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熊本電気鉄道 6000系電車

2009-05-04 11:57:06 | 電車図鑑・ローカル私鉄&第三セクター
老朽化した旧型車両の置き換えのため、都営地下鉄三田線で運用されていた
6000形電車を譲り受けたものである。
平成7年~13年にかけて先頭車のみの2両編成×5本=10両が登場した。

全車熊本電鉄に入る前に西鉄筑紫工場で改造を実施している。
主な改造点は架線電圧600Vに対応するための機器の取り替え、ワンマン運転対応化(車内への整理券発券機、運賃表、運賃箱設置。ドア付近への入口案内用LED設置など)、
冷房装置の取り付け(最初の2本のみ)などである。
なお、ワンマン機器取り付けによって外観上は残されている正面貫通扉は
事実上、封印されている。

車番の変更はなく、末尾1の車両が御代志側、8の車両が藤崎宮前側である。
平成11年より編成によって塗装を一部変更したほか、正面下部に排障器を設置した。
また、平成13年にATSを設置したため、車番にAが追加されている。

各編成ごとの違いは以下の通りである。

第1編成(6101A+6108A)
最初に投入された編成。昭和43年製。都営時代は冷房が無かったため、入線に際し、
冷房化が行われた。
当初は外観に変更は無かったが、現在は正面と側面の帯が赤帯になっている。
ちなみに、偶然ではあるが6000系が三田線でデビューした際も赤帯であった。

第2編成(6111A+6118A)
昭和43年製で平成8年入線。第1編成と同じグループで冷房化改造を受けている。
スカートを設置した以外、外観に変化の無い唯一の編成。

第3編成(6211A+6218A)
昭和47年製で平成11年に入線。都営時代に冷房化済み(以降の編成も同じ)。
帯色は青のままだが、運転席周りを黄色く塗って警戒色としている。

第4編成(6221A+6228A)
同じく昭和47年製で平成12年入線。6211A編成と同じ塗装だが、運転席周りの
黄帯の幅が広い。

第5編成(6231A+6238A)
同じく昭和47年製で平成13年入線。第4編成に準じた塗装だが、青帯が
正面貫通扉にも巻かれている。タイトル写真参照。

現在は御代志~藤崎宮前間で、熊本電気鉄道の主力車両として運用されている。


赤帯の第1編成。冷房装置の形状が第3編成以降と異なる。


都営時代のままの姿を残す第2編成。この時は点検中であった。


窓周りに黄帯の入った第3編成。第4編成はタイトルの第5編成と
これの中間の塗り分け。


運転台。右端の貫通扉前にも機器が置かれているのがわかる。


車内。都営時代そのままの車内。


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