京成スカイアクセス線開業に伴い、羽田空港~成田空港間で運行される「アクセス特急」
向けに登場した車両である。
平成21年~平成22年にかけて8両編成×6本=48両が製造された。
製造を担当したメーカーは日本車輛である。
編成の組み方は成田空港側から以下の通り。
3050-1+3050-2+3050-3+3050-4+3050-5+3050-6+3050-7+3050-8
電動車はハイフン(-)以下1、2、4、5、7、8の6両で残りの2両(-3、-6)は
付随車である。
主要機器は両端の3両ずつに分散して配置しており、中央の2両(-4、-5)を抜いた
6連を組むことも可能である。
分類上は3000形の7次車なので「3000形50番台」となるが別形式として紹介される
ことが多い。
当ブログもこれに準拠し、別形式として紹介する。
なお、京成で3050形を名乗る車両は2代目である(初代は昭和34年に登場。
京成創立50周年の記念形式にして京成初の標準軌間車でクリームにオレンジの
いわゆる「赤電」カラーを採用した初の車両。後年は冷房化されたり、今は亡き、
千葉急行電鉄(→京成千原線)に貸し出されるなどしたが、平成8年に全車が
廃車された)。
車体は3000形に準じたオールステンレス製のものを採用した。
「アクセス特急」車であることを分かりやすくするため、外観デザインについては
一新された。
特に大きく変化したのはカラーリングで正面窓下と側面窓周りを青空をイメージした
ブルーのグラデーションとし、正面には赤、側面には色身を変えて航空機を
イメージしたイラストが入れられている。
偶然ではあるが、京成スカイアクセス線と線路を共用している北総鉄道が以前
所有していた「ゲンコツ電車」こと7000形電車と似たイメージとなった。
行き先表示は正面と側面にあり、いずれもフルカラー式LEDとなっている。
行き先表示については乗り間違い防止の為、行き先と経由路線を交互に表示している。
車内はオールロングシートで、-1、-8号車運転室側ドア後方に車椅子スペースを
備える。
座席のモケットについても本形式専用のブルーのものに航空機のイラストを
縫いこんだものとなった(優先席は赤系)。
ドアは両引き戸で片側3箇所配置である。
各ドア上部には京成の通勤型車両で初めての液晶画面式の旅客案内装置が設置された。
主制御装置はIGBT素子を使用したVVVFインバータ制御で従来の3000形から大きな
変更は無い。
ブレーキは回生ブレーキ併用電気指令式ブレーキで抑圧(耐雪)ブレーキと
保安ブレーキのほか、スカイアクセス線及び京急線での120km/h走行に対応するため、
増圧ブレーキを有している。
台車は軸箱支持をモノリンク式としたダイレクトマウント式空気バネ台車である。
モーターの駆動方式は3000形では3001編成と偶数編成がWN駆動方式、3003編成以降の
奇数編成がTDカルダン駆動方式となっていたが、本形式では全編成がWN駆動方式
である。
エアコンプレッサーは同時期に製造されたAE形と同じ新型のものとなったほか、
走行性能に余裕を持たせるため、設計最高速度を120km/hから130km/hに
向上させている。
運転台はT字型ワンハンドルマスコンでスカイアクセス線、アクセス特急用の
英語放送機能付き自動放送装置が追加された以外は基本的に3000形と同じある。
京成スカイアクセス線開業と共に営業運転を開始し、全6本のうち4本が
アクセス特急運用に就いている。
ほぼ同列車専従であるが、3700形の一部を改造してアクセス特急対応としたことから、
京成本線系統の列車に使用されることも少なくない。
京急側では羽田空港方面への運用が主であるが、臨時ダイヤで神奈川新町まで
乗り入れたほか、東日本大震災翌日には同線側に取り残された編成が1往復だけだが、
品川~三崎口間で特急に使用された事もある(京急本線品川~泉岳寺間が運休した
ため)。
○車内。旅客案内装置は1画面だけ。
○航空機のイラストが入れられた車体側面と座席モケット。
「この車両が来ればスカイアクセス線経由」というのを示すものだが、
京成本線経由の運用も無いわけではない。
向けに登場した車両である。
平成21年~平成22年にかけて8両編成×6本=48両が製造された。
製造を担当したメーカーは日本車輛である。
編成の組み方は成田空港側から以下の通り。
3050-1+3050-2+3050-3+3050-4+3050-5+3050-6+3050-7+3050-8
電動車はハイフン(-)以下1、2、4、5、7、8の6両で残りの2両(-3、-6)は
付随車である。
主要機器は両端の3両ずつに分散して配置しており、中央の2両(-4、-5)を抜いた
6連を組むことも可能である。
分類上は3000形の7次車なので「3000形50番台」となるが別形式として紹介される
ことが多い。
当ブログもこれに準拠し、別形式として紹介する。
なお、京成で3050形を名乗る車両は2代目である(初代は昭和34年に登場。
京成創立50周年の記念形式にして京成初の標準軌間車でクリームにオレンジの
いわゆる「赤電」カラーを採用した初の車両。後年は冷房化されたり、今は亡き、
千葉急行電鉄(→京成千原線)に貸し出されるなどしたが、平成8年に全車が
廃車された)。
車体は3000形に準じたオールステンレス製のものを採用した。
「アクセス特急」車であることを分かりやすくするため、外観デザインについては
一新された。
特に大きく変化したのはカラーリングで正面窓下と側面窓周りを青空をイメージした
ブルーのグラデーションとし、正面には赤、側面には色身を変えて航空機を
イメージしたイラストが入れられている。
偶然ではあるが、京成スカイアクセス線と線路を共用している北総鉄道が以前
所有していた「ゲンコツ電車」こと7000形電車と似たイメージとなった。
行き先表示は正面と側面にあり、いずれもフルカラー式LEDとなっている。
行き先表示については乗り間違い防止の為、行き先と経由路線を交互に表示している。
車内はオールロングシートで、-1、-8号車運転室側ドア後方に車椅子スペースを
備える。
座席のモケットについても本形式専用のブルーのものに航空機のイラストを
縫いこんだものとなった(優先席は赤系)。
ドアは両引き戸で片側3箇所配置である。
各ドア上部には京成の通勤型車両で初めての液晶画面式の旅客案内装置が設置された。
主制御装置はIGBT素子を使用したVVVFインバータ制御で従来の3000形から大きな
変更は無い。
ブレーキは回生ブレーキ併用電気指令式ブレーキで抑圧(耐雪)ブレーキと
保安ブレーキのほか、スカイアクセス線及び京急線での120km/h走行に対応するため、
増圧ブレーキを有している。
台車は軸箱支持をモノリンク式としたダイレクトマウント式空気バネ台車である。
モーターの駆動方式は3000形では3001編成と偶数編成がWN駆動方式、3003編成以降の
奇数編成がTDカルダン駆動方式となっていたが、本形式では全編成がWN駆動方式
である。
エアコンプレッサーは同時期に製造されたAE形と同じ新型のものとなったほか、
走行性能に余裕を持たせるため、設計最高速度を120km/hから130km/hに
向上させている。
運転台はT字型ワンハンドルマスコンでスカイアクセス線、アクセス特急用の
英語放送機能付き自動放送装置が追加された以外は基本的に3000形と同じある。
京成スカイアクセス線開業と共に営業運転を開始し、全6本のうち4本が
アクセス特急運用に就いている。
ほぼ同列車専従であるが、3700形の一部を改造してアクセス特急対応としたことから、
京成本線系統の列車に使用されることも少なくない。
京急側では羽田空港方面への運用が主であるが、臨時ダイヤで神奈川新町まで
乗り入れたほか、東日本大震災翌日には同線側に取り残された編成が1往復だけだが、
品川~三崎口間で特急に使用された事もある(京急本線品川~泉岳寺間が運休した
ため)。
○車内。旅客案内装置は1画面だけ。
○航空機のイラストが入れられた車体側面と座席モケット。
「この車両が来ればスカイアクセス線経由」というのを示すものだが、
京成本線経由の運用も無いわけではない。