TIME IS ON MY SIDE

シンガポールは今日も暑いなあ。

MUTHU。

2008-10-31 | リトルインディア&インドなもの
体調を崩してしまい、しばらくお休みしておりましたが、ようやく復活しました!ご心配下さった皆様、ごめんなさい。皆様も、季節の変わり目くれぐれもご自愛下さい。



Deepavali Valthukkal!

さて、去る10月27日は「Deepavali」でした。ディーパヴァリとはヒンドゥー教徒にとり一年で最も大切なお祭りで、光と暗黒(善と悪)が戦って光が勝利した事を祝うのだそうです。
 
ディーパヴァリの一ヶ月ほど前から、リトルインディア付近は美しくライトアップされお祭りムードでした。写真は10月半ばのものです。

そしてインドといえば、インド料理。

神戸は皆様ご存知、インド料理店の多い街。ゲイロード、ラジャ、デリーにシャンカル…と懐かしい名前がいくつも思い浮かびますが、私たちがこちらでよく足を運ぶのが「MUTHU'S CURRY」。

サンテックシティのお店に行く事が多いですが、連れ合いの同僚ムラさん(仮名・インド人)によると「MUTHU'Sなら、ぜひ一度リトルインディアの本店に行ってみて欲しいな~」とのこと。


↑行ってみました~!

MUTHU'Sのお料理、各種カリーも他のお料理も、後味さっぱり、洗練された味わい。サンテック店ももちろん美味しく、お店も新しくてお洒落ですが、タンドール系焼きものの焼き加減、ジューシーさ、ほんの僅かながら本店さんのほうが上回っていたような…気のせいか?写真はその折に頂いたお料理の一部。

 
噂の?タンドーリチキン。骨なしのチキンティッカのほうが食べやすくて○

 
これはカリーフィッシュ。有名な看板メニュー・フィッシュヘッドカリーは、食べきれないので

 
日本にいた頃からの好物、ほうれん草とチーズのカリー(Palak Paneer)。
チーズがゴロゴロ入ってます。

そしてMUTHU'Sのビリヤニライスが、私はとても好き。カリーをつけても勿論美味ですが、何もつけずにそのまま頂くのもまた良し。ふわふわに炊き込まれたインディカ米には野菜やナッツ、スパイスの風味がしみ込んで、深いやさしい味わい。


↑これはサンテック店で。黄色いごはん、Briyaniはいくら食べても飽きません。

最近、周りのインド人の方の真似をして右手でお料理を混ぜ合わせ、こねて口に運んでみたりもします。気分的なものですが、インド料理の「豊穣」をより深く味わえる気が…でも慣れないのでポロポロこぼすため、いつも途中で挫折します。

インド系シンガポール人だけでなく出稼ぎのインド人やバングラデシュ人の方も集うリトルインディア独特の喧騒、街の雰囲気が楽しい。最近はTVもインド系の人向けの、タミル語放送ばかりつけている私たち(笑)

MUTHU'S CURRYのホームページ  (←洗練された、お洒落なHP。音が出ますのでご注意。優雅なBGMが素敵です)

マライヤン。

2008-10-21 | シンガつれづれ
皆さんお久しぶりです!お元気でいらっしゃいますか?
日本から妹が遊びに来てくれていたので、少し更新をお休みしておりました。

さて、いつも世界中の観光客の方でいっぱいの、マーライオン。先日そのマーライオンパークに久々に出かけたところ、時間の関係?メンテナンスか?いつもお口から豪快に吹き出しているはずの水が出ていない??



以前に旅行で訪れた時には、マーライオンが檻の中にいて見られなかった妹。(修理の為、柵で囲われカバーがかけられていた)今度は水が止まってしまっているなんて~!

あまりにかわいそうなので(泣)日を改めて再び出かけてみました。
今度は夜ですが、妹もようやく「正しいマーライオン」に出会えました!



↓マーライオンパークから、マリーナ方面をのぞむ。



余談ですが、この日の往路、タクシーの運転手さんに「マーライオンパークまで」と伝えた所…

「どこですって?」
「マーライオンパークですよ。」
「マーライオンパークって、何ですか…?」
「フラトンホテルの道向かいの、あのマーライオン。」
「フラトンの向かいですか?はあ…。」

やや腑に落ちない様子で、彼は客の言う謎の「フラトンの向かい側」に向け走り出した。こちらも「なぜこの(タクシーの)運転手さん(ともあろうお方)が、マーライオンパークを知らないのか?」と腑に落ちない。

車がフラトン方向を指し走り出して2分ほど経った頃、突然運転手さんが「おー!マライヤンね!?ごめんごめん!わかったよ~!」
その晴々とした笑顔と言ったら…運転手さん、私達がどこへ行きたいと言っているのか、一生懸命考えてくれていたのね(泣)

要するに、私達の英語が通じていなかったのです(笑)時間の都合で少々焦っていた為、最初に通じなかった時点でシングリッシュ(RとKが抜けるシンガポールなまり)風に発音してみる、という事を忘れていた!

運転手さんはもちろんマーライオンパークの最寄りに颯爽と乗りつけてくれ、私達は手を振って別れました。これが「マライヤン」事件?の顛末です。

ドラゴンフルーツ。

2008-10-10 | ローカルごはん
こちらは10月から雨季。雨が増え、若干涼しくなると聞いていましたが…全くもって、涼しくありませ~ん!暑いです!

朝8時には射してくる、強い陽射し。
金色かオレンジ色の、光の線が見えるんではないか?と思うほどです。

おかげで昨日は洗濯物を干していただけで、軽い熱射病?ふらふらしてベッドに倒れ込んでしまいました。(苦笑)

暑さのグチはさておいて(笑)



ドラゴンフルーツとの初めての出会いは沖縄です。鮮やかすぎるショッキングピンクの実の中に、みずみずしい果実。その爽やかな甘さの実をスプーンですくってモリモリ頂くと、繊維が豊富なのか、つぶつぶの種のせいか、体もすっきり。ご存知の方も多いかと思います。

南国沖縄では気軽に頂けるドラゴンフルーツも、本土ではなかなか手に入りません。(泣)ですので、沖縄に行くと必ず、それを取り返すかのようにたくさん食べていました。

このドラゴンフルーツが、有難いことに近所のスーパーにも果物屋さんにもいつも並んでいます。(こないだ買ったのは、ヴェトナム産と書かれていました。)

しかしこの、まるで本当の龍のウロコのような、ものすごい色の実を一番最初にもいで、食べてみようとおもった人は偉いですね…

果物といえば先日、日系デパートで二十世紀梨を見つけて、思わず買ってしまいました。鳥取県の名産・二十世紀梨。この独特のみずみずしさ、他の梨ではちょっと味わえない気がしますね。

薄いきみどり色の実。少しナイフを入れただけでしたたり落ちた果汁、そしてこのシャキシャキとした食感に、少しだけ日本の秋を感じる事ができました。

真夏の梨って、不思議な感じですけれどね。

ロティ・プラタ。

2008-10-08 | ローカルごはん
インド風朝ごはんの定番「ロティ・プラタ」。

注文すると、インド系のマッチョなお兄さんが器用な手つきで生地を回し広げ(ピザ職人のよう)、好みの具を入れてその場で焼いてくれます。具はチーズや玉ねぎ、卵、マッシュルーム。サービスでカリースープがつきます。私は何も入れないシンプルなプレーンが好きです。



見た目は「いかの入っていない、阪神百貨店のいか焼き」風ですが、これがもちもちもちもちしてとても美味しい。カリースープ(結構HOT)をつけると、風味が変わってまた美味しい。

そのままでも、カリーをつけても、濃く煮出したアツアツの練乳入りミルクティー「テー・タリ」が良く合います。(普段なら甘すぎるのに、とても美味しく感じます)

そしてこのロティ・プラタ、ものすごくお腹もちが良い。
初めて頂いた時はランチタイムでしたが、2枚頂いたらその後ちっともお腹が空かず、夕食が食べられなくてびっくりしました(笑)

ローカルさんが朝ごはんに召し上がる、というのも納得ですね。バナナを入れたりお砂糖をかけて、おやつにもされるとか。

南インドからの移民により伝えられ、シンガポールやマレーシアの定番ごはんとなったというロティ・プラタ。インド系の方も、中華系の方も、私達のような外国人も、みんな仲良くロティ・プラタ。その風景も、すごく良いです。

それにしても食いしん坊日記の割合が、少しずつ高くなっていますね(笑)

究極の美肌スイーツ?

2008-10-07 | ローカルごはん
噂の「雪蛤」=ハシマを、とうとう頂いてしまった!

ツバメの巣と並ぶ、究極の健康・美肌食材と言われ、ミネラルと良質のたんぱく質をたくさん含むという、ハシマ。前からとても気になっていました。

私が頂いたハシマは、ココナッツプリン仕立て。蒸したてアツアツのクリーミイなココナッツプリンに、ぷるるんとした透明のハシマがたっぷり入っています。いかにも、お肌に良さそう?



食べてみたい!と思われた方に、実はまだお伝えしていない事が…

このハシマ、氷雪に覆われた高山に住む、カエルの卵巣から取る物質なのだそうです。…カ、カエル?(汗)でもこちらではとてもメジャーなスイーツのようです。ハシマ自体には殆ど味がなく、そのぷるるんとした食感を楽しむ感じ。

これで、明日はお肌ピカピカ!気分は中国のお姫様?でも…美味しいのですが、殆どあるかなきかというようなレベルのほんの僅かの生臭みによって、植物性のものではない何かが入っている感がリアルに感じられ、何だか妙に落ちつかない感じでした。気分的なものですけれどね。



ちなみにこちらは「亀苓膏」=グイリンコウ。亀ゼリーとも呼ばれますが、だからと言ってこちらは亀が入っている訳ではなく、仙草という薬草を煮詰めたエキスからできているそうです。

蜂蜜をたっぷりかけて頂きましたが、ゼリーのいかにも体に良さそうな、独特の苦味と蜂蜜の甘さの組み合わせがクセになります。こちらは、喉の渇きや体のほてりを抑え、便秘にも効果があるそう。

シンガポールの美肌スイーツ、奥が深いですね…
美味しく頂いて、美肌に効果ありだなんて、最高の気分♪
…と言うよりは、衝撃のお味が続いてまだ少し呆然としており、詳しい感想の書けないmkでした…

導かれていると思うとき。

2008-10-03 | シンガつれづれ
…が、私には、ときどきあります。
意識していないのに、これでもか、これでもかと周囲にそのキーワードが現れて「これは導かれている?」と感じるとき。そんな時は、そのまま流れに従うことにしています。

先日、ある会食の席で同席した方が「私は、五木寛之が好きでね。」と言われました。人となりは知っていても、作品はまだ読んだことがない、と話すとその方はお好きな作品をいくつか挙げて下さり、お好きな理由も聞かせて下さった。

「ふむふむ…」と思っていた私。翌日、普段は殆ど見ないNHKの海外向け放送を、たまたまつけたその時に、ちょうど五木寛之さんが出ておられて、いまの心境などをじっくり語られていました。

「風がないのにヨットを動かそうと無理やり頑張っても、動きはしない。いつか必ず風が吹く、その時にきちんと対応できるように、流れに逆らわずにただただしっかりと準備を整えていればいい。」

番組の中で話されていた、その「流れにまかせよう、ただ風に吹かれよう」という言葉は、私自身の、今の物事に対する基本的な考え方にピタリとあてはまったので、思わず見入ってしまいました。

それでも「いやいや、まだまだ。」と思っていた私。

たまたま連れ合いが持って帰ってきた雑誌を読んでみると、またもや五木さん登場で観念しました(笑)「親鸞」の新聞連載を始められた所なので、話題の多くなる時期というのはあるかもしれませんが…(汗)

とにかく、そうやってもっともらしく理由をこじつけて?(笑)明日は紀伊国屋書店に行ってこようと思います。素敵な出会いがあるといいなあ。

(→オーチャードの高島屋の紀伊国屋…と書くと、一体どこの国の話をしているのか訳が分からなくなりますが、新刊書や雑誌もリアルタイムで置かれており、本の種類もとても充実。ありがたく利用させてもらっています)

幻の?福建炒飯。

2008-10-02 | ローカルごはん
かつて梅田・ウェスティン大阪の「故宮」で食事した折、その日のコースの最後のお料理として登場した「福建式炒飯」。

美しく卵のからんだ香ばしい黄金色の炒飯に、細かく刻まれた色とりどりの海の幸・山の幸のふんだんに入った美しいあんが、とろりとかけられたそれは…食材の各々がしっかり自己主張している、にも関わらずそれらの味がひとつにまとまって何ともいえない美味しさを作り出しているという、稀有な逸品。

それが私の「福建炒飯」との出会いです。以来すっかりファンになった私は、他のお店のものも試したくて、機会のあるごとに探していたのですが…

ないんですよね、福建料理を出すお店。(泣)中華では有名な神戸でも、福建料理をうたう所はほんの僅かである上、ようやく福建炒飯に出会えても、お味のほうは今ひとつだったりして…

ところがここシンガポールの、代表的なローカルフードが「フライド・ホッケン・ミー」(福建風焼きそば)。これはもしや…?と思ったら、あるのです。普通に、普通のレストランに、あの福建炒飯が!

それら普通のレストランで出されるものでも、十分に美味しい。繊細さ、といった面ではさすがにホテルを凌ぐ事はないけれど、何より私はこの福建炒飯が、思い立った時にいつでも気軽に頂けるという事に感激です。(泣)

中国系シンガポール人には、ご先祖がその昔福建省から渡ってきた”福建ルーツ”の方が多いそうです。だから福建式がメジャーなのか…納得です。という事は、日本には福建ルーツの中国人の方が少ないのかな?興味深いですね。



↑「CRYSTAL JADE KITCHEN」にも福建炒飯がありました。 エビや小柱、ローストポークにきのこや野菜…と、あんもとっても具沢山。(ここは市内各所に支店があり、手頃な価格で気軽に中華料理が頂ける、ローカルさんにも人気のお店。数十種類もあるお粥も、おもしろいです。)

この日は店員さんに「グレーヴィソースかかってますが、いいですか」と確認されました。もしかしたら出てきた料理を見て「炒飯頼んだのに、何であんかけやねん!」となる外国人(というか日本人?)がおられるのかも…

知らずに頼まれた方にも、美味しい料理なのでぜひ味わって頂きたいなあと思います。

Selamat Hari Raya!

2008-10-01 | シンガつれづれ
            

今日はHari Raya Puasaの祝日です。Hari Rayaのイルミネーションが美しいと聞き、昨夜はマレー系の方の多く住む、ゲイラン・セライ周辺に出かけてみましたが…もの凄い数の、人・人・人!

まるで、日本の大晦日の京都・錦市場のようです。(東京でいうとアメ横かな?)歩いても前へ進めないほどの人出、そして賑やかさ。

それにしてもこれだけ圧倒的な数のマレー系の人々に囲まれると、ここはどこ?マレーシア?インドネシア?と不思議な感じがします。いかにも東南アジアという雰囲気に、ワクワクしてきます。(ゲイランロード界隈に行くと、さらにディープな雰囲気なのだそうですが…)

            
               (道路沿いにマーケットが延々とつづきます。)

所狭しと並んだたくさんの食べ物屋台に、焼き鳥、焼肉、揚げ物や各種お菓子…お肉をその場で焼き上げる、香ばしい匂いも辺り一帯に立ち込め、屋台のおっちゃんやお兄さんの「へい!らっしゃい!らっしゃい!」のかけ声が響き渡ります。

お花や美しいマレー衣装のお店もたくさんあって、ラマダンの明けたマレー系の人々が皆さん笑顔でお買い物されているのが印象的。

もちろんイスラム教の大晦日?の雰囲気を味わいにきた、私達のような異教徒・異民族も多数。食事をすませて来てしまったのが、非常に残念でした。このお祭りは、しばらくの間続くそうです。どこの国でも、どの文化のものでも、やっぱりお祭りって良いものですね。気分が浮き立ちます。

ゲイラン・セライマーケット、東南アジアな雰囲気を味わいに、また改めてゆっくり出かけてみたいですね。



(おまけ)
↑ウキウキしていたら、帰り道にものすごいスコールにあってしまいました(汗)