特急列車の運用見直しで2000系「ミュースカイ」以外の特急列車はすべて一般車を連結した
一部特別車に変更することとなり、全車特別車で組成される1000系「パノラマSuper」が
余剰廃車となることになった。
本形式は廃車となった1000系電車の機器を流用して車体を新造し、通勤用電車としたものである。
平成19年~21年にかけて4両編成×14本=56両が製作された。
製造を担当したのは日本車両である。
編成の組み方は以下の通り。
ク5000形+モ5050形+モ5150形+ク5100形
主制御装置はモ5050形に、補助電源装置及びエアコンプレッサはク5000形とモ5150形に搭載されている。
集電装置はモ5050形とモ5150形双方に搭載されている。
車体は日車式ブロック工法を用いた無塗装ステンレス製で先頭部分のみ鋼鉄製となっている。
先頭形状は1200系「パノラマSuper」一般車をベースとしつつ
将来左側に寄せて貫通扉を設けられるような構造となっている。
塗装は側面にスカーレットの帯が入る。
行先表示機は正面および側面とも名鉄で初めてフルカラーLEDを採用し、同社で多く採用されていた
オーロラビジョンよりも視認性が向上している。
車内はバケット式のオールロングシートで近年の他都市の通勤型車両同様スタンションポールが
設けられている。
ドアは片側3か所両引き戸で側面窓は一部固定の一段下降窓で連結部は上部が内側に折れて開く
ものを採用している。
名鉄では連結や分割を多く行う関係で号車番号表示をLEDとしている。
旅客案内装置はLEDスクロール式で各車両3か所のドア上部に設けられている。
主制御装置は界磁チョッパ制御でブレーキは回生ブレーキ併用電磁直通ブレーキである。
モーターの駆動方式は中空軸平行カルダン方式でこれらの機器は1000系電車からの流用品である。
また、モーターが直流モーターであり、整流子やブラシの点検が必要であるため、点検蓋を
客室に設けており、日車ブロック工法を採用した車両として唯一の直流モーター
装備車となっている(平成22年現在)。
運転台は種車のものをそのまま転用したツーハンドル式である。
台車も機器を提供した車両のものを流用しており、ボルスタ付ダイレクトマウント式空気ばね台車、
およびボルスタレス式空気ばね台車である。
乗車定員の大幅な増加に伴い、一部の台車ではブレーキの強化改造を行っている。
集電装置はひし形パンタグラフでこれも種車そのままの流用品である。
なお機器を提供した編成と現在の編成の番号対比は以下の通りである。
5001F:1008F 5002F:1005F 5003F:1003F 5004F:1009F 5005F:1006F
5006F:1002F 5007F:1004F 5008F:1004F 5009F:1010F 5010F:1017F
5011F:1018F 5012F:1019F 5013F:1020F 5014F:1021F
提供した車両と編成番号が一致していないのは1000系自体製造時期が長期に亘ったため、
機器の違いがある関係である程度機器の仕様が近い編成でまとめたためである。
運用は名古屋本線、犬山線などの主要幹線と一部の支線で急行から普通まで幅広く運用されている。
走行性能自体は1000系時代から変わっておらず特急ダイヤでも当然運用可能であり、
ダイヤ乱れの際などには代走することもある(ただし客室設備の関係から滅多にその機会は来ない)。
一部特別車に変更することとなり、全車特別車で組成される1000系「パノラマSuper」が
余剰廃車となることになった。
本形式は廃車となった1000系電車の機器を流用して車体を新造し、通勤用電車としたものである。
平成19年~21年にかけて4両編成×14本=56両が製作された。
製造を担当したのは日本車両である。
編成の組み方は以下の通り。
ク5000形+モ5050形+モ5150形+ク5100形
主制御装置はモ5050形に、補助電源装置及びエアコンプレッサはク5000形とモ5150形に搭載されている。
集電装置はモ5050形とモ5150形双方に搭載されている。
車体は日車式ブロック工法を用いた無塗装ステンレス製で先頭部分のみ鋼鉄製となっている。
先頭形状は1200系「パノラマSuper」一般車をベースとしつつ
将来左側に寄せて貫通扉を設けられるような構造となっている。
塗装は側面にスカーレットの帯が入る。
行先表示機は正面および側面とも名鉄で初めてフルカラーLEDを採用し、同社で多く採用されていた
オーロラビジョンよりも視認性が向上している。
車内はバケット式のオールロングシートで近年の他都市の通勤型車両同様スタンションポールが
設けられている。
ドアは片側3か所両引き戸で側面窓は一部固定の一段下降窓で連結部は上部が内側に折れて開く
ものを採用している。
名鉄では連結や分割を多く行う関係で号車番号表示をLEDとしている。
旅客案内装置はLEDスクロール式で各車両3か所のドア上部に設けられている。
主制御装置は界磁チョッパ制御でブレーキは回生ブレーキ併用電磁直通ブレーキである。
モーターの駆動方式は中空軸平行カルダン方式でこれらの機器は1000系電車からの流用品である。
また、モーターが直流モーターであり、整流子やブラシの点検が必要であるため、点検蓋を
客室に設けており、日車ブロック工法を採用した車両として唯一の直流モーター
装備車となっている(平成22年現在)。
運転台は種車のものをそのまま転用したツーハンドル式である。
台車も機器を提供した車両のものを流用しており、ボルスタ付ダイレクトマウント式空気ばね台車、
およびボルスタレス式空気ばね台車である。
乗車定員の大幅な増加に伴い、一部の台車ではブレーキの強化改造を行っている。
集電装置はひし形パンタグラフでこれも種車そのままの流用品である。
なお機器を提供した編成と現在の編成の番号対比は以下の通りである。
5001F:1008F 5002F:1005F 5003F:1003F 5004F:1009F 5005F:1006F
5006F:1002F 5007F:1004F 5008F:1004F 5009F:1010F 5010F:1017F
5011F:1018F 5012F:1019F 5013F:1020F 5014F:1021F
提供した車両と編成番号が一致していないのは1000系自体製造時期が長期に亘ったため、
機器の違いがある関係である程度機器の仕様が近い編成でまとめたためである。
運用は名古屋本線、犬山線などの主要幹線と一部の支線で急行から普通まで幅広く運用されている。
走行性能自体は1000系時代から変わっておらず特急ダイヤでも当然運用可能であり、
ダイヤ乱れの際などには代走することもある(ただし客室設備の関係から滅多にその機会は来ない)。