TIME IS ON MY SIDE

シンガポールは今日も暑いなあ。

「Asal」でアジット三昧。

2010-02-27 | リトルインディア&インドなもの
今週は仕事がやたらと忙しく、残業つづきで

先々週シンガポール・エアショーで大興奮したことや

仕事関係の旧正月の集いで、連日いただくハメになった
シンガおせちのお刺身サラダ・ユーシェンのことなども

ご紹介できないうちに2月も終わり。

これだけは書いておこう、
つに公開・アジットクマールの最新作「Asal」。

先週末、例の昭和なタミル専門映画館にみにいってきた。



うおおおお!アジットが

彼の映画を劇場でみるの、2年越しの夢でしたのでね・・

「Asal」は組織のドンの跡目争いの物語。後継者本命であるため
追い落としをかけられる、クールでタフなドンの息子シヴァと
ドンの2役をアジットが演じている。

例によって観客は全員タミル人&字幕なしだ(笑)

・・・が、サントラ購入時点での予想があたってしまった。



あんまりおもしろくなかった。(号泣)

物語の展開に、特別な緊張感も意外性もエモーショナルな
要素もあまりなく・・・

メインの舞台はパリなので、当然タミルの土の濃い匂いはなく、
といって特にスタイリッシュな映像ということもなく

アジットの十八番・鳥肌が立つほどの熱い芝居を堪能できる
場面もない。途中から「コレはアジットのファンが、彼の動く
姿を楽しむための映画なのだ」と割り切ることに。

わたしはアジットファンなので、それはそれで非常に幸せな
気持ちでみることができましたが


しっかしなー・・・どうしたよアジットぉぉーーー!!!

最近の2作品をみるに、彼の役者としての凄まじさが
徐々に失われていってる気がしてならないんですが

考えてみるとコレ、お嬢ちゃんの誕生と時期が重なってる。

今年になり「Ultimate Star」の名称を今後は使わないで、
という声明があったし

共演のサミーラによると、ロケ先での休憩時間はずっとPCに
向かって娘とのやり取りに夢中だったって・・

ああ、仕事よりも家庭、な人になってしまったのかあなたは・・

いえ、いいんです。彼がそれで幸せなら、わたしにもそれが
いちばん幸せなことなのですわ。

・・・・・・。でも。

うえ~ん(泣)

フィッシュヘッド・カリー。

2010-02-20 | リトルインディア&インドなもの
シンガポールの名物ローカルフード「フィッシュヘッドカリー」

リトルインディア・レースコースロードには
フィッシュヘッドカリーの有名店がたくさんあるけど

量が多いので、コレ+ゴハンだけ=満腹(泣)となるのを
おそれて敬遠し・・2年近くもこの国にいるのに未経験。

しかし先日、初・フィッシュヘッドカリー。

仲間うちの集まりでMUTHU'S CURRYにいった折、
この人数(4人)ならいけるやん!とオーダーしたら

ど・どーーーーん。



20センチ以上はありそうな魚の頭、というか上半身か?

スコーンと頭をつきぬけるような酸味のある鋭い辛さ。

辛っ!ヒーー!でもウマッ!もうひと口!やっぱり辛っ!!
がエンドレスでつづく・・・ごはんがすすむ・・・

このお料理、ご本家インドには存在しないそうな。

その昔インドから渡ってきたタミル人たちが、中華系移民が
魚の頭をたべるのをみて「おお!」とカリーで試してみた

それがはじまり、となにかに書いてあった。
いかにもシンガらしい、クロスカルチャーな食べ物なのですね。

お魚といえば、いちばんおいしいのは頭のところ。
魚好き日本人が、心を揺さぶられるお料理・・・

も、お国がかわればこんなにかわるか!!しかしおいしい!!

そしてときどき「痛っっ!!(泣)」
小骨や、処理しきれず残ってたウロコとの格闘も、また楽し・・・

Good Day !!

2010-02-18 | リトルインディア&インドなもの
最近はまっている「Good Day」クッキー。

一見、何のヘンテツもないフツーのクッキー。
・・・にみえますが、実はこれにはすごい秘密が。

何をかくそうこのクッキー・・・



インド製なのでございます。
(インドはコルコタ州・ブリタニア社製)

・・・・・・。

「だから?」というみなさまの声が聞こえてきそうですが

インドのクッキー・・って、激甘なんじゃあ・・?
とか、何となくポソポソしていそうだ・・・という

わたしの根拠のない(というかあるような気もするが
偏見はみごとにくつがえされた。

インド人同僚がおやつに食べているのを横取りした
のがきっかけで、出会ったこの「GoodDay」クッキー・・・

ちょっとしたブランドのクッキーにも、勝るとも劣らぬ
おいしさ・香ばしさなのですよ。

ミルクの香りたっぷり、歯ざわりサックサク。
とくにオレンジ色の「カシューナッツ味」は秀逸!!

ぜひお茶のおともに、シンガポールの旅のお土産に、
おすすめしたいこのクッキー

ムスタファセンター2階に山積みになってまーす。
1個、1Sドルちょい。うふふ。

焼きパイン。

2010-02-16 | ローカルごはん
連休中、ローカル同僚・おすすめのシュラスコのお店にいってみた。

セントーサ島を対岸にのぞむ、ショッピングコンプレックス・VivoCity。

普段リトルインディアばっかりいってるわたしには、
あまり縁のない(笑)おしゃれ・スポット。



セントーサの、プレオープン中のユニバーサルスタジオがみえている。

ちなみにセントーサ・リゾートワールドでは先日、
公設カジノがオープンして話題沸騰中です。

シンガポールの進化のはやさには、ついていけません。(笑)

さて、シュラスコのお店。

で、登場した焼きパイン。



パイン・・・を焼く??

「パイナップルを焼く」

村上春樹の短編「納屋を焼く」をおもわせるシュールさですが

ブラジリアンなオッチャンが「るるる~♪」と鼻歌まじりの
ラテンなノリで、串から切り分けてくれた焼きパイン

このいい感じに焼き色のついたパイナップルがですね・・

生パインよりもさらに甘味が濃厚でジューシーで・・

今おもいだしても・・・ジュルッ

衝撃の出会いです。焼きパインて、こんなにおいしかったのね・・

BBQの折にでも、一度やってみたい。自家製焼きパイン。

CNY。

2010-02-16 | シンガつれづれ


みなさま新年あけましておめでとうございます。

インドから、一気に中華です。

シンガはきょうまでの4日間が、旧正月のパブリックホリデー。

先週など、周囲の中華系シンガポーリアンたちは
お正月気分にウキウキ→仕事もやる気なしなしで(笑)



旧正月の縁起物は、何といってもみかん(2個セット)。
先週は、取引先さんから届く進物のおすそわけで

毎日のようにみかんセットをいただいてました。

家がみかんだらけじゃ・・・

14日の元旦当日は、知り合いの中華系のお宅の
パーティに伺ってたんですが

やっぱり帰りに、みかんもらいました・・・(笑)



みかんと一緒に、クエバンキッもいただいた。
これも旧正月・定番、サクサクのココナッツクッキー。

ハート型がかわいかったので、パチリ。

タイプーサムの少女。

2010-02-15 | リトルインディア&インドなもの


家族がカバディのセットにかかりきりになっているその横で

退屈したのか、石ころをけって遊んでいた女の子。

小さいけど、耳にはピアス、腕にはバングル、
髪にはジャスミン、の盛装。

インド系女性のオシャレさ、卓越した色彩感覚には
いつも目を奪われっぱなしですが

この子も浅黒い肌、まつ毛びっしりの大きな瞳に
オレンジのお衣装がめちゃめちゃ似合っていました。

あまりにかわいくて、思わず1枚。

今年のタイプーサム。

2010-02-15 | リトルインディア&インドなもの
旧正月のお休みに入り(元旦は昨日)ようやくPCに向かえています。

開催から2週間もたち、今さらの感は否めませぬが(汗)
南インドずきとしては、一応タイプーサムの模様もUPしておこうかなっと・・



昨年は沿道からながめただけでしたが(昨年の様子はこちら
ことしは苦行の出発地、スリ・スルニバサペルマル寺院に出かけ

参加する人々が、孔雀のお神輿を体にセットする様子や
もろもろの儀式の様子などもじっくり見られたのが非常によかった。



お寺の広い敷地のすべてが、苦行の準備スペース。

お香がたちこめ、ずらりと孔雀の羽根をあしらった
カバディが並べられている中で

自分のかつぐカバディに祈りをささげている人
全身に針や串を打たれているまっ最中の人



串をさす痛みから気がまぎれるようにと
修行者の耳元で大声で祈りの言葉を叫ぶ家族や友人たち

気持ちを高揚させるために、周囲で炸裂するのは
南インド・バンドの激しいビート。



あっっ!!!

串ですな・・・(汗)

このタイプーサムで、串や針を体に打つときは
トランス状態にあり痛みを感じない、といわれますが

KLのタイプーサムでは実際、参加者の意識が別の世界に
いっちゃってるような妖しい雰囲気もあるそうですが

シンガポールの参加者のみなさんはどうみても
素面なんですよね・・(汗)

道中を練り歩くうちに、ハイになって踊り狂う人などは
ときどきいてはりますけど

明らかに開始時はどなたも素の状態。
道中も素の状態。冷静沈着。ひたすら我慢。忍耐。

ちなみに串のセット(?)時ですが

年季のはいったお父さんなどはさすがに余裕の表情。
でも若い人には思わず「痛っ(泣)」という表情が出ちゃう人も・・

余裕のお父さんが、やたらと男らしくかっこよくみえました。

肌で感じる、異文化です。
何度見ても、激しさの中に神々しさを感じる渋いお祭りです。