切りがあります)


こんな風に森を散策していると…
 

放し飼いにされているお猿さんたちに出会います。
これはタマリンちゃん。


あそこに、何かいるぞ?


フラミンゴたちだ~


優雅に休む雌ライオンたちとの間にも…


柵はありません。水濠と、植物で境界がつくられているだけ。
(雄は木陰でべへーーっとなって、見えません)


ホワイトタイガーも、まるでベンガルの森の中を歩いているようでしょう?


人間に観られているのではなく、トラのほうが人間を眺めています。
「ちっちゃい人らが大勢で、何してはるんやろ…」という感じ。


インド象は木材運びのショーでそのすごい力を見せてくれ、
また餌をやったり実際に象にのることもできます。

珍しい動物や鳥たち、爬虫類、本当にたくさんの動物たちが、
より故郷の自然に近い環境でのびのびと暮らす姿を観るのは、本当に感動的な体験です。

特に印象的だったのは、オランウータンたちの様子。


森の木の高い所を見上げると、あっちにもこっちにも
人間を見下ろしながらのーんびり暮らす彼らの姿が。わかりますか?

 

そして、餌の時間になり飼育員のお兄さんが呼ぶと…

みんな、高い木の上からもそもそと降りてきます。賢いなあ…


ココナッツジュースを飲んだり…


マンゴスチンを分けっこしたり。


この後、人間達の写真撮影にお付き合いしてくれます。
「やれやれ…」と思っているんだろうな(笑)

彼らのほのぼのとした様子や可愛らしい仕草には本当に癒されますが、
このオランウータン達、皆さんもご存知のように…
人間が森を焼き払い、住むところも食べるものも失って、今まさに絶滅に瀕しています。
(世界で5000頭のみ。シンガ・ズーは繁殖に成功しており、25頭がいます。)

ボタニックガーデンもそうなのですが…
この動物園も、動物の生態を観察する楽しさだけでなく、豊かな自然環境を守ることが
人間にとっても動物たちにとってもどれだけ大切か、ということを教えてくれる気がします。

何よりこの動物園の素晴らしい環境のことをお伝えしたかったので、
個々の動物たちの写真は省いていますが、本当にたくさんの動物たちがいて、
さまざまなショーや餌やりタイムも充実しており、一日かけても時間が足りないくらいです。

動物たちに癒されたくて、何度も何度も行きたくなる場所。
シンガポールに来られる方は、ここのナイトサファリも有名ですが、
この動物園にもぜひ足を運んで頂きたいですね。
絶対に「きてよかった…」と感じられると思います。



それにしても…ネコ科の猛獣が好きなもので、写真が偏りましたね(笑)

タミル映画~”師匠”との出会い。

2009-01-12 | リトルインディア&インドなもの

(夜のスリ・ヴィラマカリアンマンは幻想的。リトルインディアのヒンドゥー寺院)

ある日リトルインディアの某場所で、好きなタミル映画のVCDを探していた私に、インド系の男性が話しかけてきました。

「君、もしかしてタミル語がわかるの?」
「いえ…わからないので、映画は字幕がないと見られないです」
「OH~!しゃがんで一生懸命探しているから、僕はてっきり分かるのかと~ワハハ(爆笑)!!」
(私はストック棚の一番下の段を、しゃがんで目を皿のようにしてVCDを探していた…)

それがきっかけで意気投合したインド系Mさんは、某公的機関勤務。笑顔の優しいおじさまです。今では夫婦ともども食事をしたり、お薦めタミル映画を教えて頂いたり…とすっかりお世話になっています。(見ておられないものはないのでは?というくらいタミル映画に精通されている…Bollyにも!)これが”タミル映画の師匠”との出会いです。

ヒンドゥーの神様が導いてくれた、不思議なご縁ですね。

ラジニカント礼賛。

2009-01-11 | リトルインディア&インドなもの
昨年はインド映画の面白さに、はまってしまった我々。
映画を観たり、本やネットで調べたり…

北インドのスタイリッシュなBolly(Bollywood)ムービー、
南インドの濃く熱いタミルムービーなどなど、
ひとくちにインド映画といっても異なる言語で作られた、
いくつもの異なる系統がある事なども少しずつ分かってきました。
またあくまで濃く、熱い(暑苦しい?)、歌と踊り満載のタミル映画が
実は非常に私の好みに合う事も。

誰もが知るタミル映画といえば…
日本の皆さんにも有名な「ムトゥ~踊るマハラジャ」。
その主演俳優といえば、Rajinikanth!
そして彼、”スーパースター”ラジニカーントの凄さ、かっこ良さに…
遅まきながら気づいてしまった私なのです。



これはタミル映画の師匠のイチオシ、「Baatsha」そして「Annamalai」。
(上側のカットがバシャ。リトルインディアには、お得な2本組がたくさんあります。)

ラジニ氏って、一見普通の中年のおじちゃんなのに…
映画を観ているうちにそのあまりに熱い演技、男くささの中に見せる優しさ、
決めのポーズの決まりぶりに…
だんだんものすごくハンサムな人に見えてくる!(笑)
ふんだんに組み込まれたダンスシーンでの、切れの良い動きもたまりません。

隣のお兄さん・お姉さん的な親しみやすさを持つ役者さんより、
近寄りがたいほどのオーラを放つような役者さんのほうが好みの私。
(映画やテレビでも、舞台でも、宝塚歌劇でも)

画面に現れ、ニヤリと笑っただけで目が釘付けになり、
また思わず「ヒューヒュー!」と叫んでしまいたくなる…
ラジニカーントのそのオーラは、まさしくスーパースター!
すっかり彼の魅力の虜にされております。

本当に、今まで気づかなかった事が、悔やまれます。
ここにいる間に、たくさんのラジニ映画を見たいですね。

ところで前述の”タミル映画の師匠”との出会いのお話。
これがとっても偶然の出会いだったのですが、そのお話しはまた次回に…

Ponyo。

2009-01-08 | 本、映画、音楽
『Ponyo on the Cliff by the Sea』。

と書かれると、まるで違う作品のようですが…
そう、『崖の上のポニョ』です!



日本では昨夏公開された『ポニョ』。
私の出国と公開時期が重なったため、観ること叶わず…
「DVD発売を待つしかないなあ」と思っていたこの作品ですが、
シンガポールでも公開されました。

嬉しかったです。
…と同時に、さまざまな事を思い出し、少しホロリとしました。

私が日本を離れる準備をしていたあの頃。
テレビ等からはいつも『ポニョ』の可愛らしい映像と、
あの微笑ましいテーマ音楽が流れていました。


(シネコンの入っている、CATHAYビル。)

想い出話はさておき、『ポニョ』です。

過去の宮崎駿さんの作品に見られる
(そしてそこが私が宮崎作品を愛する理由でもある…)
壮大なスケールや、人類普遍のテーマを観客に訴えかけ、心を揺さぶる
強いメッセージ性などを思うと…
どちらかというと、子供さん向けに、非常にわかりやすく作られた作品なのかな?
(魔法が使えたり、解けたり、海の女王様が現れたり…昔のヨーロッパの童話を
思わせるような…)という印象でした。

でも。
私の出かけた日、夜の回にも関わらず満員の入りだった『ポニョ』。
おおかたのお客さんはローカルさんで、英文&中文字幕での鑑賞。
けれど皆さん、ポニョの可愛らしさに感嘆の声をあげ、
無邪気な挿話に何度も爆笑し、心から楽しんでおられるようでした。
もちろん、私達も何度声をあげて笑い、どれだけ癒されたことでしょう。

大人も、子供も、そして国籍を問わず、世界中の人々が…

可愛く純粋なポニョとソウスケくんの物語に癒される。
楽しい挿話や、子供達の無邪気さに大笑いし、
また映像の、圧倒的な美しさに感動する。
(手描きセルだなんて!!)
そして生きとし生ける全てのものへの愛を、心に感じ、刻み込む。

そのような作品を作り上げ、こんなにも楽しい時間、心から癒されるひとときを、
人々に与えることのできる宮崎監督は、やはり「巨匠」なのだと思います。
お体には十分注意され、これからも素晴らしい作品を作り続けて頂きたいです。

ところで、過去の作品へのオマージュのようなシーン、
ご覧になった方は皆さん「ニヤリ」とされたでしょうね!
リサさんが「私は元気~」と歌っていたりね(笑)
コウイチさん遭難の箇所では、『紅の豚』の「飛行機の墓場」の場面が甦ってきました。

『ナウシカ』が好きなのですが、『紅の豚』も、大好きな私でした。

おわり